浮世絵学01/落款(歌麿)/偽筆*10 うたまろ_歌麿/とちぎ歌麿館(偽落款)/女達磨? 鍾馗? 三福神の相撲? 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人)[ukiyo-e.co.jp]
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浮世絵学01/落款(歌麿)/偽筆*10 うたまろ_歌麿/とちぎ歌麿館(偽落款)/女達磨? 鍾馗? 三福神の相撲? 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人)[ukiyo-e.co.jp]

2016-11-10現在

酒井雁高(酒井好古堂主人)浮世絵鑑定家

原物を見ていないが…図版の熟覧でも、偽筆の可能性は高い。

歌麿? 中国の仙女

歌麿の肉筆 真筆は世界に数本

明治期の肉筆鑑定

偽筆 外国向け 明治期

歌麿? 女達磨? 鍾馗? 三福神角力?

無款 歌麿? 深川の雪?
2015-04-20現在 酒井雁高(酒井好古堂主人) 浮世絵鑑定家(浮世絵専門) 学芸員酒井雁高(酒井好古堂主人)SAKAI_gankow,  curator,  sp以前の浅野君とは全く別人のようで、関連機関の機嫌を取り、栃木市民を煽(おだ)てあげているだけで、太鼓持ちのような感じを受けた。以前の浅野君は学問一筋に地道な研究、発表を謙虚に行っていた学徒であったが…特に新しい知見、発見は無く、これまでと同様、歌麿と栃木を結び付ける科学的根拠(書面、傍証確たる学問的根拠)もなく、無款の作品を歌麿と断定したことは学問以前の問題である。今後の研究資料として展示するならば、理解できないでもないが、偽筆を真筆と称して、入場観覧料を徴収すれば、詐欺になる。客観的な裏付けがない以上、歌麿騒動(歌麿?三部作)の作品、その他、尤もらしく提示、紹介された女達磨、鍾馗、三福神、杭打ち図など総て、歌麿の作品ではない。女達磨は一蝶の古典的作品であり、原則として他の絵師は描くことは有り得ない。

2014.04.22                酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人)

歌麿(偽落款)/女達磨、鍾馗、三福神の相撲(偽筆)

原物を熟覧していないので、確実なことは分からないが、歌麿が何年何月何日、栃木の具体的な場所にいたことを客観的に提示する証拠(手紙など)がない。栃木市教育委員会に問い合わせたところ、そのような確実な物的証拠がないと云っていた。つまり、狂歌師の狂名を歌麿?と称する肉筆画中に記しても、その作品が偽筆の場合、全く無意味である。全国に五万といた狂歌師などは、誰でも引用できるからである。

さて浮世絵学に戻り、落款、刊年、判型形態、外題(げだい)、版元、内題について吟味してみよう。

1 落款について 画像が小さく、残念ながら、鑑定できない。

2 刊年 肉筆のため、制作年 これも確定できない

3 判型形態 全く脈絡のない三作品、これも不自然。歌麿が描いたなら、確たる意図があり、同寸法である可能性が高い

4 外題
4a 外題 女達磨 一蝶が描いたと云われている。しかし、一蝶の女達磨(原画)は現在まで確認されていない。本図は、似せて描いているが、歌麿の洗練された美人図ではなく、偽筆。描線も下手で、女達磨の表情も全く美人絵師、しかも一流の浮世絵師とは似ても似つかない。

4b 外題 鍾馗 これも浮世絵師の洗練された描写が欠如している。

4c 外題 三福神の相撲 この三福神という外題も聴いたことがない。

一般に恵比寿、大黒の二福神が題材となるが、本図はもう一人福神がいて、不審である。

5 版元 本図は肉筆のため、版元はない

6 内題 連作ではなく、単品のため、該当しない。

以上、検討、吟味したが、(熟覧していないが)やはり、偽筆と判断せざるを得ない。これらを歌麿の真筆と断定する方々は、直接の史料(手紙など)によって、歌麿が何年何月何日、栃木市の何丁目何番地にいたということを証明しなければならない。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂 [HP: ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678



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