浮世絵学(支那學・文化藝術懇話会64b)三国志・注引用書目 1993今鷹真・井波律子・小南一郎訳/三国志 全3/世界古典文学全集、筑摩書房 九州王朝* 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/36642
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1982-05-25現在(2019-04-25更新)  ✓検索 浮世絵学 ◯◯  http://www.ukiyo-e.co.jp/37518
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◯浮世絵学(支那學・文化藝術懇話会)支那學・研究一覧(邪馬台国、帰結)三國志(魏志)と隋書 古田武彦 九州王朝* 帰結、ずばり九州(阿蘇山と書かれている)(古田武彦/九州王朝*)酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/37595

◯1989今鷹 真/三国志/解説/世界古典文学全集24c

◯三国志 裴松之・注引用書目 *陳寿(230-297)/三国志・正史

後、これらの注から敷衍して、小説としての羅貫中(1330?-1400?)/三国志演義が書かれる。三国志正史と三国志演義は全く別である。明治期でも、演義を読んでいるが、正史を読んでいない知識人が多かった。

280s陳寿(233-297)/三国志      西晋265-316   チン・ジュ

・王沈(?-266)/魏書      オウ・シン
・魚豢(190s-270s)/魏略           キョ・カン  「キョ」の読み
・韋昭(?―273)/呉書 イ・ショウ
・429裴松之(372-451)/注          南宋420-579   ハイ・ショウシ
(雁註)陳寿没後、130年ほど経て注が完成
・1957盧弼(1876-1967)/三國志集解   中華民国 ロ・ヒツ  藝文印書館(台湾)
・1987.1996今鷹真・井波律子・小南一郎/正史 三国志 全8冊、筑摩学芸文庫
・1993今鷹真・井波律子・小南一郎訳/三国志 全3/世界古典文学全集、筑摩書房

280s陳寿(233-297)/三国志      西晋265-316   チン・ジュ

・王沈(?-266)/魏書      オウ・シン
・魚豢(190s-270s)/魏略           キョ・カン  「キョ」の読み
・韋昭(?―273)/呉書 イ・ショウ
・429裴松之(372-451)/注          南宋420-579   ハイ・ショウシ
(雁註)陳寿没後、130年ほど経て注が完成
・1957盧弼(1876-1967)/三國志集解   中華民国 ロ・ヒツ  藝文印書館(台湾)
・1987.1996今鷹真・井波律子・小南一郎/正史 三国志 全8冊、筑摩学芸文庫
・1993今鷹真ほか訳/三国志 全3/世界古典文学全集、筑摩書房

