浮世絵学06/内題(吉原語彙)2014吉原語彙 五十音順 6645項目 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) http://www.ukiyo-e.co.jp/1542
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1982-04-29現在(2023-01-03更新)

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人)

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜


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G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)  Guide

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R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/88211

 

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V浮世絵学 ミニ動画     Mini-film, about 5 minutes 

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,239項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

2018 SAKAI gankow

 

2020 SAKAI kunio

 

 
*ファックス、使えません。
 

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吉原語彙 主として江戸文学、川柳雑俳から引用。

2015吉原語彙/五十音 ←ここをクリックすると一覧表を入手できる。

(2014.01.22現在、酒井雁高・識)

吉原語彙あいイヤでありんすと聞き抜き放しあいいやでありんすとききぬきはなし1929宮武外骨/ありんす國辞彙047-05

吉原語彙 敵娼・相方 あいかた 1981国文学381/渡辺信一郎196-01 客の相手となる遊女。「相方の手に揺れている小提灯」

吉原語彙 相方 あいかた 1963国文学331/浜田義一郎132-02 敵妓。相手になった妓。

吉原語彙相方あいかた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草095[岩波文庫]

吉原語彙相方あいかた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草133[岩波文庫]

吉原語彙相方あいかた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草259[岩波文庫]

吉原語彙相方女郎の雪肌あいかたじょろうのゆきはだ1929宮武外骨/ありんす國辞彙085-04

吉原語彙あひかたの手にゆれてゐる小提灯(04-19 あいかたのてにゆれているこちょうちん1963国文学331/浜田義一郎132-02a

吉原語彙愛敬稲荷あいきょういなり1911近世文藝叢書10-331-42/かくれざと

吉原語彙愛ごあいご宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草176[岩波文庫]

吉原語彙 相対死 あいたいじに 享保4.11 1719 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話183b 葬儀を赦さず。一人存命ならば殺人犯。双方生きている場合、日本橋の西岸に三日間晒し、非人の手下にする。

吉原語彙相惚は顔に格子のあとがつき(01-19)あいぼれはかおにこうしのあとがつき1963国文学331/浜田義一郎136-20b

吉原語彙 あいをする あいをする 1963国文学331/浜田義一郎132-01 酒席で盃を貰って相手をすること。

吉原語彙青物市場あおものいちば明治25-26[昭和43]1892-93[1968]1892-93石井良助/徳川制度[1968江戸町方の制度249]

吉原語彙青山あおやま1911近世文藝叢書10-331-44/かくれざと

吉原語彙 赤 あか 1963国文学331/浜田義一郎132-03 若い遊女は赤い着物をきる。

吉原語彙 赤石稲荷 あかいしいなり 1963山沢英雄[国文学331-037-15] (山沢)羅生門河岸を南へ、京町二丁目まで来ると稲荷社。九郎助稲荷。羅生門河岸の北端に赤石稲荷、西河岸では南が開運稲荷、北が榎本稲荷。大門外の吉徳稲荷は明治に合祀されて吉原神社となった。

吉原語彙 赤犬は喰ひなんなと南女いひ あかいぬはくらいなんなとなんじょいい 1929宮武外骨/ありんす國辞彙083-01 附録、北州なまりが、あちこちへ伝播した。

吉原語彙 赤岩 あかいわ 安政 1850s 1850s(新吉原狂歌双六)05 駕籠屋の名前

吉原語彙赤城あかぎ1911近世文藝叢書10-331-40/かくれざと

吉原語彙赤坂あかさか1911近世文藝叢書10-330-24/かくれざと

吉原語彙赤坂あかさか宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草071[岩波文庫]

吉原語彙赤坂あかさか宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草072[岩波文庫]

吉原語彙赤坂あかさか宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草073[岩波文庫]

吉原語彙 曉傘 あかつきがさ 1981国文学381/渡辺信一郎196-02 吉原の衣紋坂で売っていた傘。雨天の朝帰りに買う番傘。

吉原語彙曉傘あかつきがさ1976花咲一男/江戸吉原図絵262

吉原語彙曉傘あかつきがさ1976花咲一男/江戸吉原図絵262

吉原語彙 赤蜻蛉 あかとんぼ 1981国文学381/渡辺信一郎196-03 赤とんぼが北に向かって飛ぶので、吉原へ行く人をいう。

吉原語彙 赤蜻蛉 あかとんぼ 1963国文学331/浜田義一郎132-04 赤蜻蛉は常に北に向かって飛ぶと言われる。男が北里へ行きたがる如く。

吉原語彙赤羽根あかばね1911近世文藝叢書10-331-49/かくれざと

吉原語彙 あがられやせんと秋葉で藝子言ひ(23-18) あがられやせんとあきはでげいこいい 1963国文学331/浜田義一郎132-05a *舟から堤へ

吉原語彙 上り(花の家) あがり(はなのや) 安政 1850s 1850s(新吉原狂歌双六)37 (雁註)佐藤悟氏よりメール。国会図書館所蔵。双六のあがり=花の家

吉原語彙明店と書いて貼りたいたんすなり(17-18)あきだなとかいてはりたいたんすなり1963国文学331/浜田義一郎140-09a a

吉原語彙 秋の雪 あきのゆき 1981国文学381/渡辺信一郎196-04 吉原紋日の八朔。八月一日に遊女が白無垢の着物を着ること。

吉原語彙 秋葉から天狗がついて川をこし(22-37) あきばからてんぐがついてかわをこし 1963比企蝉人[国文学331-031-21] (比企)秋葉神社

吉原語彙 秋葉權現 あきはごんげん 1963国文学331/浜田義一郎132-05 向島にある。境内に料亭もあって江戸人の遊楽地。

吉原語彙秋葉常明燈あきばじょうみょうとう1976花咲一男/江戸吉原図絵108c

吉原語彙秋葉常明燈あきばじょうみょうとう1976花咲一男/江戸吉原図絵108

吉原語彙秋葉神社あきばじんじゃ1976花咲一男/江戸吉原図絵065e

吉原語彙秋葉神社あきばじんじゃ1976花咲一男/江戸吉原図絵065

吉原語彙 秋葉燈 あきばとう 1981国文学381/渡辺信一郎196-05 仲之町水道尻の手前にある秋葉權現社の定明燈。

吉原語彙悪河岸の女あくがしのおんな昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-133

吉原語彙 悪所 あくしょ 1981国文学381/渡辺信一郎196-06 よからぬ所から、遊里・色町の異称。

吉原語彙 悪所 あくしょ 1963国文学331/浜田義一郎132-06 遊里。時に芝居も含む。

吉原語彙悪辣な遊女集めあくらつなゆうじょあつめ昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-073

吉原語彙揚ならびに花あげ はな嘉永6[1999]18531853喜田川守貞/守貞謾稿21娼家上[3-283]

吉原語彙上ゲしほで御仕合だと柳ばし(18-10)あげしおでおしあわせだとやなぎばし1963比企蝉人[国文学331-028-15]

吉原語彙揚銭あげせん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草022[岩波文庫]

吉原語彙揚銭あげせん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草133[岩波文庫]

吉原語彙揚銭あげせん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草156[岩波文庫]

吉原語彙 上底 あげそこ 1981国文学381/渡辺信一郎196-07 遊女の避妊用または月経中の詰め紙。

吉原語彙 揚代 あげだい 1981国文学381/渡辺信一郎196-08 遊女と遊ぶ代金。玉代ともいう。

吉原語彙揚代金の訴えは裁判せずあげだいきんのうったえはさいばんせず昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-078

吉原語彙 揚詰 あげづめ 1981国文学381/渡辺信一郎196-09 遊女を買い切って、連日連夜揚げ続けること。

吉原語彙旭の弥陀あげひのみだ1979花咲一男/続江戸吉原図絵109

吉原語彙 揚干 あげぼし 1981国文学381/渡辺信一郎196-10 遊女の揚げ代を払って予約しておきながら、その客が来ないこと。

吉原語彙 揚干し あげぼし 1963国文学331/浜田義一郎132-07 遊女に来ると約束し、足止めして置いてすっぽかすこと。

吉原語彙 揚巻 あげまき 1963国文学331/浜田義一郎132-08 助六劇に出る三浦屋の遊女。助六を裾に隠して意休と張り合う。

吉原語彙總角助六の事あげまきすけろく文化1418171911近世文藝叢書10-267b/北里見聞録

吉原語彙總角助六事あげまきすけろく文化1418171911近世文藝叢書10-267b[7-03]

吉原語彙あげまきは裾をふくらし情を張り(明3礼4)あげまきはすそをふくらしじょうをはり1963国文学331/浜田義一郎132-08a

吉原語彙揚屋あげや1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-119]

吉原語彙揚屋あげや嘉永6[1999]18531853喜田川守貞/守貞謾稿21娼家上[3-274]

吉原語彙揚屋あげや明治25-26[昭和43]1892-93[1968]1892-93石井良助/徳川制度[1968江戸町方の制度113a]

吉原語彙 揚屋の数が減少 あげや 元禄2 1689 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話209b 元禄二年、36軒あった揚屋は、16軒になってしまった。

吉原語彙あげやそろへの事あげや寛永191642.061911近世文藝叢書10-065g/あづま物がたり

吉原語彙揚屋の事あげや文化1418171911近世文藝叢書10-167b/北里見聞録

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草025[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草033[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草044[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草046[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草047[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草052[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草081[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草083[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草103[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草126[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草135[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草144[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草146[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草162[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草170[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草208[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや1853喜田川守貞/守貞謾稿21-274[岩波文庫]

