浮世絵学04/外題(吉原細見ほか)(編年順)DB 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/1534
2017-11-21現在(2019-01-18更新)
酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人)[http://www.ukiyo-e.co.jp]
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◯吉原細見ほか
江戸文化を研究するために、当時の人々の楽しみ、歌舞伎(スター)と吉原(ファッション)を知る必要がある。括弧内のカタカナが、現在のインターネット、テレビ、雑誌を反映している。ここでは、吉原細見を中心に編年順に書目を掲載した。(2014.01.22現在、酒井雁高・識)
慶長 1596-1614 落穂事跡考 おちぼじせきこう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話101b 最初の遊女町は鈴ケ森(慶長初め)具足町の東、元吉原(元和4)。
慶長 1596-1614 新吉原常々草 しんよしわらつねづねぐさ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話253 慶長に琉球の高髷を採用した。兵庫髷(立兵庫、島田兵庫、乱兵庫、つくね兵庫など)
慶長 1596-1614 三浦浄心 そぞろ物語 そぞろものがたり 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話101a 慶長度にも吉原があった。慶長見聞集の抜粋
草創期 1600s 落穂事跡考 おちぼじせきこう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話195a 一日五合積もりの米代が一分五厘。三匁あれば、一ヶ月の米代が十分。武士でなければ通えなかった。太夫は金1両(銀60匁)、第二級が銀30匁、その次が銀20匁-10匁。
慶長8 1603 大道寺友山 落穂集 おちぼしゅう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話106 日本橋筋より三河町河岸通りの竪堀の掘るるが初めにて…慶長8の町割り。歌舞伎女(和尚、太夫)は高級な娼婦。一般の遊女とは違う。
慶長8以降 1603- そゞろ物語 そぞろものがたり 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話120a 伊豆の三島の平太郎という油売り、正吉は一両の金を出し、一夜あはんと…。値段が決まっていれば、娼婦。
慶長10[享保10.10] 1605-[1725] 庄司又左衛門 新吉原由緒書 しんよしわらゆいしょがき 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話023 慶長10に柳町を召し上げられて、元請願寺前(第一回の移転)に移った。庄司甚右衛門が慶長17年に遊廓申請(初めての出願ではない)、元和2.03に許可。堺町の脇二町の場所(第二回の移転)。元和4.11から開業。大岡越前守は拵えものであると認識していた。
慶長10[享保10.10][寶永頃] 1605[1704-1710] 柏崎永以 落穂事跡考(直話) おちぼじせきこう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話024a 又左衛門は、甚右衛門の曾孫。申し伝えによって認めた。庄司又左衛門が直に柏崎永以に話した。京橋具足町の東、葦沼の汐入を拝領した(これは何時か不明)。轡町。武士は揚屋の馬屋に飼われた馬に乗って帰った。この頃、甚右衛門は45-46歳。堺町の東に廓(元吉原、何時か不明)。直話、淺草へ移転する時に、本所弥勒寺へ仮越(他の本に記録なし)。小田原産は受け取り難い。
慶長12.02.20 1607 そゞろ物語 そぞろものがたり 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話120b 江戸へ下り、本丸、西丸の間で歌舞妓を踊った。
慶長18.08.25 1613 當代記 とうだいき 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話113c 去々年加藤肥後守、浅野彈正、今年池田三左衛門尉、大久保石見死したりしこと、偏好色之故虚の病と云々…
慶長19 1614 三浦 浄心 慶長見聞集 けいちょうけんぶんしゅう 1981国文学381小森隆吉214-03 (小森)(2)元和3年、吉原再興
慶長191614三浦 浄心慶長見聞録/江戸叢書7けいちょうけんぶんろく2003石崎芳男/よしわら吉原352-05
元和1615-1623戯言養気集げげんようきしゅう1976三田村鳶魚/未刊随筆百種04-275
元和 1615-1623 道恕 洞房語園拾遺 どうぼうごえんしゅうい 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話121 町賣禁止。傾城を大門外へ出さなくなる。町賣を禁制するために、大門を締め切った。夜の商売を差し止められた。
元和3 丁巳 1617 洞房語園異本(燕石私集) どうぼうごえんいほん 1930蘇武/吉原風俗資料065 ○元葭原、1617-1657元和3巳-明暦3酉まで、39年間.
