浮世絵学04/外題(百人一首乳母が繪説)2015酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]
ホーム > 浮世絵学04/外題(百人一首乳母が繪説)2015酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

浮世絵学04/外題(百人一首乳母が繪説)2015酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

◯北齋(ほくさゐ)最晩年、卍(まんじ)期(1834-1849)の作品である。

1835(天保6)刊「笠松峠・薊花恋芋車」(かさまつとうげあざみのはなこいのおぐるま)(合巻4巻、春水作、貞秀画)に巻末広告(永壽堂刊)がある。この頃、永壽堂(西村屋與八)から刊行され始めた。当初5点だけは、永壽堂(西村屋與八)、その後22点は榮樹堂(伊勢屋三次郎、堂号の同音のエイジュドウ)が引き継いだ。27枚が風俗画の人物絵として刊行された。大衆は引き続き、北齋に冨嶽三十六景の景色を期待していたが、百人一首姥が繪説は人物中心で、期待外れであった。このため、永壽堂は5点だけ刊行して、手を引いた。

◯歌留多(かるた)で馴染みのあるものであるが、外題は乳母かゑとき、姥かえときとなどあり、統一されていない。また図柄と歌留多の関係は、かなり難解である。このため、売れかったのであろう。全作品目録および図版を最初に作成したのは、故ピーター・モース氏である。版下絵、画稿、校合摺、売立図録類から丹念に選別して、全図版を整理した。

卍/百人一首乳母が絵説 全91点(校合摺、版下、佐藤章太郎の開板4点を含む)

*27点が刊行されたが、残り73点は未刊行。

*壬生忠岑は校合摺、権中納言匡房は画稿。

*1921卍/百人一首_佐藤章太郎開板 4点 1921佐藤章太郎が校合摺を発見し、開板した。

2015卍/百人一首乳母が絵説_未見分 9点 これらが発見されれば、全100点の図柄が判明する

何か御存知の方は御教示下さい。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678

 



コレクション

新着情報・新着コレクション

すべての投稿