吉原語彙揚屋あげや1976花咲一男/江戸吉原図絵182

吉原語彙揚屋あげや1976花咲一男/江戸吉原図絵182

吉原語彙揚屋の事あげや文化1418171911近世文藝叢書10-167b[3-12]

吉原語彙 揚屋茶屋舩宿の事 あげや ちゃや ふなやど 明和五年 1768.03 1768東江+春信/吉原大全2-09 并ニ駕籠屋の事

吉原語彙揚屋茶や船宿の事并に駕籠屋の事あげや ちゃや ふなやど かごや明和51768.031911近世文藝叢書10-104b/吉原大全

吉原語彙揚屋 引手茶屋あげや ひきてぢゃや明治25-26[昭和43]1892-93[1968]1892-93石井良助/徳川制度[1968江戸町方の制度138]

吉原語彙揚屋喜齋あげやきさい1979花咲一男/続江戸吉原図絵082

吉原語彙揚屋差紙あげやさしがみ1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-147]

吉原語彙揚屋指紙あげやさしがみ安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-451b花柳古鑑

吉原語彙揚屋差紙の事あげやさしがみ文化1418171911近世文藝叢書10-206/北里見聞録

吉原語彙揚屋差紙あげやさしがみ1976花咲一男/江戸吉原図絵010

吉原語彙揚屋差紙の事あげやさしがみ文化1418171911近世文藝叢書10-206b[4-41]

吉原語彙揚屋猿曳古事之事あげやさるひき文化1418171911近世文藝叢書10-168/北里見聞録

吉原語彙揚屋猿曳古事の事あげやさるひきこじ文化1418171911近世文藝叢書10-168[3-13]

吉原語彙揚屋茶屋船宿の辨あげやちゃやふなやど文化1418171911近世文藝叢書10-169a/北里見聞録

吉原語彙揚屋茶や舟宿の辨の事あげやちゃやふなやどのべん文化1418171911近世文藝叢書10-169a[3-14]

吉原語彙 揚屋町 あげやちょう 1963山沢英雄[国文学331-036-25] (山沢)揚屋と同名の茶屋が十八軒あり、全盛期の延寶・天和の頃、大夫、格子を買うには必ず茶屋の案内で揚屋に行った。寶暦末年に揚屋は総て消滅。

吉原語彙 揚屋町 あげやちょう? 1976花咲一男/江戸吉原図絵103 揚屋町の繁華は享保5-6年、揚屋がこの町に蝟集していた年代までで、揚屋制度が廃絶となる寶暦末頃から揚屋町は、茶屋と裏茶屋と商人と芸能人の居住する町となり、妓楼は一軒もなくなります。

吉原語彙揚屋町の湯屋あげやちょうのゆや1979花咲一男/続江戸吉原図絵155

吉原語彙揚屋葛籠あげやつづら安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-451a花柳古鑑

吉原語彙揚屋葛籠あげやつづら1976花咲一男/江戸吉原図絵010

吉原語彙揚屋葛籠あげやつづら1976花咲一男/江戸吉原図絵104

吉原語彙太夫、揚屋にて双枕あげやにてふたまくら1853喜田川守貞/守貞謾稿22-313[岩波文庫]

吉原語彙揚屋の書出しあげやのかきだし宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草046[岩波文庫]

吉原語彙揚屋の亭主あげやのていしゅ1826種彦/還魂紙料2-19b

吉原語彙 揚屋へ通う様子 あげやへかようようす 享保庚子5 1720 1930蘇武/吉原風俗資料054a 元吉原にて雨の時、遊女は男共に負れたり…

吉原語彙 揚屋町 あげやまち 1981国文学381/渡辺信一郎196-11 新吉原の江戸町一丁目と京町一丁目にあった、妓楼から上妓を呼び寄せて遊興させる所。

吉原語彙 揚屋町 あげやまち 1963国文学331/浜田義一郎132-09 吉原五町の一。江戸町と京町の間にある。

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草038[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草040[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草043[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草125[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草131[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草139[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草163[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草167[岩波文庫]

吉原語彙揚屋町あげやまち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草220[岩波文庫]

吉原語彙揚屋までの道中あげやまでのどうちゅう昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-017

吉原語彙揚屋六美人の事あげやろくびじん文化1418171911近世文藝叢書10-207a/北里見聞録

吉原語彙揚屋六美人の事あげやろくびじん文化1418171911近世文藝叢書10-207a[4-42]

吉原語彙 朝帰り あさがえり 1963国文学331/浜田義一郎132-10 遊里に泊まり朝、帰宅すること。

吉原語彙朝帰りあさがえり1976花咲一男/江戸吉原図絵143

吉原語彙朝歸りいのちに別儀ないばかりあさがえりいのちにべつぎないばかり1929宮武外骨/ありんす國辞彙054-09

吉原語彙朝がへり今戸のけぶにとり巻かれ(22-06)あさがえりいまどのけぶにとりまかれ1963国文学331/浜田義一郎133-10a

吉原語彙朝帰りそりゃはじまると両隣(7-8)あさがえりそりゃはじまるとりょうとなり1963国文学331/浜田義一郎132-10a

吉原語彙朝から昼まであさからひるまで1976花咲一男/江戸吉原図絵314

吉原語彙 浅黄裏 あさぎうら 1981国文学381/渡辺信一郎196-12 江戸勤番の田舎侍の異称。侮蔑を意味しての呼称。遊里における野暮な客の代表格。武左ともいふ。

吉原語彙 浅黄 あさぎうら 1963国文学331/浜田義一郎132-11 浅黄裏の略。田舎侍の蔑称。新五左・武左ともいう。

吉原語彙浅黄裏あさぎうら1976花咲一男/江戸吉原図絵121

吉原語彙浅黄裏あさぎうら1976花咲一男/江戸吉原図絵121

吉原語彙浅草あさくさ安政1850s1850s(新吉原狂歌双六)15

吉原語彙淺草川あさくさがわ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草042[岩波文庫]

吉原語彙淺草川あさくさがわ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草069[岩波文庫]

吉原語彙淺草川あさくさがわ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草190[岩波文庫]

吉原語彙淺草観音あさくさかんのん1976花咲一男/江戸吉原図絵024

吉原語彙浅草観音御祭の番附あさくさかんのんおまつりのばんづけ1826種彦/還魂紙料2-23b

吉原語彙浅草観音御祭の番附あさくさかんのんおまつりのばんづけ1826種彦/還魂紙料2-24a

吉原語彙浅草三社祭の番附あさくささんじゃまつりのばんづけ1826種彦/還魂紙料2-23b

吉原語彙淺草のお冨士さんあさくさのおふじさん1976花咲一男/江戸吉原図絵041

吉原語彙淺草の観音 あさくさのかんのん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草182[岩波文庫]

吉原語彙浅草の千年飴あさくさのせんねんあめ1826種彦/還魂紙料1-01a

吉原語彙淺草の歳の市あさくさのとしのいち1976花咲一男/江戸吉原図絵029

吉原語彙淺草の冨士あさくさのふじ1976花咲一男/江戸吉原図絵041

吉原語彙浅草町はよね饅頭あさくさはよねまんじゅう1826種彦/還魂紙料2-09a

吉原語彙淺草廣小路あさくさひろこうじ1911近世文藝叢書10-331-21a/かくれざと

吉原語彙朝込あさごみ1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-109a]

吉原語彙淺さんなぜあの子をいびりんしたあささんなぜあのこをいびりんした1929宮武外骨/ありんす國辞彙026-02

吉原語彙朝大師かづけて出るは高が知れ(06-09)あさだいかづけてでるはたかがしれ1963国文学331/浜田義一郎132-12a

吉原語彙 朝大師 あさだいし 1963国文学331/浜田義一郎132-12 上野両大師の縁日に朝参りすること。それを好機として山下のけころに寄る男もいる。

吉原語彙あさぢが原あさぢがはら宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草019[岩波文庫]

吉原語彙あさぢが原あさぢがはら宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草286[岩波文庫]

吉原語彙浅づまあさづま宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草196[岩波文庫]

吉原語彙遊女浅妻事あさづま文化1418171911近世文藝叢書10-137a[1-09]

吉原語彙朝妻舟あさづまぶね文化1418171911近世文藝叢書10-187/北里見聞録

吉原語彙 朝直 あさなおし 1981国文学381/渡辺信一郎196-13 朝になって、昼の玉代をつけて居続けすること。

吉原語彙朝の盛塩あさのもりしお1976花咲一男/江戸吉原図絵314

吉原語彙 朝日如来 あさひにょらい 1981国文学381/渡辺信一郎196-14 吉原新町の北側にあった。傳恵心僧都作の像。「旭如来は女菩薩の地へ安置」

吉原語彙朝日如来の事あさひにょらい明和51768.031911近世文藝叢書10-109b/吉原大全

吉原語彙朝日如来の事あさひにょらい文化1418171911近世文藝叢書10-205/北里見聞録

吉原語彙朝日如来の事あさひにょらい文化1418171911近世文藝叢書10-205[4-39]

吉原語彙朝日如来の事あさひにょらいのこと明和五年1768.031768東江+春信/吉原大全3-07

吉原語彙旭の弥陀あさひのみだ1976花咲一男/江戸吉原図絵106

吉原語彙旭の弥陀あさひのみだ1976花咲一男/江戸吉原図絵105

吉原語彙あさり河岸あさりがし1911近世文藝叢書10-331-02/かくれざと

吉原語彙足音がすると論語の下入れ(傍2-32五楽)あしおとがするとろんごのしたいれ1963山沢英雄[国文学331-038-24]

