浮世絵学01/落款(北溪)ほっけい_北溪/総目録 2017-01-24現在 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]
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◯2017-01-24現在

更に北溪/総目録を増補訂正して965項目になった。

しかし、何故かHPに掲示できない。xlsxファイルは安全上の問題から、掲示できないと警告される。

WPサポートに問い合わせたところ、pdfファイルで掲示できる由。

2017北溪/総目録 Sheet1 2016-01-24現在

2016北溪/総目録_619項目2016-07-10現在

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

北溪(1780-1850)を纏めてみた。北溪は角版摺物の第一人者である。魚屋(ととや)であったと云われているが、北溪は何処で漢学、和学などの知識を学んだのだろう。武家と同じ素養を有している。ひょっとすると、もとは武士か。摺物は刊行年の判断材料として有効である。一日も早く、北溪、岳亭の単行本図録が出来ることを期待している。

弟子の岳亭(1780s-1855)(70s)は青山辺りの武家出身であった。

なお増補訂正を行う必要があるが、取り敢えず、基礎となる作品を浮世絵学に沿って、入力した。

多くの誤認、誤記があると思う。御教示いだければ、有り難い。

◯北溪/伝記集成

2016北溪/伝記集成

◯北溪/肉筆/総目録

2016北溪/肉筆/総目録

◯北溪/総目録

2016北溪/総目録 882項目

◯北溪/角版/総目録

2016北溪/総目録_619項目 重複を含む

IMG_0024 - バージョン 2外題:三ひらの内 *花弁の意か

IMG_0023貝つくし 無内題

*これまで8種が知られている。本図は、無内題で9つ目か。

C0007956 - バージョン 2(雁註)読み難い詞書である。改行を示し、読める文字、語句を入力。意味不明の個所が多い。一行目…病という肝心の四字熟語が漢字辞典でも見出せない。汁粉や親父、恐ろしく難しい詞書で脅かしている。

拱齋北溪子ハ 幼より吉山多用か病ありて
伊□入道の骨あり さるから若草を狩野の原に
筆□はなをとり 初て青丹よしならふこと 年ありしか
家とうちミ留めのと めからき花やかさにうへり 春くさの
とほミに とほミたる女絵を心遊てことに□て北齋奥菜か聲價時に
重きを募ひかねて設色の□をうくるときゝしか師もミる處や
傳けむ五彩六法筆そゝきの水をうつすかことて一□をさへ譲り申され
けれハよろこはしさの置處なしと やかて何かしの桜にむしろをひらき□此人こ
かすなる名弘とかいふことして□□の君子にみき参らせ ミさかれのし路に
千枝當則もあとをくらふしつへきとの世の上手ともにめつらしくおかしきかきりの
紙絵をえりかゝせ奉らんと也あハれ疎きも親しきハまして南風にもさハらす其ハ
そこに□つとひ給ハさん事をあ留しにかハりて つ□きこえへてよと あるにまかせ
申になむ
四方歌垣眞顔

華溪貞隆  唐衣 橘洲  歌川豊国  蹄齋北馬
谷 文晁  便々館湖鯉鮒 喜多川歌麿 北齋辰政
辰齋政之
東堤安久  曲亭馬琴   櫻川慈悲成
土佐浮尺齋 式亭三馬   咄坊魯石

園 箕山  鹿杖亭菅政  市川白猿
図南田翼  銭屋金埒      談州樓焉馬

催主 拱*齋 北溪
(雁註)華溪貞隆(1750s−1800)は、寛政12歿(1800)。従って、この摺物は、1800年また、それ以前に刊行されている。「拱」を供に誤刻…。それぞれ対(つい)、また聯(れん)のような体裁になっている。

辰齋は、北齋辰政の時に辰の画号を与えられた、北馬に次ぐ古参の弟子である。

谷素外(1734-1823)が俳諧、談林の宗匠。俳諧の師であり、浮世絵師*(寫樂)でもあった。

白猿(1741-1806)が最長老か。焉馬(1743-1822)。

橘洲(1743-1802)も焉馬と同年に生まれている。

重政(1739-1820)、春章(1743-1792)(50*)。 *享年ハ50歳。

真顔(1753-1829)が狂歌の盟主として、北溪の披露をした。

北齋(1760-1849)は、冠号として使っているが、この時は辰政(ときまさ)である。その後、「北齋」を画号として使う。

豊國(1769-1825)

蹄齋北馬(1771-1844)は、この時、既に画号に「北」を与えられている。

北溪(1780-1850)は、この時、二十歳。

岳亭(1780s-1855)(70s)

*私の父、酒井藤吉は以前、寫樂、実ハ俳人谷素外であると発表した。寛政六年、素外の還暦の無款肉筆(現在日本浮世絵博物館蔵)を見て、不思議に思った。いろいろ調べている内に、素外自身で描いたものとの結論に至った。

東京国立博物館に、北溪20歳の時、奉書摺物があった。たまたま見付たが、これは重要な摺物である。当時の錚々たる書家、俳諧、狂歌、日本美術、浮世絵、小説などで活躍する人物が含まれている。これに関連がある論文は鈴木淳氏が詳細にリポジトリで述べている。いわば、専門だけの管見の範囲では把握できない、江戸の人々の複雑、かつ広範囲な交際関係に驚く。

何か御存知の方があれば、御教示ねがいたい。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678



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