浮世絵学07/2001-2002キヨッソーネ東洋美術館所蔵 浮世絵展 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]
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2017-10-12現在(2018-06-01更新)

ジェノバ(ジーンズ発祥、輸出の地)のキヨッソーネ美術館。

以前、訪れたことがあった。キヨッソーネ(1833-1898)は、1875御雇い外国人としてイタリアから来日し、紙幣なども含む印刷技術を将来した。浮世絵だけでなく甲冑、陶磁器など多岐にわたる美術品を購入、美術館を建設した。

実ハ版本など貴重な作品があると聴いて図録を購入したが、この図録は一枚絵の浮世絵版画そして肉筆であった。

版本など全く含まれておらず、残念であった。一枚絵の版画は特に問題がないが、肉筆は明治期に偽筆が沢山、製作されている。

残念なことに、この図録(版画を含めて、全149点)の大半の肉筆は偽筆である。

明治期の外国人に肉筆の真偽が分かる人は全くいないと考えて良いであろう。

そもそも版画と肉筆は全く別である。肉筆の真筆は極めて少なく、明治期まで残存していることは稀である。

つまり、当時、市場にあった大半の肉筆浮世絵は偽筆である。外国向けに作られたのである。

この肉筆浮世絵の大半が偽筆という事実は、現在でも続いている。博物館、美術館でも、多くの偽筆が平気で陳列されている。

真偽の鑑定の出来る鑑定家がいなくなったからである。

何か御気付きの点があれば、御教示ねがいたい。

酒井雁高(がんこう)学芸員 curator, professional adviser of ukiyo-e

浮世絵・酒井好古堂 [http://www.ukiyo-e.co.jp]

[浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家
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