浮世絵学13/中国古典文学_1050BC-770BC-256BC易経/伏犠、女媧、手に何を持っているか 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]
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2016-04-20現在

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

◯易経、周代に流行ったので周易。

易は八卦(はっか)、八つの陰陽を組み合わせ、卦を作る。

二進法で、2の8乗、つまり64通りの卦がある。

1050cBC 武王、殷を滅ぼし、鎬京(こうけい)(現・西安市郊外)[西周 1050cBC-770BC]

770BC 西戎が侵入、洛陽に遷都。[東周 770BC-256BC]

*鉄器使用が始まり、諸侯が分裂、春秋・戦国時代となる。

256BC 秦により滅ぼされる。

*司馬遷は、年表を作成し、841BC以降は記録に耐えうると。それ以前は、不可。

◯いま、史記をパラパラと捲って、見ています。これ以前、
書経(尚書)、易経(赤塚忠きよし/中国古典文学大系1)、そして春秋(竹内照夫/中国古典文学大系2)、

赤塚忠きよし先生の注は、項目によって本文の5-6倍の長さがあり、仮字(同音の漢字で正しい意味を特定)、断句(どこで区切るか、区切りによって、意味が異なってくる)、諸書の解釈について適当でない、誤りであると金文などを引用しながら、解説している。多くの金石文が発見され、誤謬が正される(三代吉金文存、善齋彜器図録など)ようになった。

91BC司馬遷(145cBC-86cBC)(60)/史記(野口定男/中国古典文学大系10.11.12)。

遷は太史令として、これ以前の殆どの史書の正誤を正確に取り入れて、竹簡の正副二簡で作成。

漆を塗った竹篦(へら)で篆書体で書きます。まだ紙が作られていません。

天地創成神話は、洪水、旱魃など自然災害に対する鎮魂、霊魂、巫祝を基としている。

これは、農耕を基盤としているため、東南西北(東西南北ではなく、太陽の回る方向)、中央の四方拝、そして
五行(木火土金水)思想が濃厚です。
日本の古事記、日本書紀などの編纂者も、中国の古典(神話を含む)から、暗示を受けています。

◯特に、書経(尚書)、易経は中国神話に関連します。
太陽神は御者の車に乗っている?
伏犠(ふっき)はの三皇の一人(三皇、五帝)。
蛇身人面、牛首虎尾。*蛇は脱皮するので、その生命力を仮託したか。
八卦(はっけ)を作り、民に婚姻制度、漁、牧畜(北方、西域)を教えたと。
農耕の起源か。するとペルセウス型神話。
剣は農耕機具の象徴。アンドロメダは人身供犠。
女媧(じょか)の兄とも夫とも。女媧も蛇身。
人類の創造主との伝承もある。

さて、画像の人物(神)は手に何を持っているのでしょうか。

IMG_20160321_0001
沂南(きなん)石墓(漢代画像磚セン) 180s-190s

◯伏犠は「差し金」のような規矩?  女媧はV字の「ぶん回し」(コンパス)

差し金は、表と裏があり、裏目(うらめ)では角目、丸目の目盛りが付いていて、曲線、円弧を描ける。

天地創造神話で、道具を持っているのは恐らく中国だけであろうか。

角目は1.41倍、丸目は3.14倍の目盛りが表示されている。

ミナレットなどイラン、トルコなどイスラム圏は円柱の建築物がある。

シルクロードでも、インドの舎利塔などは円柱、円錐の建築である。

中国の塔は、四角で、円形は多宝塔など特別な建築と考えられる。

IMG_20160321_0001 - バージョン 2 (1)

武梁祠(漢代画像磚セン、かわら) 151元嘉*元年(後漢)(南北朝劉宋の元嘉*と誤解しないように)

*南朝の宋、斉、梁の諸王朝で、445-509元嘉22-天監8までの65年間

手に持っている規矩? 差し金? これは何でしょうか。
もう一方の手にも、何か持っています。
御存知の方は御教示ねがいます。

蚩尤(しゆう)は洪水を起こす水神。

何か御存知の方は御教示ねがいます。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678



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