吉原語彙 海驢 あしか 1981国文学381/渡辺信一郎196-15 吉原で、新造の異称。よく居眠りをするのでいう。

吉原語彙あした來なんしと伏見へ子を返しあしたきなんしとふしみへこをかえし1929宮武外骨/ありんす國辞彙045-12

吉原語彙明日から桜が咲きんすと文が來るあすからさくらがさきんすとふみがくる1929宮武外骨/ありんす國辞彙062-10

吉原語彙 汗の苦み行水でのがれんとす あせのにがみぎょうずいでのがれんとす 1929宮武外骨/ありんす國辞彙059-03 (外骨)隠語で月経を行水といふ…

吉原語彙 遊び あそび 安政 1850s 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話020 吉原は洒落た場所。遊女と寝ることではない。太夫は、客を十分に遊ばせる才智と技藝が必要。豊後三派では、吉原を粋な世界、天地としていた。江戸時代の人々は、太夫や花魁を売笑婦、醜業婦と考えていなかった。

吉原語彙遊ぶはよし溺れる勿れの狂歌あそぶやよしおぼれるなかれのきょうか1929宮武外骨/ありんす國辞彙085-01

吉原語彙安宅あたか1911近世文藝叢書10-331-14/かくれざと

吉原語彙あたか嶋原(芝居演目)あたかしまばら1826種彦/還魂紙料1-19a

吉原語彙あたらしや千とせの事あたらしやちとせ文化1418171911近世文藝叢書10-229/北里見聞録

吉原語彙新し屋千とせ事あたらしやちとせ文化1418171911近世文藝叢書10-229[5-11]

吉原語彙あたらしや吉田の事あたらしやよしだ文化1418171911近世文藝叢書10-225/北里見聞録

吉原語彙あたらしや吉田事あたらしやよしだ文化1418171911近世文藝叢書10-225[5-07]

吉原語彙あツちらへおいでなんしと押して行きあっちらへおいでなんしとおしていき1929宮武外骨/ありんす國辞彙070-02

吉原語彙 あづまおとこ上らうともんどうの事 あづまおとこ 寛永19 1642.06 1911近世文藝叢書10-065a/あづま物がたり ○種彦舊藏の増補本(寛永廿年刊)

吉原語彙東橋あづまばし安政1850s1850s(新吉原狂歌双六)11

吉原語彙あづま物がたりあづまものがたり1976花咲一男/江戸吉原図絵010

吉原語彙あづま物がたりあづまものがたり1979花咲一男/続江戸吉原図絵079

吉原語彙あてにしてゐんすはイヤなゐんす也あてにしていんすはいやないんすなり1929宮武外骨/ありんす國辞彙039-01

吉原語彙 あと口 あとくち 安政 1850s 1850s(新吉原狂歌双六)19 (雁註)明治2の浮世絵に、あとくちが掛かり相

吉原語彙あどけないやうで無心に抜目なしあどけないようでむしんにぬけめなし1929宮武外骨/ありんす國辞彙048-04

吉原語彙跡火消あとひけし寶暦四年三月17541754竹嶋仁左衛門/洞房古鑑2-22

吉原語彙跡を見ぬ人の乗ルゆへ猪牙といふ(05-41)あとをみぬひとののるゆえちょきという1963比企蝉人[国文学331-027-19]

吉原語彙後を見ぬ人の乗るゆえ猪牙といふ(17-05) あとをみぬひとののるゆえちょきといふ1963国文学331/浜田義一郎140-17b a

吉原語彙姉様あねさま宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草035[岩波文庫]

吉原語彙姉様あねさま宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草208[岩波文庫]

吉原語彙あねさんがたんといたよと尻をわり(15-08)あねさんがたんといたよとしりをわり1963比企蝉人[国文学331-029-31]

吉原語彙あねさんがタント居たよと尻をわりあねさんがたんといたよとしりをわり1929宮武外骨/ありんす國辞彙055-02

吉原語彙 姉女郎 あねじょろう 1981国文学381/渡辺信一郎196-16 新造の後見役となる姉分の上妓。妹女郎が突き出しとなる時、費用万端を引受ける。

吉原語彙姉女郎あねじょろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草144[岩波文庫]

吉原語彙姉女郎あねじょろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草155[岩波文庫]

吉原語彙姉女郎あねじょろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草207[岩波文庫]

吉原語彙姉女郎あねじょろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草214[岩波文庫]

吉原語彙姉女郎あねじょろう1976花咲一男/江戸吉原図絵172

吉原語彙あの子もあの子主もまた主ざんすあのこもあのこぬしもまたぬしざんす1929宮武外骨/ありんす國辞彙057-08

吉原語彙あの四ツ手壱分〆たと釣瓶蕎麦(傍3-27鼠弓)あのよつでいちぶしめたとつるべそば1963山沢英雄[国文学331-034-26]

吉原語彙 あの四ツは六郷さまと四つ手かけ(14-03) あのよつはろくごうさまとよつでかけ 1963比企蝉人[国文学331-027-01] (比企)浅草寺の裏に、出羽本庄二万石の領主,六郷伊賀守の邸。

吉原語彙あびた酒さッと振り出す袖の梅あびたさけさっとふりだすそでのむめ1929宮武外骨/ありんす國辞彙069-06

吉原語彙 鶩 あひる 1981国文学381/渡辺信一郎196-17 深川の佃新地の私娼。

吉原語彙 油 あぶら 1963国文学331/浜田義一郎132-13 吉原では油さしが夜中に各部屋の行灯に油をついで廻る。

吉原語彙 油差 あぶらさし 1981国文学381/渡辺信一郎196-18 妓楼で,夜半に行燈の油を注いで廻る男衆。遊女と客が同衾中でも平気で入ってくる。

吉原語彙油さしあぶらさし1976花咲一男/江戸吉原図絵199

吉原語彙油虫あぶらむし1826種彦/還魂紙料2-11b

吉原語彙あまい酢で梅若をまた母はくい(23-18)あまいすでむめわかをまたはははくい1963比企蝉人[国文学331-031-16]

吉原語彙あま酒売(挿図)あまざけうり1826種彦/還魂紙料1-02b

吉原語彙あま酒売(挿図)あまざけうり1826種彦/還魂紙料1-03a

吉原語彙雨たれに追廻ハさるゝふしみ(寶12義1拾6-17)あまだれにおいまわさるるふしみちょう1963山沢英雄[国文学331-036-28]

吉原語彙網打塲あみうちば1911近世文藝叢書10-330-09/かくれざと

吉原語彙 編笠 あみがさ 1981国文学381/渡辺信一郎196-19 遊客が顔を隠すための編笠。吉原の土手下に編笠茶屋があり、ここで借りる。

吉原語彙網笠すたる(編笠)あみがさすたる1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-154]

吉原語彙編笠茶屋あみがさちゃや昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-069

吉原語彙編笠茶屋の事あみがさちゃや明和51768.031911近世文藝叢書10-105a/吉原大全

吉原語彙編笠茶屋あみがさちゃや1976花咲一男/江戸吉原図絵086

吉原語彙編笠茶屋あみがさぢゃや1963山沢英雄[国文学331-034-19]

吉原語彙 編み笠茶屋 あみがさぢゃや 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話309a 一朱。編笠株があり、その株のあるものだけが送り込むことが出来る。茶屋付きである。提灯株も同様、手前の家の紋のある丸い提灯をつけて、お客を娼家へ送り込む。仲之町の箱提灯ではなく、丸い提灯。田町の茶屋というが、田町に八十軒、龍泉寺町に四十軒、土手のが百六十軒、山谷堀に六十六軒。

吉原語彙編笠茶屋の事あみがさぢゃや文化1418171911近世文藝叢書10-165/北里見聞録

吉原語彙編笠茶屋あみがさぢゃや1976花咲一男/江戸吉原図絵086

吉原語彙編笠茶屋之事あみがさぢゃや文化1418171911近世文藝叢書10-165[3-09]

吉原語彙編笠茶屋あみがさぢゃや1826種彦/還魂紙料2-22b

吉原語彙あみすき又兵衛あみすきまたべい宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草182[岩波文庫]

吉原語彙阿彌陀佛天昇の事あみだぶつてんしょう文化1418171911近世文藝叢書10-280/北里見聞録

吉原語彙阿彌陀佛天昇之事あみだぶつてんしょう文化1418171911近世文藝叢書10-280[7-25]

吉原語彙網屋輿平治の事あみやよへいじ文化1418171911近世文藝叢書10-273a[7-12]

吉原語彙網屋輿平治の事あみやよへいぢ文化1418171911近世文藝叢書10-273a/北里見聞録

吉原語彙飴売あめうり1826種彦/還魂紙料1-01a

吉原語彙編笠茶屋の事あめがさちゃや明和五年1768.031768東江+春信/吉原大全2-10

吉原語彙あやかしあやかし1976花咲一男/江戸吉原図絵037

吉原語彙 あやかりなんすなと高尾門を出る あやかりなんすなとたかおもんをでる 1929宮武外骨/ありんす國辞彙047-06 (外骨)高尾が大門を出るとき…

吉原語彙あやまりなんしたかと足にてつめりあやまりなんしたかとあしにてつめり1929宮武外骨/ありんす國辞彙054-03

吉原語彙あらきあらき1976花咲一男/江戸吉原図絵061

吉原語彙嵐曾我(芝居演目)あらしそが1826種彦/還魂紙料1-24a

吉原語彙 嵐の日 あらしのひ 1963国文学331/浜田義一郎132-14 二百十日、八月一日の八朔に吉原の上妓は白無垢を着る。客はその費用を出させられる。

吉原語彙あらしの日客寒そうに見へる也(08-20)あらしのひきゃくさむそうにみえるなり1963国文学331/浜田義一郎132-14a

吉原語彙 新世帯こはらしい手になりんした あらせたいこわらしいてになりんした 1929宮武外骨/ありんす國辞彙051-01 (雁註)こわらしい?

