浮世絵学01/落款(偽筆とよくに1)肉筆浮世絵_とよくに1/初代豊國1(1769-1825)/屏風八扇_三代目中村歌右衛門(1778-1838)の九変化屏風  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/73490
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浮世絵学01/落款(偽筆とよくに1)肉筆浮世絵_とよくに1/初代豊國1(1769-1825)/屏風八扇_三代目中村歌右衛門(1778-1838)の九変化屏風  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/73490

1982-04-29現在(2024-03-30更新)

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人)

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜


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G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)  Guide

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R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) Copy and Handmade reproduction 

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V浮世絵学 ミニ動画     Mini-film, about 5 minutes 

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,370項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

2018 SAKAI gankow

 

2020 SAKAI kunio

 

 
*ファックス、使えません。
 


〇豊國/其九絵彩四季櫻 *本屏風十二扇の内、絵は八扇、蜀山人賛は四扇。(2021No.181  浮世絵藝術p.48

なお、原画を熟覧していないことをお断りしておく。

不審な点は下記の通り。

蜀山人(1749-1823)

豊國(1769-1825)

歌右衛門(1778-1838) *三代目中村

1)豊國(1769-1825)画/其九絵彩四季櫻、九変化であり、板下から版画を製作している。その版画と同図の肉筆があること自体、在り得ない。

考えてみれば当然であろう。もし、北齋爲一(ゐいつ)/冨嶽三十六景・凱風快晴(赤富士)、神奈川沖浪裏と同図の肉筆があれば、爲一自身の肉筆ではなく、版画を模写したか、また偽筆(ぎひつ)である。

2 1815.03.05(文化12.03.05)中村座、其九絵彩四季櫻(そのここのえ さいしきざくら)

四季九變化(中村歌右衛門)

春、文使娘、老ケ花見、酒屋丁稚

夏、雨乞小町、夕立雷

秋、槍持奴、月の辻君

冬、江口の君(天下るの傾城)、牡丹の石橋。

・九変化(其九絵彩四季櫻)なのに、八図しかない。なぜ、一図が欠けているのか、不審である。

・尤もらしく、蜀山人(1749-1823)賛が右隻に二扇、左隻に二扇。これも意味不明。

・偽筆者は、南畝の著作集/七々集(文化12-13)を下敷きに描いているので、その七々集を引用しても本末転倒である。

4 其九絵彩四季櫻(そのここのえ さいしきざくら)

歌舞音曲のDBで纏めたものがある。

1815豊國/其九繪彩四季櫻_26項目

5 何よりも、肉筆の技量も、かなり下手である。落款、印章が掲載されているが、模印と思われる。

落款も文化12の基準印と違うようである。これは、もう少し、詳しく調べる必要があるが…

そして、最初の大前提、版画と同図の肉筆は、偽筆である。これは動かすことは出来ない。

ぜひ、諸賢の後考を俟ちたい。

何か御気付きの点があれば、御教示ください。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator 浮世絵鑑定家

▷浮世絵学 御案内

http://www.ukiyo-e.co.jp/56701  

▷浮世絵学 すべて(浮世絵・酒井好古堂) 

http://www.ukiyo-e.co.jp/53709/2021/01

[浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家

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電話03-3591-4678  携帯090-8171-7668



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