◯裴松之・注引用書目(1993今鷹真ほか訳/三国志 全3/世界古典文学全集、筑摩書房)
1 異同記
2 孫盛/異同雑記
3 異同評
4 異物志
5 陸氏/異林
6 皇甫謐/逸士伝
7 英雄記
8 益州耆旧伝(ききゅうでん)
9 益部耆旧雑記(ききゅうざっき)
10 陳寿/益部耆旧伝
11 袁準/袁子(えんし)
12 袁子世紀
13 筍綽(じゅんしゃく)/兗州記(えんしゅうき)
14 王氏譜
15 何劭(かしょう)/王弼伝(おうひつでん)
16 王朗家伝
17 王朗集
18 王昶(おうちょう)/家誠
19 華佗別伝(かたべつでん)
20 常璩(じょうきょ)/華陽国志
21 会稽劭氏(しょうし)家伝
22 虞預(ぐよ)/会稽典録
23 郭氏(かくし)譜
24 咸熙元年百官名→百官名
25 管輅(かんろ)別伝
26 袁宏(えんこう)/漢紀
27 張璠(ちょうはん)/漢紀
28 孔衍(こうえん)/漢魏春秋
29 華嶠(かきょう)/漢書
30 習鑿歯(しゅうさくし)/漢書春秋
31 漢末名士録
32 筍綽(じゅんしゃく)/冀州記(きしゅうき)
33 機雲別伝
34 陰澹(いんたん)/魏紀
35 孫盛/魏氏春秋
36 王沈(おうしん)/魏書 *沈、shenの発音、シェン。従ってチンではない
37 魏晋世語→世語
38 孫盛/魏世籍 *魏世譜の誤り。
39 孫盛/魏世譜
40 左思/魏都賦 *魏の都・洛陽、蜀の都・成都、呉の都・建業(南京) *三都賦
41 魏武故事
42 魏末伝
43 魏名臣奏
44 魚豢(ぎょかん)/魏略 *典略の一部か
45 筍綽(じゅんしゃく)/九州記
46 司馬彪(しばひょう)/九州春秋
47 旧事
48 金谷集
49 虞翻別伝
50 顧愷之(こがいし)/啓蒙注
51 嵆康集(けいこうしゅう)
52 嵆喜(けいき)/嵆康伝 *嵆喜は康の兄
53 嵆康別伝
54 嵆氏譜 *譙郡(しょうぐん)
55 摯虞(しぐ)/決疑要注
56 劉艾(りゅうがい)/献帝紀
57 献帝起居注 *起居注は、皇帝の近侍の臣が帝の言動を記したもの
58 袁暐(えんい)/献帝春秋 *裴松之、記事を厳しく指弾
59 献帝伝
60 阮氏譜
61 胡氏譜
62 陸機/顧譚(こたん)伝
63 環済/呉紀
64 呉質別伝
65 韋昭(いしょう)/呉書 *裴松之は、司馬昭の諱(いみな)を避けて、韋曜としている。
66 胡沖/呉歴
67 張勃(ちょうぼつ)/呉録
68 謝承/後漢書 *紀伝体の後漢書としては最も古い。最初、帝紀もあったらしい。
69 孔子譜
70 孔融集
71 虞溥(ぐふ)/江表伝
72 王隠/交広記
73 王範/交広二州春秋
74 高貴郷公集
75 皇甫謐(こうほひつ)/高士伝
76 崔氏(さいし)譜 *博陵の崔氏
77 雑記→異同雑記
78 徐衆/三国評
79 三朝録
80 趙岐(ちょうき)/三輔決録 *三輔 漢の長安の輔(まもり)
京兆(けいちょう):長安以東、馮翊(ひょうよく):長安以北、扶風(ふふう):渭城以西
81 摯虞(しぐ)/三輔決録注
82 山濤(さんとう)啓事
83 楽資/山陽公截記
84 衛恒/四体書勢
85 虞喜(ぐき)/志林
86 筍彧(じゅんいく)別伝
87 筍勗(じゅんきょく)別伝
88 何劭(かしょう)/筍粲(じゅんさん)伝
89 筍伯子/筍子家伝
90 応璩(おうきょ)/書林
91 諸葛氏譜 *瑯邪(ろうや)の諸葛氏
92 陳寿/諸葛亮集
93 周斐(しゅうひ)/汝南先賢伝
94 司馬彪/序伝 *後漢書の序か
95 鐘会(しょうかい)/鐘会母伝
96 習鑿歯(しゅうさくし)/襄陽(じょうよう)記 *襄陽は湖北省
97 王隠/蜀記
98 孫盛/蜀世譜
99 譙周(しょうしゅう)/蜀本紀
100 司馬彪/続漢書
101 夏侯湛(かこうたん)/辛憲英(しんけんえい)伝
102 干宝(かんぽう)/晋紀 *独自の毀誉褒貶を示す。捜神記を著述
103 陸機/晋・恵帝起居注
104 王隠/晋書 *虞預(ぐよ)は王隠の書き留めたものを写しとり、後に王隠を陥し入れた
105 干宝/晋書
106 虞預(ぐよ)/晋書 *虞預は王隠の晋書を盗用した
107 傅暢(ふちょう)/晋諸公賛 *傅暢は傅□(ふか)の孫  □=古+叚
108 李軌(りき)/晋泰示起居注 *起居注、帝王の事績、生活を記した 晋王朝では各起居注あり
109 晋百官名→百官名
110 晋百官表→百官名
111 孫盛/晋陽秋 *陽秋は春秋に同じ
112 葛洪(かっこう)/神仙伝
113 任□(にんか)別伝  □=古+叚、か
114 郭頒(かくはん)/世語 *裴松之 異なることが書かれ、よく読まれた。干宝、孫盛が採用
115 先賢行状
116 司馬彪/戦略
116 張方/楚国先賢伝
117 干宝(かんぽう)/捜神記
118 曹公集
119 曹志別伝
120 曹瞞伝 *敵国・呉人が書いたもので、悪意に満ちている。事実かどうか別として面白い
121 孫恵別伝 孫堅の兄・孫賁(そんふん)の玄孫・孫恵の伝
122 孫氏譜
123 孫資別伝
124 太康三年地記 282武帝の時代 呉滅亡の直後、州郡県名
125 張超集
126 趙雲別伝
127 陳氏譜 潁川(えいせん)の陳氏
128 圏称(けんしょう)/陳留耆旧(ききゅう)伝
129 殷基(いんき)/通語 殷礼の子・基(き)
130 皇甫謐(こうほひつ)/帝王世紀
131 程暁別伝 魏の程昱(ていいく)の孫・程暁の伝
132 鄭玄別伝
133 魚豢(きょかん)/典略 *典略の一部が魏略
134 魏・文帝曹丕(そうひ)/典論 *論文篇は文選(もんぜん)にも載せられた
135 杜氏新書
136 傅玄(ふげん)/馬先生序
137 傅暢(ふちょう)/斐氏家記
138 博物記
139 張華(ちょうか)/博物志
140 潘岳集(はんがくしゅう)
141 潘岳別伝
142 潘尼別伝 *潘尼(はんに)は潘岳の甥
143 蒋済(しょうせい)/万機論
144 費褘(ひい)別伝
145 百官志
146 百官名 現在の職員録か
147 傅咸(ふかん)集
148 傅玄(ふげん)/傅子 *誦学
149 華嶠(かきょう)/譜叙
150 武帝百官名→百官名
151 応劭(おうしょう)/風俗通
152 張騭(ちょうしつ)/文士伝
153 摯虞(しぐ)/文章志 *流別集は、文選以前の最も早い文学選集
154 筍勗(じゅんきょく)/文章叙録
155 □原(へいげん)/□原別伝 □=丙+邑
156 曹植/弁道論 *東阿王は曹植のこと
157 葛洪(かっtこう)/抱朴子(ほうぼくし) *内篇は道教に関する資料
158 褒賞令
159 張儼(ちょうげん)/黙記
160 庾氏(ゆし)譜 *潁川(えいせん)の庾氏
161 姚信集
162 庾闡(ゆせん)/揚都賦注 *揚州のありさまを記した賦
163 陸氏詞堂像賛 *詞堂廟(四字句の韻文)
164 陸氏世頌(しょう)
165 陸機/陸遜銘 *銘(めい)は、金石に勲功を刻む場合の文
166 劉□(りゅうい)/劉□別伝   □=广+異
167 劉氏譜
168 礼論
169 零陵先賢伝 *零陵は湖南省
170 劉艾(りゅうがい)/霊帝紀
171 曹丕(そうひ)/列異伝
172 列書 義疏の誤りか
173 皇甫謐(こうほひつ)/列女伝 烈は誤り
174 盧諶(ろしん)別伝 *盧毓(ろいく)の曾孫盧諶(ろしん)の伝
175 盧江何氏(かし)家伝