吉原語彙有ツたけ着たとハ見へぬ中の町(24-17)ありたけきたとはみえぬなかのちょう1963山沢英雄[国文学331-035-17]

吉原語彙有馬のふぢありまのふぢ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草092[岩波文庫]

吉原語彙有馬の湯女ありまのゆな宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草287[岩波文庫]

吉原語彙 ありんす ありんす 1981国文学381/渡辺信一郎196-20 吉原廓語の一。ありますの意。ありんせん・たべんせん・来なんす・などの類語があるが、遊女の出身を隠すために使うという。ありんす国とは吉原のこと。

吉原語彙 ありんす ありんす 1963国文学331/浜田義一郎132-15 吉原の廓用語。遊女の国訛りを隠すための特殊語の総称。

吉原語彙ありんす國の月を見る痛い事ありんすこくのつきをみるいたいこと1929宮武外骨/ありんす國辞彙018-1

吉原語彙ありんす國化物の住むところありんすこくばけもののすむところ1929宮武外骨/ありんす國辞彙017-2

吉原語彙ありんす國へ囚はれと息子成りありんすこくへとらわれてむすこなり1929宮武外骨/ありんす國辞彙016-3

吉原語彙ありんすで嫁來なんした里が知れありんすでよめきなんしたさとがしれ1929宮武外骨/ありんす國辞彙036-02

吉原語彙ありんすといつて岡場所張込まれありんすといっておかばしょはりこまれ1929宮武外骨/ありんす國辞彙031-02

吉原語彙ありんすを通ひお針もちと言ひ(05-10)ありんすをかよいおはりもちっといい1963国文学331/浜田義一郎132-15a

吉原語彙 ありんすを通ひお針もちッといひ ありんすをかよいおはりもちっといい 1929宮武外骨/ありんす國辞彙018-5 (外骨)武家では御物師(おものし),町家では針妙(しんみょう)、遊廓では「お針」と云った.

吉原語彙ある夜の睦言にあてにしてゐんすあるよのむつごとにあてにしていんす1929宮武外骨/ありんす國辞彙039-03

吉原語彙あれさ又さしこみんすとごふ腹さあれさまたさしこみんすとごうはらさ1929宮武外骨/ありんす國辞彙038-04

吉原語彙あれさもうその名代ぢやおツせんよあれさもうそのみょうだいぢゃおっせんよ1929宮武外骨/ありんす國辞彙057-02

吉原語彙アレ葱をたべなんすよと大さうなあれねぎたべなんすよとたいそうな1929宮武外骨/ありんす國辞彙058-02

吉原語彙アレ、寝なんすか、起きなんしあれねなんすかおきなんし1929宮武外骨/ありんす國辞彙022-10

吉原語彙 アレ連子にも六つの花、野暮に見られぬ朝景色 あれれんじにもむつのはなやぼにみられるあさげしき 1929宮武外骨/ありんす國辞彙075-08 (外骨)雪の朝に居続けるのが通ウとされていたらしい。

吉原語彙 泡盛も茗荷もわッチヤ好きんせん あわもりもみょうがもわっちあすきんせん 1929宮武外骨/ありんす國辞彙024-04 (外骨)泡盛は薩摩名産、肥前鍋島の定紋は抱き茗荷。

吉原語彙安阿彌の作あんあみ1826種彦/還魂紙料1-08b

吉原語彙安聡大尽あんそうだいじん1979花咲一男/続江戸吉原図絵097

吉原語彙あんだあんだ1979花咲一男/続江戸吉原図絵087

吉原語彙 行燈 あんどん 1981国文学381/渡辺信一郎196-21 張見世の中央にある行燈。これを中心にして上妓から並ぶ。行燈脇とは上妓の意。「まず殿へあんどんわきを奉り」

吉原語彙 行灯 あんどん 1963国文学331/浜田義一郎132-16 張り見世の中央の行灯を指す。行灯を中心に上妓以下が左右に並ぶ。

吉原語彙あんどんハ百と百との結び玉(初32)あんどんはひゃくとひゃくとのむすびだま1963山沢英雄[国文学331-037-03]

吉原語彙行灯へ遠く四五人うれ残り(10-30)あんどんへとおくしごにんうれのこり1963国文学331/浜田義一郎132-16a

吉原語彙 行燈部屋 あんどんべや 1981国文学381/渡辺信一郎196-22 無銭遊興をした客を閉じこめておく所。

吉原語彙あんのぢやう封を切ったら女筆なりあんのぢょうふうをきったらにょひつなり1929宮武外骨/ありんす國辞彙041-01

吉原語彙あんぽつあんぽつ1979花咲一男/続江戸吉原図絵087

吉原語彙いい男どぶから女房つれて来る(24-1口喜)いいおとこどぶからにょうぼうつれてくる1963山沢英雄[国文学331-035-08]

吉原語彙 いひなんすものさとのべをさがす也 いいなんすものさとのべさがるなり 1929宮武外骨/ありんす國辞彙057-12 (外骨)のべ、延紙。

吉原語彙いひにくゝありんすねへと氣味わるさいいにくくありんすねときみわるさ1929宮武外骨/ありんす國辞彙039-04

吉原語彙いゝ夜具でざんすが指が痛うおすいいやぐでざんすがゆびがいとうおす1929宮武外骨/ありんす國辞彙042-01

吉原語彙家毎トにそれも一人リハにくまれる(23-07)いえごとにそれもひとりはにくまれる1963山沢英雄[国文学331-038-22]

吉原語彙家出いえで宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草175[岩波文庫]

吉原語彙 伊賀 いが 1963国文学331/浜田義一郎132-17 六郷伊賀守の略。浅草観音裏の屋敷は吉原行の通路にあたる。

吉原語彙いかひぎせいといふ事いかいぎせい文化1418171911近世文藝叢書10-182a/北里見聞録

吉原語彙いかいぎせひといふ事いかいぎせい文化1418171911近世文藝叢書10-182a[4-04]

吉原語彙行かぬかと天水桶へゆびをさし(17-08)いかぬかとてんすいおけへゆびをさし1963国文学331/浜田義一郎141-05a a

吉原語彙紙鳶いかのぼり1826種彦/還魂紙料1-28a

吉原語彙伊香保の江川いかほのえがわ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草092[岩波文庫]

吉原語彙いきいき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草055[岩波文庫]

吉原語彙いき過たる客いきすぎたるきゃく宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草021[岩波文庫]

吉原語彙行きたがる外に悪気のない息子(14-07)いきたがるほかにわるげのないむすこ1963国文学331/浜田義一郎144-21a

吉原語彙粋な色男を姉女郎にいきないろおとこをあねじょろうに1929宮武外骨/ありんす國辞彙090-02

吉原語彙意気張いきはり嘉永6[1999]18531853喜田川守貞/守貞謾稿22娼家下[3-322a]

吉原語彙 意気張 いきはり 1853喜田川守貞/守貞謾稿22-322a[岩波文庫] 江戸の遊女は、金銭に泥まず、見識を專とする。

吉原語彙粋ぶって名代をとりいざを云ひ(19-08)いきぶってなだいをとりいざをいい1963国文学331/浜田義一郎133-01a

吉原語彙行くやつを伊賀の窓からじろじろ見(17-13)いくやつやいがのまどからじろじろみ1963国文学331/浜田義一郎132-17a

吉原語彙いくらで直をしたか四ツ手牛のやう(19ス10)いくらでねをしたかよつでうしのよう1963比企蝉人[国文学331-026-09]

吉原語彙 池田新太郎少将 いけだしんたろうしょうしょう 逸年 逸年 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話147 當世奴風トテバザラヲ好ム人、…

吉原語彙 いけぬこと何をきいても知りんせん いけぬことなにをきいてもしりんせん 1929宮武外骨/ありんす國辞彙072-06 (外骨)初会は、お饒舌を避ける。

吉原語彙異香馥郁としてもし寝なんしたかいこうふくいくとしてもしねなんしたか1929宮武外骨/ありんす國辞彙022-12

吉原語彙 いざ いざ 1963国文学331/浜田義一郎133-01 いざこざの略。苦情。悶着。

吉原語彙居酒いさけ1826種彦/還魂紙料2-12a

吉原語彙 石垣町 いしがけ 1963国文学331/浜田義一郎133-02 石垣町。京都鴨東の遊里。

吉原語彙 医者 いしゃ 1963国文学331/浜田義一郎133-03 脇差をさし羽織を着、医者に変装して僧は遊里へ行く。

吉原語彙医者いしゃ1976花咲一男/江戸吉原図絵241b

吉原語彙医者いしゃ1976花咲一男/江戸吉原図絵241

吉原語彙医者にさま変へるはまだも律義也(16-03)いしゃにさまかえるはまだもりちぎなり1963国文学331/浜田義一郎133-03a

吉原語彙 医者は医者だが薬箱持たぬなり いしゃはいしゃだがくすりばこもたぬなり 1929宮武外骨/ありんす國辞彙065-03 (外骨)堕落僧が医者の姿に化けて遊女買をした。昔の医者は坊主頭。柳橋、山谷の船宿,土堤下の中宿で羽織に着替える。

