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1787上田秋成/金印考 57金印(漢委奴國王)

1787(天明4)、金印(漢委奴國王)が志加島(しかのしま)で、発見されると同時に、上田秋成は五文字の漢印であることを証明している。また委奴(ヰド)國と読み、北九州に地名があることも述べている。博多は那の津であるが、57年、光武帝(劉秀)(BC6-57)は、この金印を北九州のヰト國に与えたものである。 これ以前、イト國は後漢に朝貢していたからである。しかし、当時、まだ国家と呼ぶほどの規模でなかった。委奴(ヰド)國は、未だ卑弥呼*(ひみか)の女王國・邪馬壹國の以前の段階で、極く小さい共同体と見做される。

(古田)卑弥呼、読み「ひみか」。「呼」の読み「か」

 

 

(解説)漢委奴國王金印考一巻

230s年前後、女王國、邪馬壹國(ヤマイッコク)の存在が確認される。

偽印説もあるが、全く同じ大きさの金印、四川省から滇(テン)印(BC278-BC85)が発見されたので、真印であることは明らかである。漢隷などにも精通していた秋成の博識に驚く。

(古田)漢委奴國王印 当時の漢印、印譜を調べた結果、二重の形容はなく、必ず「どこ」の王に授与したとなっている。AがBに授与、AがBのCに授与の例は無い。つまり、この読み方は、漢の「わ」の「な」の国王ではなく、漢の「ゐど」国王と読む。

(雁註)篆書の象形文字で判読すると、「委奴(ゐど)國王」となる。「委」(ゐ)は、稲穂が頭を垂れる、つまり御辞儀をする人々である。委の人々ということで、後から人偏を付して、「倭」を作字した。音も変化して、「わ」となった。

*浮世絵学(支那學・金印「漢委奴國王」)2019酒井雁高/「委奴(ゐど)」の真解釈  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/39091

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