◯三国志の背景[以下、月報をまとめた]
三国鼎立の状況が収束し、西晋による統一がなされて間もなくの時期に書かれた。
蜀の滅亡は263、魏の禅譲は265、呉の滅亡は280である。
作者・陳寿の仕えていた蜀、その蜀と常に敵対しつづけた魏が滅んだのは、陳寿が30歳を過ぎた時であった。それから統一まで20年近くを経過した。三国時代の生々しい記憶が残っていた。敵国魏の後を受けて成立した西晋王朝のもとで、歴史を書くので、細心の注意が必要であった。
前漢の司馬遷(BC145-BC87?)、後漢の班固(32-92)、ともに不幸な運命に遭遇した。
春秋は孔子が魯の年代記を基に、自己の思想を伝えた。近い時代を扱うことは、歴史家につきまとう困難さを持つ。

◯陳寿の記述、背景
蜀の国で、譙周(しょうしゅう)に師事し、春秋の三伝(左氏伝、公羊伝、穀梁伝)を学び、史記、漢書を熱心に勉強した。司馬遷は紀伝体の史書の体裁で、五つの区分を考え出した
1 本紀:支配者、支配王朝を年代的に描く
2 表:時間の経過をグラフ(表)で示す
3 書:礼楽、祭祀、経済など個別の問題
4 世家:春秋、戦国などの時代の地方諸侯王の動きと漢代の諸侯王について
5 列伝:各時代に活躍した個人の伝記と周辺民族について
歴史を総合的、発展的に捉えた。

◯魏、蜀、呉(三國並立)
三国の君主が皇帝と称して、天子として相争った。魏は後漢の禅譲を受けた正当な天子であった。
天子(皇帝)は、ただ一人であるはずなのに、三人も現れた。
一国(魏)の正統性と三国鼎立の事実を同時に描くことが必要となった。
魏の皇帝のみ「紀」、蜀・呉の君主は「伝」(列伝)
魏、皇帝の死:王、〇〇殿に「崩」ず
蜀、先主:◯「殂」(そ)す。◯「卒」(しゅっ)す *名を言わない *史官が設置されず、史料なし
呉、公、先主:◯薨  薨=コウず 諱(いみな、本名)を記し、死去の場所を書かない

◯陳寿の記述態度
事実の確実さを求めて慎重であった。事実の枠を踏み出すことはしない。
三国志に対する批判
1 諸葛亮の記事(今鷹)諸葛亮親子への非難的記事は歴史家として公正な立場から書かれている
2 伝の人物の妥当性(今鷹)晋書は俗説を乗せて、根のないいいがかりである
3 魏を正統とする(今鷹)漢の血統を引く蜀を正統とする必要性の時代もあった
・歴史の現実を描くのが史書の役割とすると、黄河沿岸の最も広大な地域を領有し、主導権を持っていた魏を正統とするのは正しい

◯裴松之とその注
429裴松之(372-451)/注 南朝・劉宋(太祖・劉裕、りゅうゆう)の文帝の命 異聞,異説の史料批判も行っている。 息子・裴駰は史記集解。現存最古の注釈書

◯(小南一郎)年表 155-283

(雁註)なお、三国志の列伝。人名と人名を・で区別しないで、単に姓だけで繋げている。これが意外に分かり難い。また、二劉、三袁と書いて、省略している場合がある。個々に、人名を独立項とした部立てで分かり易くして欲しい。無論、改行、段落など、漢字をベタで詰めるので、極めて見難い。紙が貴重で、版面の余白を開けない節約もあったのだろうが…

何か御気付きの点があれば御教示ください。
酒井 雁高(がんこう) 浮世絵・酒井好古堂主人 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂 浮世絵鑑定家 [浮世絵学] 検索 http://www.ukiyo-e.co.jp
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