吉原語彙和泉町いずみちょう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草061[岩波文庫]

吉原語彙和泉屋いずみや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草217[岩波文庫]

吉原語彙伊勢屋惣三郎いせやそうざぶろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草131[岩波文庫]

吉原語彙伊勢屋惣三郎いせやそうざぶろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草201[岩波文庫]

吉原語彙伊勢屋惣三郎いせやそうざぶろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草220[岩波文庫]

吉原語彙伊勢屋惣三郎いせやそうざぶろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草278[岩波文庫]

吉原語彙 急がせる四手から身で二人かけ(07-16) いそがせるよつでからみでふたりかけ 1963国文学331/浜田義一郎146-17b 四枚肩。

吉原語彙いそがせる四ツ手から身で二人かけ(07-16)いそがせるよつでからみでふたりかけ1963比企蝉人[国文学331-026-11]

吉原語彙礒ぜせりいそぜせり宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草203[岩波文庫]

吉原語彙磯禅師が事いそぜんじ文化1418171911近世文藝叢書10-134a/北里見聞録

吉原語彙磯禅師の事いそぜんじ文化1418171911近世文藝叢書10-134a[1-03]

吉原語彙板の琴いたのこと1826種彦/還魂紙料1-22b

吉原語彙 板橋 いたばし 1981国文学381/渡辺信一郎196-23 四宿(ししゅく)の一。飯盛女郎がいた。旅人,送迎者,百姓客などで賑わった。

吉原語彙 板橋 いたばし 1963国文学331/浜田義一郎133-04 江戸四宿の一で飯盛女郎がいた。近在の百姓客が多い。

吉原語彙板橋 稲荷堂いたばし1911近世文藝叢書10-331-56/かくれざと

吉原語彙板橋へ大根の金を入れなくし(13-26)いたばしへだいこんのかねをいれなくし1963国文学331/浜田義一郎133-04a

吉原語彙いたり者いたりもの宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草248[岩波文庫]

吉原語彙 市 いち 1963国文学331/浜田義一郎133-05 十二月十七八日の浅草観音の歳の市。とかく吉原へそれたがる。

吉原語彙 市以来息子売切申候(19ス06) いちいらむすこうりきれもうしそろ 1963国文学331/浜田義一郎133-05a *最後の機会。

吉原語彙市谷いちがや1911近世文藝叢書10-330-22/かくれざと

吉原語彙市谷八幡いちがやはちまん1911近世文藝叢書10-331-41/かくれざと

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草053[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草077[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草088[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草099[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草134[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草158[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草175[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草186[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草191[岩波文庫]

吉原語彙一座いちざ1979花咲一男/続江戸吉原図絵228

吉原語彙一代男いちだいおとこ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草018[岩波文庫]

吉原語彙一代男いちだいおとこ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草036[岩波文庫]

吉原語彙一代女いちだいおんな宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草028[岩波文庫]

吉原語彙一代女いちだいおんな宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草240[岩波文庫]

吉原語彙いち時に立てちょき舟しかられる(12-35)いちときにたちてちょきふねしかられる1963比企蝉人[国文学331-027-26]

吉原語彙 一日買 いちにちがい 1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-108a] 大門を打つ

吉原語彙 一日ハ蛇の道になり衣紋坂(24-20) いちにちはへびのみちになりえもんざか 1963比企蝉人[国文学331-032-08] (比企)万句合せでは「道になる」。

吉原語彙壱人のる舟ハしあんの外を行キ(23-25)いちにんのるふねはしあんのほかをゆき1963比企蝉人[国文学331-027-21]

吉原語彙 一番に壱升につく舟比丘尼(安7櫻7) いちばんにいっしょうにつくふなびくに 1963国文学331/浜田義一郎143-13a 舟饅頭と同じく卅二文、米一升の價。

吉原語彙 一分・一歩 いちぶ 1981国文学381/渡辺信一郎196-24 一両の四分の一。(1)一分女郎 揚代一分の中位の遊女。(2)吉原で三会目の遣手への祝儀。(3)吉原で客に出す喜の字屋の台の物代.(4)吉原で居続けの時の、小鍋立の代金。(5)小菊一枚の祝儀の價。(6)風雨の夜,吉原へ駆けさせる四手駕籠の代。「駕代は三文酒手一分なり」

吉原語彙 一分 いちぶ 1963国文学331/浜田義一郎133-06 一両の四分の一。(1)吉原のまじり見世の枕代。(2)吉原で客に出す臺の物の値。(3)遣手や太鼓持への心附。(4)踊り子の揚代。(5)雪の夜などの四手の代。

吉原語彙一分金表いちぶきんひょう1979花咲一男/続江戸吉原図絵210

吉原語彙 浮世一分五厘 いちぶごりん 慶長 1600s 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話195a 一日五合積もりの米代が一分五厘。三匁あれば、一ヶ月の米代が十分。武士でなければ通えなかった。太夫は金1両(銀60匁)、第二級が銀30匁、その次が銀20匁-10匁。

吉原語彙 一分やらねば剥ぎさうな婆々アなり いちぶやらねばはぎそうなばばあなり 1929宮武外骨/ありんす國辞彙076-06 (外骨)遣手とは假の名、實は貰ひてえ。異本洞房語園に「鑓手…古来名を花車..くわしやの聞へあしきとて香車と書きかえ…将棋の駒の一つ…香車と呼ばずして「やりてといひふれたり。

吉原語彙市兵衛町いちべいまち1911近世文藝叢書10-330-25/かくれざと

吉原語彙一枚看板いちまいかんばん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草106[岩波文庫]

吉原語彙市村座いちむらざ1826種彦/還魂紙料1-26b

吉原語彙一匁 百文いちもんめ ひゃくもん1979花咲一男/続江戸吉原図絵207

吉原語彙一夜かゞみ(小唄)いちやかがみ1826種彦/還魂紙料1-28b

吉原語彙 一両 いちりょう 1981国文学381/渡辺信一郎197-01 吉原における三会目の床花。上妓には千疋(一両二分)与う。

吉原語彙 一両 いちりょう 1963国文学331/浜田義一郎133-07 吉原で三会目に遊女に与える床花(相手によって金額が違い、もっと多いこともある)

吉原語彙一両の床花手とりやつと二分 いちりょうのとこばなてとりやっとにぶ1963国文学331/浜田義一郎133-07a

吉原語彙 一角 いっかく 1963国文学331/浜田義一郎133-08 一歩金の異称。これに対して南鐐二朱銀を一片とよぶ。

吉原語彙一角と一片土手で仲間われ(24-05)いっかくといっぺんどてでわれ1963国文学331/浜田義一郎133-08a

吉原語彙一家中四ツ手はいらぬ近所也(20-29)いっかぢゅうよつではいらぬきんじょなり1963比企蝉人[国文学331-027-02]

吉原語彙 いつ來なんすはきぬぎぬの仕着せなり いく來なんすはきぬぎぬの仕着せなり いつきなんすはきぬぎぬのしきせなり 1929宮武外骨/ありんす國辞彙076-07 (外骨)來なんすは、着なんすに掛け、後朝の「きぬぎぬ」は絹々に掛けている。

吉原語彙 十返舎一九 いっく 享和四年 1804 1930蘇武/吉原風俗資料376 青樓繪抄年中行事 凡例

吉原語彙 十返舎一九 いっく 享和四年 1804 1930蘇武/吉原風俗資料399 乙鳥干柳彼上あまつ雁

吉原語彙 一国成敗 いっこくせいばい 1981国文学381/渡辺信一郎197-02 吉原で行われた客への私刑。桶伏、髪切など。

吉原語彙 一国成敗 いっこくせいばい 1963国文学331/浜田義一郎133-09 古くは吉原で客への制裁が許された。桶伏、髪切などがそれである。

吉原語彙一國成敗髪結の手にあまりいっこくせいばいかみゆいのてにあまり1929宮武外骨/ありんす國辞彙071-05

吉原語彙一国成敗で息子は髪切られ(13-12)いっこくせいばいでむすこはかみきられ1963国文学331/浜田義一郎133-09a

吉原語彙一国な所と田町の床屋いひ(入髪)(14-15)いっこくなところとたまちのとこやいい1963国文学331/浜田義一郎140-07a a

吉原語彙一寸いっすん1979花咲一男/続江戸吉原図絵201

吉原語彙一寸八分いっすんはちぶ1976花咲一男/江戸吉原図絵026

吉原語彙 いツそ撫でえすと新造逃げて來る いっそなでえすとしんぞうにげてくる 1929宮武外骨/ありんす國辞彙034-03 (外骨)座頭客は盲目で顔を見ることが出来ないから、新造女郎の総身を撫で廻す…

吉原語彙いつそ屁をひると三の輪へかへす也(11-38)いっそへをひるとみのわへかえすなり1963国文学331/浜田義一郎144-18b

吉原語彙いツそもうあばれなんすと新造來るいっそもうあばれなんすとしんぞうくる1929宮武外骨/ありんす國辞彙057-11

吉原語彙いッそよく弾きなんすよと女郎ほめいっそよくひきなんすよと女郎ほめ1929宮武外骨/ありんす國辞彙079-01

吉原語彙壱町に十ツけんたらぬおもしろさ(安6義4)いっちょうにじっけんたらぬおもしろさ1963山沢英雄[国文学331-033-12]

吉原語彙井筒いづつ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草192[岩波文庫]

