浮世絵学01/落款(名人)_うきよえし他_1893関根只誠(1825-1893)/名人忌辰録 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]
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2016-07-01現在

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

名人忌辰録は、有り難い人名録であるが、残念なことに出典が書かれていない。

1 春章(1743-1792)

享年が67とされていたが、1835菅原洞齋(1772-1821)/画師姓名冠字鈔により、50歳であることが判明した。

旭朗井は、谷素外(1734-1823)の命名であり、春章が素外門下であったことも合点が行く。

歳旦帖に毎回、春章の俳諧が載せられている。酉爾(ゆうじ)と思うが、歳旦帖は未確認。

1835画師姓名冠字鈔は、全13冊、写本で伝わっている。(神谷勝広氏、発表)

国会図書館は、これらをデジタル公開して、新たな発見の一助に寄与して貰いたい。

2 歌麿(1750s−1806)の享年

歌麿の享年についても、53歳とあるが、出典はなく、五月三日の記述を享年と誤認した可能性がある。

このため、これまで歌麿の生年について、逆算して1753年としていたが、現在では生年を1750s後半とするのが妥当である。

俳諧の「少年」の語は十五歳以下と考えられるため、歌麿の生年を数年、後に引き下げる必要がある。

俊満(1757-1820)と同輩、また春潮(-1783-1821-)と合作しているので同年代と考えられる。

3 二代豊國(1777-1835)(59)前名、豊重

これまで三代豊國よりも若く考えられていたが、不自然である。

名人忌辰録の享年によれば、二代豊國(1777-1835)は三代豊國(1786-1864)よりも、年長であり、二代襲名も合点が行く。

しかし、この出典は書かれていない。

◯初代豊國(1769-1825)(57)

○二代豊國(1777-1835)(59)前名、豊重

○三代豊國(1786-1864)(79)前名、國貞

何か御気付きの点があれば、御教示ねがいたい。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678

 



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