浮世絵学01/落款(素外)そがい_2018谷素外/著作 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]
ホーム > 浮世絵学01/落款(素外)そがい_2018谷素外/著作 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]

浮世絵学01/落款(素外)そがい_2018谷素外/著作 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]

1982-04-29現在(2018-05-08更新

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]

◯谷素外(1734-1823)は、談林の宗匠。俳諧

俳諧門下から、重政(1739-1820)、春章(1743-1792)、爲一(1760-1849)、政演(1761-1816)、政美(1764-1824)

2016谷素外/著作_編年順

2016谷素外/著作_五十音順

父・酒井藤吉(初代日本浮世絵博物館館長)は、谷素外が写楽であると結論付けた。

日本浮世絵博物館藏の肉筆に谷素外の還暦の肖像画がある。

落款はない。不思議に思ったが、調べてみると、素外自身が描いた、自画讃であった。

俳諧と浮世絵は全く別々と思っている方が多いが、早く宮武外骨さんは、その点を指摘していた。

俳書と素外、俳書と浮世絵の挿絵の関係に密接なものがある。

現在、出光美術館で勝川春章展を開催している。その掲載年表に多く、谷素外歳旦帖が記録されている。

2016春章/勝川春章と肉筆美人画

◯1810s−1820s観嵩月/画師冠字類考(全8冊)*の記述により、享年五十歳。*神谷勝広氏発表

◯1835菅原洞齋/画師姓名冠字類鈔(全13冊)との関連が注目される。

画師の生没など重要な記述が含まれている、一日も早くデジタルで公開されることを望んでいる。

春章が従来より十六歳、若いことが判明し、素外門下であることが立証された。

素外(1734-1823)

重政(1739-1820) *花藍(からん)

春章(1743-1792) *酉爾(ゆうじ)

盧朝(1748-1836)   *重政門下

爲一(1760-1849) *爲一号は素外によって命名された

政演(1761-1816) *葎

政美(1764-1824)

◯百回・鶴の足跡 西鶴についての俳書 *宗因が元祖、西鶴は二祖、

素外、津冨(しんぷ)、寶馬(ほうば)、左簾(されん)など。津冨は素外宅に同居していた。

春英が挿絵を描いている。春英は素外門下、俳諧の弟子であったか。春英は政演、政美と、ほぼ同年代。

序文に大向(おおむこう)など歌舞伎の用語が出てきたので、ビックリした。

知るものは月のみと我ひとり笑み *誠に意味深長な俳諧である。

*俳諧師は余りに多く、生没年まで掴み難い。新撰俳諧年表が唯一の参考書。

もっとも、複製が出ているが、ただのコピーで、五十音の索引もなく、生没年も一覧として作成されていない。誠に残念。春章、春英など、全く浮世絵とは無関係の別人。

*左簾の門下に巨川(こせん)。大小(だいしょう)の「工」夫を凝らした旗本・大久保甚四郎

*役者の俳名に巨撰(こせん)がいる。また小川町に住んでいたので、「こせん」。

当時、巨勢(こせ)、巨摩(こま)と読んでいる。大小は、月の「だいしょう」で、大小暦とは云わない。

何か御気付きの点があれば、御教示ねがいたい。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂  [http://www.ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678



アーカイブ

コレクション

新着情報・新着コレクション