吉原語彙 居続け いつづけ 1981国文学381/渡辺信一郎197-03 妓楼に流連すること。

吉原語彙居つづけいつづけ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草027[岩波文庫]

吉原語彙居つづけいつづけ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草049[岩波文庫]

吉原語彙居つづけいつづけ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草077[岩波文庫]

吉原語彙居つづけいつづけ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草231[岩波文庫]

吉原語彙居続けと朝帰りいつづけ あさがえり昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-169

吉原語彙 居續けが散らつきんすと禿いひ いつづけがちらすきんすとかむろいい 1929宮武外骨/ありんす國辞彙075-04 (外骨)暗夜(よしわら)訓蒙図彙に、「雪、今云いつゞけ」。

吉原語彙居續の座舗いつづけのざしき享和四年18041930蘇武/吉原風俗資料412

吉原語彙 五ツ目へいくらハけちな柳ばし(21-08) いつつめへいくらはけちなやなぎばし 1963比企蝉人[国文学331-028-18] (比企)本所五ツ目,天恩山羅漢寺。

吉原語彙一服一錢いっぷくいっせん1826種彦/還魂紙料2-24b

吉原語彙出立太鼓いでたちたいこ1826種彦/還魂紙料2-01a

吉原語彙移転命令-本所か浅草かいてんめいれい ほんじょ あさくさ昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-021-1

吉原語彙いとけなき者と隠居の大くぜつ(07-22)いとけなきものといんきょのおおくぜつ1963国文学331/浜田義一郎133-14a

吉原語彙いとこ煮いとこに1826種彦/還魂紙料1-23b

吉原語彙糸桜いとざくら宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草125[岩波文庫]

吉原語彙糸桜いとざくら宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草174[岩波文庫]

吉原語彙田舎もの水道尻までつき当り(傍7-02)いなかものすいどうじりまでつきあたり1963国文学331/浜田義一郎138-21a a

吉原語彙いなかもの水道尻までつきあたり(明4松3拾7-2)いなかものすいどうじりまでつきあたり1963山沢英雄[国文学331-036-09]

吉原語彙因幡が近江節の浄瑠理いなばがおうみぶしのじょうるり1826種彦/還魂紙料1-04b

吉原語彙 稲荷 いなり 1997花咲/川柳江戸歳時記239 大門入口右に吉徳稲荷、江戸町一の末に榎本稲荷。江戸町二丁目の端に明石稲荷。京町一丁目の角に海運稲荷。京町二丁目のどんづまりに九郎助稲荷。

吉原語彙稲荷岡いなりおか1826種彦/還魂紙料2-20ab

吉原語彙稲荷観請いなりかんじょう寶暦四年三月17541754竹嶋仁左衛門/洞房古鑑1-50

吉原語彙赤羽根 稲荷堂いなりどう1911近世文藝叢書10-331-50/かくれざと

吉原語彙稲荷の茶屋いなりのちゃや1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-114]

吉原語彙古へあそび(島原)いにしえのあそび(しまばら)1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-094a]

吉原語彙居残り[ゐのこり]いのこり[ゐのこり]安政1850s1850s(新吉原狂歌双六)21

吉原語彙 命 いのち 1981国文学381/渡辺信一郎197-04 遊里で行われた男女心中立ての入墨の文字。相手の名の下に命と入れて、二の腕に彫る。

吉原語彙井の堀いのほり1911近世文藝叢書10-331-10/かくれざと

吉原語彙いばらぎ屋いばらぎや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草215[岩波文庫]

吉原語彙衣服いふく1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-103a]

吉原語彙遊女衣服の事いふく文化1418171911近世文藝叢書10-179a/北里見聞録

吉原語彙衣服條目いふくじょうもく寶暦四年三月17541754竹嶋仁左衛門/洞房古鑑6-36

吉原語彙異本洞房語園いほんどうぼうごえん1981向井/蔦屋重三郎出自考/江戸文藝叢話055a

吉原語彙 今戸 いまど 1963国文学331/浜田義一郎133-10 吉原に近く、瓦や今戸焼の人形を産する。

吉原語彙今戸妙亀庵いまどみょうきあん1976花咲一男/江戸吉原図絵067

吉原語彙今のことおきめなんしと袖でぶちいまのことおきめなんしとそでぶち1929宮武外骨/ありんす國辞彙039-02

吉原語彙今のはくさいと四郎兵衛追っかける(天2智1)いまのはくさいとしろうべいおっかける1963国文学331/浜田義一郎138-14a

吉原語彙今のハくさひと四良兵衛おつかける(天2智1)いまのはくさいとしろうべいおっかける1963山沢英雄[国文学331-035-03]

吉原語彙今紫いまむらさき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草142[岩波文庫]

吉原語彙異名いみょう寶暦四年三月17541754竹嶋仁左衛門/洞房古鑑1-44

吉原語彙 芋 いも 1963国文学331/浜田義一郎133-11 芋八月十五夜を芋名月という。

吉原語彙妹女郎いもうとじょろう宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草139[岩波文庫]

吉原語彙妹女郎の心配いもうとじょろうのしんぱい1929宮武外骨/ありんす國辞彙088-02

吉原語彙 芋の無い月を品川二ツする(22-30甲) いものないつきをしながわふたつする 1963国文学331/浜田義一郎138-02c *六夜待ち

吉原語彙 いやな男も来よふなと浅黄いひ(20-02) いやなおとこもこようなとあさぎいい 1963国文学331/浜田義一郎132-11a *恐るべき自信。

吉原語彙いらひどい玉章の出る大みそかいらひどいたまずさのでるおおみそか1963吉田精一[国文学331-015k]

吉原語彙入相をおしむは金のない花見(傍04-33)いりあいをおしむはかねのないはなみ1963比企蝉人[国文学331-029-20]

吉原語彙入江町いりえちょう1911近世文藝叢書10-330-14/かくれざと

吉原語彙入船町いりふねまち1911近世文藝叢書10-331-04/かくれざと

吉原語彙入聟いりむこ1963国文学331-114a田中直樹

吉原語彙入むこをあわれと思へ山ざくら(11-15)いりむこをあわれとおもえやまざくら1963比企蝉人[国文学331-029-27]

吉原語彙入谷いりや1976花咲一男/江戸吉原図絵042

吉原語彙 入山に星 いりやまにほし 1981国文学381/渡辺信一郎197-05 吉原細見の記号。入山形に星二つが最上位。

吉原語彙 入髪 いれがみ 1981国文学381/渡辺信一郎197-06 他の遊女と通じて髪切の私刑に会った客が,かもじで隠すこと。

吉原語彙 入れ髪 いれがみ 1963国文学331/浜田義一郎133-12 吉原の遊興費不払などで片小鬢剃り落されるとかもじで隠す。

吉原語彙入れ髪をして品川をやたらほめ(05-14)いれがみをしてしながわをやたらほめ1963国文学331/浜田義一郎133-12a

吉原語彙入髪をして深川へ初會也いれがみをしてふかがわへしょかいなり1929宮武外骨/ありんす國辞彙071-06

吉原語彙 入墨子 いれぼくろ 1981国文学381/渡辺信一郎197-07 遊女が客への心中立てに入れ墨すること。

吉原語彙入れぼくろいれぼくろ1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-110]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草097[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草104[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草116[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草121[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草161[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草181[岩波文庫]

吉原語彙色いろ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草207[岩波文庫]

吉原語彙いろいろな使用人いろいろなしようにん昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-065

吉原語彙色香いろか宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草140[岩波文庫]

吉原語彙 狎客の座舗 いろきゃくのざしき 享和四年 1804 1930蘇武/吉原風俗資料415 狎客[いろきゃく]

吉原語彙色好みいろごのみ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草166[岩波文庫]

吉原語彙色里いろざと宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草120[岩波文庫]

吉原語彙色里いろざと宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草211[岩波文庫]

吉原語彙色里いろざと宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草243[岩波文庫]

吉原語彙 色には兎角つれは邪魔 いろにはとかくつれはじゃま 1929宮武外骨/ありんす國辞彙079-05 (外骨)俚言に云。

吉原語彙 いろは いろは 1981国文学381/渡辺信一郎197-08 谷中感応寺前のいろは茶屋の私娼。玉代四百文,夜六百文。

吉原語彙 いろは茶屋 いろはぢゃや 1963国文学331/浜田義一郎133-13 谷中感応寺前の私娼。客に僧が多い。昼四百文、夜六百文。

吉原語彙いろは茶屋いろはぢゃや1963国文学331-122b粕谷宏紀

吉原語彙色比丘尼いろびくに明和517681911近世文藝叢書10-058/麓之色5-02

吉原語彙因果地蔵いんがぢぞう1976花咲一男/江戸吉原図絵027

吉原語彙 隠居 いんきょ 1963国文学331/浜田義一郎133-14 とかく若い女を好む。

吉原語彙隠居いんきょ1963国文学331-113a田中直樹

吉原語彙隠居さんどうなんしたとお職來るいんきょさんどうなんしたとおしょくくる1929宮武外骨/ありんす國辞彙036-06

吉原語彙隠居さんへ来てやつておくんなんしいんきょさんへきてやっておくんなんし1929宮武外骨/ありんす國辞彙036-05

吉原語彙隠居の津川いんきょのつがわ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草238[岩波文庫]

吉原語彙淫売女の下渡しいんばいおんなの したわたし昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-173

吉原語彙上下へつくハ駕かきたけたやつ(07-25)うえしたへつくはかごかきたけたやつ1963比企蝉人[国文学331-025-07]

吉原語彙上野うえの宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草069[岩波文庫]

吉原語彙上野境内うえのけいだい1826種彦/還魂紙料1-22a

吉原語彙右衛門うえもん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草281[岩波文庫]

吉原語彙右衛門うえもん1826種彦/還魂紙料2-07b

吉原語彙右衛門うえもん1826種彦/還魂紙料2-08b

吉原語彙魚市場うおいちば明治25-26[昭和43]1892-93[1968]1892-93石井良助/徳川制度[1968江戸町方の制度234]

吉原語彙うかれ女うかれおんな宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草141[岩波文庫]

吉原語彙浮世こと葉うきよことば1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-105a]

吉原語彙浮世人形うきよにんぎょう1826種彦/還魂紙料1-07b

吉原語彙浮世袋うきよぶくろ1826種彦/還魂紙料2-24a

吉原語彙 請出す うけだす 1981国文学381/渡辺信一郎197-09 身請。遊女の前借金を完済し、その遊女を引取ること。

吉原語彙請け出すうけだす宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草154[岩波文庫]

吉原語彙 うけられて初めて並の口をきき うけられてはじめてなみのくちをきき 1963国文学331/浜田義一郎133-15a *アリンス

吉原語彙受けられて初めて並の口をきゝうけられてはじめてなみのくちをきき1929宮武外骨/ありんす國辞彙084-07

吉原語彙 請ける うける 1963国文学331/浜田義一郎133-15 請出す。身請けする意。

吉原語彙右近源左衛門うこんげんざえもん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草268[岩波文庫]

吉原語彙兎の御字うさぎのおんのじ1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-143a]

吉原語彙 牛の御前でのろついて息子行キ(23-33) うしのごぜでのろついてむすこいき 1963比企蝉人[国文学331-031-25] (比企)牛の御前。

吉原語彙牛町 稲荷堂うしまち1911近世文藝叢書10-331-53/かくれざと

吉原語彙 後帯 うしろおび 1981国文学381/渡辺信一郎197-10 吉原の遊女から見た町家の女の結び帯。遊女は前結び。

吉原語彙 後帯 うしろおび 1963国文学331/浜田義一郎133-16 遊女は前帯だが、廓外へ出る時は若い女らしく後帯にする。

吉原語彙うしろ帯よう似合ふたか見やしやんせうしろおびようにあうたかみやしゃんせ1929宮武外骨/ありんす國辞彙078-08

吉原語彙うすうすは女房物日を知っている(17-08)うすうすはにょうぼうものびしっている1963国文学331/浜田義一郎145-07a

吉原語彙 薄雲 うすぐも 1963国文学331/浜田義一郎133-17 薄雲太夫。仙台侯は意に従わない高尾を切って後,姿海老屋の薄雲を身請けした。

吉原語彙薄雲うすぐも1963国文学331-040d冨士野鞍馬(1)

吉原語彙薄雲うすぐも宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草045[岩波文庫]

吉原語彙薄雲うすぐも宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草174[岩波文庫]

吉原語彙薄雲うすぐも宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草258[岩波文庫]

吉原語彙薄雲うすぐも宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草282[岩波文庫]

吉原語彙薄雲うすぐも宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草284[岩波文庫]

吉原語彙薄雲が累代うすぐもがるいだい安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-454b花柳古鑑

吉原語彙 薄雲太夫身請証文 うすぐもたゆうみうけしょうもん 嘉永6[1999] 1853 1853喜田川守貞/守貞謾稿22娼家下[3-314b] (守貞)元禄十三年辰

吉原語彙 薄雲はいつそ松島見たうおす うすぐもはいっそまつしまみとうおす 1929宮武外骨/ありんす國辞彙048-01 (外骨)高尾に反して、薄雲は従順であった…

吉原語彙薄雲は當世高尾古風なり(24-22)うすぐもはとうせいたかおはこふうなり1963国文学331/浜田義一郎133-17a

吉原語彙 嘘つきの頭にやどる通ふ神 うそつきのあたまにやどるかようかみ 1929宮武外骨/ありんす國辞彙040-06 (外骨)女郎の文は嘘の代用語。

吉原語彙嘘なら嘘にしなんしと嘘をつきうそならうそにしなんしとうそをつき1929宮武外骨/ありんす國辞彙028-03

吉原語彙 嘘の四つ うそのよつ 1981国文学381/渡辺信一郎197-11 木の四つ。吉原の夜の十二時。本来四つは十時。

吉原語彙嘘ばかり持って山谷を出る文屋うそばかりもってさんやをでるふみや1929宮武外骨/ありんす國辞彙074-03

吉原語彙嘘をつきなんしとうぬは棚にあげうそをつきなんしとうぬはたなにあげ1929宮武外骨/ありんす國辞彙028-04

吉原語彙嘘をつきなんしとうぬは棚にあげうそをつきなんしとうぬはたなにあげ1929宮武外骨/ありんす國辞彙028-04

吉原語彙歌うた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草029[岩波文庫]

吉原語彙歌うた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草030[岩波文庫]

吉原語彙歌うた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草055[岩波文庫]

吉原語彙歌うた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草078[岩波文庫]

吉原語彙歌うた宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草267[岩波文庫]

吉原語彙 謡講 うたいこう 1963国文学331/浜田義一郎133-18 謡曲を習うグル−プ。欠席して遊びに行く好機会。

吉原語彙謡講うたいこう1976花咲一男/江戸吉原図絵070a

吉原語彙謡講うたいこう1976花咲一男/江戸吉原図絵070

吉原語彙 謡講ちょきにのるのは下モかゝり(07-16) うたいこうちょきにのるのはしもかかり 1963比企蝉人[国文学331-028-06] (比企)観世、宝生を上懸かり、金春,金剛を下懸かり。

吉原語彙謡講不参ンの分ハ猪牙に乗(04-38)うたいこうふさんのぶんはちょきにのり1963比企蝉人[国文学331-028-05]

吉原語彙謡講不参の分は猪牙に乗り(07-16)うたいこうふさんのぶんはちょきののり1963国文学331/浜田義一郎133-18a

吉原語彙唄うたひうたうたい宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草224[岩波文庫]

吉原語彙 歌比丘尼 うたびくに 元禄7 1694 1853喜田川守貞/守貞謾稿22-399[岩波文庫] 比丘尼、一名丸女。

吉原語彙歌比丘尼うたびくに1826種彦/還魂紙料2-17a

吉原語彙内藝者うちげいしゃ安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-462花柳古鑑

吉原語彙内藝者うちげいしゃ安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-464花柳古鑑

吉原語彙内でくふ程いわしかう中の丁(22-04)うちでくうほどいわしかうなかのちょう1963山沢英雄[国文学331-035-19]

吉原語彙内の部屋うちのへや宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草044[岩波文庫]

吉原語彙雨中道中の事うちゅうどうちゅう文化1418171911近世文藝叢書10-158b[3-02]

吉原語彙雨中の道中うちゅうのどうちゅう1979花咲一男/続江戸吉原図絵076

吉原語彙雨中の道中うちゅうのどうちゅう1979花咲一男/続江戸吉原図絵087

吉原語彙 雨中の遊女 うちゅうのゆうじょ 万治2 1659 1853喜田川守貞/守貞謾稿20-199[岩波文庫] 元吉原の時、雨中図

吉原語彙團太鼓うちわだいこ1826種彦/還魂紙料2-04a

吉原語彙團太鼓うちわだいこ1826種彦/還魂紙料2-04b

吉原語彙團太鼓うちわだいこ1826種彦/還魂紙料2-26a

吉原語彙 うつ うつ 1981国文学381/渡辺信一郎197-12 遊興、放蕩する。ドラを打つの略。

吉原語彙 うつ うつ 1963国文学331/浜田義一郎133-19 ドラを打つの略。遊蕩。

吉原語彙美しい花を散らすと二十七(14-31)うつくしいはなをちらすとにじゅうしち1963国文学331/浜田義一郎142-03a

吉原語彙うづらごうしうづらごうし1979花咲一男/続江戸吉原図絵206

吉原語彙うつろ舟永久橋へせりに出る(安9義4)うつろぶねえいきゅうばしへせりにでる1963国文学331/浜田義一郎134-01a

吉原語彙 器 うつわ 1981国文学381/渡辺信一郎197-13 女隠。「あげぞこをしても三分の器なり」

吉原語彙 腕 うで 1963国文学331/浜田義一郎133-20 腕に相手の名を彫り愛情を証する。

吉原語彙うどん そば屋うどん そばや1976花咲一男/江戸吉原図絵228

吉原語彙うどんそば店うどんそばみせ1976花咲一男/江戸吉原図絵228

吉原語彙うなりぶしうなりぶし宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草046[岩波文庫]

吉原語彙采女 うねめ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草044[岩波文庫]

吉原語彙うまいこと女郎を横に抱いてねる(19-249うまいことじょろうをよこにだいてねる1963国文学331/浜田義一郎146-06b

吉原語彙うまいとこくらッた上でのみなんしうまいとこくらったうえでのみなんし1929宮武外骨/ありんす國辞彙029-04

吉原語彙馬駕籠うまかご1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-155]

吉原語彙馬と駕籠うまとかご昭和4219671967石井良助/吉原/中公新書141-102

吉原語彙馬の糞うまのくそ1976花咲一男/江戸吉原図絵080

吉原語彙 馬道 うまみち 1963国文学331/浜田義一郎133-21 浅草吉原間の地名。

吉原語彙馬道うまみち安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-468花柳古鑑

吉原語彙馬道うまみち安政1850s1977三田村鳶魚/未刊随筆百種10-469花柳古鑑

吉原語彙馬道町うまみちまち1976花咲一男/江戸吉原図絵036

吉原語彙馬屋うまや1976花咲一男/江戸吉原図絵201

吉原語彙 馬よりもかごの者らがふみへらし(安4信6) うまよりもかごのものらがふみへらし 1963国文学331/浜田義一郎133-21a *昔は馬で通った。

吉原語彙うめ茶うめちゃ1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-135a]

吉原語彙うめ茶うめちゃ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草260[岩波文庫]

吉原語彙梅の家うめのや(むめのや)安政1850s1850s(新吉原狂歌双六)04

吉原語彙梅巻うめまき(むめまき)安政1850s1850s(新吉原狂歌双六)28

吉原語彙梅屋敷うめやしき1976花咲一男/江戸吉原図絵064

吉原語彙 裏 うら 1981国文学381/渡辺信一郎197-14 客が前に遊んだ遊女を二会目に買うこと。「裏を返す」ともいう。

吉原語彙 裏 うら 1963国文学331/浜田義一郎133-22 二度目に同じ遊女を買うこと。

吉原語彙 裏 うら 昭和42 1967 1967石井良助/吉原/中公新書141-164a 第二回目の登楼。

吉原語彙 二會目(裏)馴染み  うら なじみ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話315 裏祝儀を出す。二朱、また一分を祝儀として出す。若いものは、お客に礼を云い、女郎にも礼を云い、盞を返し降りて行く。お返しに、菓子、蕎麦、鮨などを持ってくる。

吉原語彙裏表ある水茶屋ははやるなり(21ス10)うらおもてあるみずちゃやははやるなり1963国文学331/浜田義一郎144-15a

吉原語彙裏から一人來なんしと持てた奴うらからひとりきなんしたともてたやつ1929宮武外骨/ありんす國辞彙079-04

吉原語彙裏茶屋うらちゃや1976花咲一男/江戸吉原図絵187

吉原語彙裏茶屋うらちゃや1976花咲一男/江戸吉原図絵187

吉原語彙 裏馴染み うらなじみ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話318 二度目に往った時、祝儀を出し、床花も出す。

吉原語彙裏の夜は四五寸近く来てすわり(2-31)うらのよはしごすんちかくきてすわり1963国文学331/浜田義一郎133-22a

吉原語彙 裏門 うらもん 1963国文学331/浜田義一郎133-23 浅草寺の東側の門。随神門、矢大臣門ともいう。吉原への順路。

吉原語彙裏門を左り左りと行けばよし(13-27)うらもんをひだりひだりといけばよし1963国文学331/浜田義一郎133-23a

吉原語彙うら門を左リ左りとゆけハよしうらもんをひだりひだりとゆけばよし1963比企蝉人[国文学331-032-12]

吉原語彙うら屋さんうらやさん1976花咲一男/江戸吉原図絵210

吉原語彙うらやさんうらやさん1976花咲一男/江戸吉原図絵210

吉原語彙うらやさんうらやさん1979花咲一男/続江戸吉原図絵056

吉原語彙売物うりもの宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草079[岩波文庫]

吉原語彙 売る うる 1981国文学381/渡辺信一郎197-15 かこつける、だしに使うの意。「紅葉を売って吉原へ」などと。

吉原語彙 売る うる 1963国文学331/浜田義一郎133-24 だしに使う、かこつける意。

吉原語彙 無効力な賣るまい証文 身請 身ぬけ うるまいしょうもん 文化6 1809 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話082 御定百ヶ條

吉原語彙 嬉しいねまつほの浦がきゝんした うれしいねまつほのうらがききんした 1929宮武外骨/ありんす國辞彙062-15 (外骨)定家の「来ぬ人をまつほの浦の夕凪にやくやも鹽の身もこがれつゝ」

吉原語彙売れのこりまつかなやつが五六人(10-3)うれのこりまつかなやつがごろくにん1963国文学331/浜田義一郎132-03a

吉原語彙 上あごを舌へからんでさがりんす うわあごをしたえからんでさがりんす 1929宮武外骨/ありんす國辞彙080-10 (外骨)行儀の悪い禿が、客の臺物の残肴をつまみ食い。頬張ったまま階上より内所の若い者を呼ぶ.

吉原語彙うは絵うわえ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草104[岩波文庫]

吉原語彙うは絵うわえ宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草104[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草019[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草021[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草066[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草079[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草099[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草186[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草222[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草226[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草274[岩波文庫]

吉原語彙うはきうわき宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草290[岩波文庫]

吉原語彙 上草履 うわぞうり 1981国文学381/渡辺信一郎197-16 遊女の屋内履き。忍び歩きの防止のためという。上妓ほど厚みがあるのを履く。

吉原語彙 上草履 うわぞうり 1963国文学331/浜田義一郎133-25 遊女の屋内履き。

吉原語彙上草履客がはいては静かなり(23-22)うわぞうりきゃくがはいてはしずかなり1963国文学331/浜田義一郎133-25a

吉原語彙 上草履ちんばに穿くやほとゝぎす うわぞうりちんばにはくやほととぎす 1929宮武外骨/ありんす國辞彙046-05 (外骨)三浦屋の五代高尾

吉原語彙産んだのをかたわのやうに五丁町うんだのをかたわのようにごちょうまち1929宮武外骨/ありんす國辞彙060-07

吉原語彙うんと云ひなんせんと抓(つめ)りんすにへうんといいなんせんとつめりんすにえ1929宮武外骨/ありんす國辞彙035-02

吉原語彙うんと云ひなんせんと抓りんすにへうんといいなんせんとつめりんすにえ1929宮武外骨/ありんす國辞彙054-05

吉原語彙饂飩桶うんどんおけ1826種彦/還魂紙料2-09b

吉原語彙饂飩桶うんどんおけ1826種彦/還魂紙料2-10a

吉原語彙饂飩桶うんどんおけ1826種彦/還魂紙料2-12b

吉原語彙 運を見ておくんなんしと小傾城 うんをみておくんなんしとこげいせい 1929宮武外骨/ありんす國辞彙045-15 (外骨)小傾城という語は、俳人が使い初めたらしい。

吉原語彙 永久橋 えいきゅうばし 1963国文学331/浜田義一郎134-01 中洲附近の橋。舟饅頭が多い。

吉原語彙永代島えいたいじま1830喜多村節信/嬉遊笑覧09娼妓[2005-4-161]

吉原語彙 永代島八幡宮(富ケ岡) えいたいじまはちまんぐう 1853喜田川守貞/守貞謾稿22-362[岩波文庫] 洲崎(永代寺門前、深川仲丁)富ケ岡八幡宮。あひる すそつぎ 表やぐら 裏やぐら 御旅。

吉原語彙永代橋えいたいばし宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草069[岩波文庫]

吉原語彙 永代橋八幡宮遊廓図 えいたいばしはちまんぐう 嘉永6[1999] 1853 1853喜田川守貞/守貞謾稿22娼家下[3-364a] (守貞)すそつぎ,あひる、表やぐら…

吉原語彙永楽屋初音が事えいらくやはつね文化1418171911近世文藝叢書10-246/北里見聞録

吉原語彙永楽屋初音事えいらくやはつね文化1418171911近世文藝叢書10-246[6-06]

吉原語彙江口えぐち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草025[岩波文庫]

吉原語彙江口えぐち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草042[岩波文庫]

吉原語彙江口えぐち宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草182[岩波文庫]

吉原語彙迴向院えこういん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草069[岩波文庫]

吉原語彙迴向院えこういん宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草243[岩波文庫]

吉原語彙回向院ばかり涅槃に猫が見え(04-38)えこういんばかりねはんにねこがみえ1963国文学331/浜田義一郎142-10a

吉原語彙絵双六えすごろく1826種彦/還魂紙料1-04a

吉原語彙絵双六えすごろく1826種彦/還魂紙料1-10a

吉原語彙絵双六えすごろく1826種彦/還魂紙料1-13a

吉原語彙絵双六えすごろく1826種彦/還魂紙料1-14a

吉原語彙絵双六えすごろく1826種彦/還魂紙料1-23a

吉原語彙絵双六(若千年売)(挿図)えすごろく1826種彦/還魂紙料1-04a

吉原語彙絵双六(挿図)えすごろく1826種彦/還魂紙料1-23a

吉原語彙越後高尾えちごたかお1963国文学331-044d冨士野鞍馬(6)

吉原語彙越後高尾えちごたかお宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草033[岩波文庫]

吉原語彙越後高尾えちごたかお宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草282[岩波文庫]

吉原語彙越前屋和國が事 大兵庫屋八橋が事えちぜんやわこく文化1418171911近世文藝叢書10-262b/北里見聞録

吉原語彙越前屋和國事(越前屋)えちぜんやわこく文化1418171911近世文藝叢書10-262b[6-28]

吉原語彙穢多の一大族制えったのいちだいぞくせい明治25-26[昭和43]1892-93[1968]1892-93石井良助/徳川制度[1968江戸町方の制度479]

吉原語彙 江戸 えど 1981国文学381/渡辺信一郎197-17 吉原在住の者が廓外を指して呼ぶ語。江戸へ出るは、廓外へ出ること。

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草031[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草037[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草069[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草102[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草171[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草178[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原徒然草186[岩波文庫]

吉原語彙江戸えど宝永6頃1709c2003結城や来示/吉原%

(以下、略)



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