寛永初年 1620s 四十二のみめあらそひ しじゅうにのみめあらそい 1984野間/遊女評判記084-02 (野間)天下の色好みと稱せらるゝ菅原の權大納言よしみち、江戸に滞留すること七八年ばかり、屋敷の西の對(角の町)・東の對(よし町)に數多の女据え置き、歌舞宴飲を楽しむ。その中より四十二人の女を選び、二十一番の木草の花の歌合に擬して、海老江の太郎孫嫡子歌の判
寛永初年 1620s つゆ殿ものがたり つゆどのものがたり 1984野間/遊女評判記084-01 (野間)江戸の住人朝顔の露之介、駆落の相手吉原の太夫吾妻を追手に奪ひ返され、その行方を求て上洛、諸方名所見物の末、六條三筋町にて、二代目吉野に吾妻の面影を見出す。宿屋の主、京童の物した三筋町遊女評判の一巻を取出して露殿に示し、みづから三筋町へ案内する。遊
寛永末年 1620s 奥村三四郎 秘傳書 ひでんしょ 1984野間/遊女評判記086-03 (野間)島原下之町の轡奥村三四郎(明暦元年正月六日卒)作。「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落(おち)ちる當道の書目」の筆頭に出す。一に、三四郎が親仁「家傳書」(「朱雀遠目鏡跡追」)ともいふ。
寛永初年 1620s わらひ草のさうし わらいぐさのそうし 1984野間/遊女評判記083-01 (野間)主人公あをやきしゆちん(青柳主膳カ、二條大番の士らしく思はる)、二代目吉野が四條河原における女能の舞臺姿を見染め、六條三筋待ち下ノ町の吉野の屋形(林與次兵衛)のあたりを徘徊する内、六尺共に咎められて打擲を受け、死を決して吉野に書置を送るといふ筋。
寛永度1624-1643色音論しきおんろん1956三田村鳶魚/吉原に就ての話129
寛永1630s讃嘲記時之大鞁/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11さんちょうきときのたいこ2003石崎芳男/よしわら吉原350-05f
寛永初期 1630s つゆ殿物語 つゆどのものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原347-04 ○挿絵29図.
寛永1630s秘伝書/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11ひでんしょ2003石崎芳男/よしわら吉原350-05e
寛永10頃 1633c 四十二のみめ諍 しじゅうにのみめあらそい 2003石崎芳男/よしわら吉原347-05 ○四十二の物諍の模倣。遊女評判記。
寛永16 1639 青樓年歴考 せいろうねんれきこう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話127a 土地成敗
寛永18 1641 わらひ草のそうし わらいぐさのそうし 2003石崎芳男/よしわら吉原347-07 ○京都六條三筋町の記事。
寛永十八年 1641+ 三浦浄心 そぞろ物語 そぞろものがたり 1981国文学381小森隆吉214-04 (小森)(2)元和3年、吉原再興
寛永18 1641+ 三浦浄心 そぞろ物語 そぞろものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原347-06 ○慶長見聞集の抜粋.
寛永十八年 1641+ 三浦浄心 そゞろ物語 そぞろものがたり 1984野間/遊女評判記085-01 (野間)刊記「寛永拾八辛巳/暦参月中旬開板」。但し板本の傳存を知らず。大田南畝所蔵の刊本の寫本を以て傳はる。作者の老友と稱する者の無署名の序に、「江戸町のかたはらにきよぢうする三五あんぼくさん入道」の「見聞し事を書あつめたる草紙五十二冊」中に、「そゞろ物
寛永19 1642.06 徳永種久 あづま物語 あづまものがたり 1911近世文藝叢書10-065 ○種彦舊藏の増補本(寛永廿年刊)
寛永19 壬午 1642.06 あづま物語 あづまものがたり 1912無聲/武江年表025 ○あづま物語梓行(割書)吉原細見の始なり.
寛永十九年六月吉日開板1642.06吾妻物語あづまものがたり1926佐村/國書解題1986-08v
寛永十九年六月吉日開板 1642.06 あづま物語 あづまものがたり 1936澁井/吉原本002 (澁井)榊原芳野氏の旧蔵本で、もと蜀山人蔵書(刊本)であったのを豊芥子の文庫に収められ、更に種彦自らすき写しにしたのが現在の帝国図書館蔵本(影写本)である。石川巌編「珍書保存会」第二輯に原本の型にて複製され、翻刻して国書刊行会第二期「近世文芸叢書」第十、
寛永十九年六月吉日開板 1642.06 あづま物語 あづまものがたり 1981国文学381小森隆吉214-05a (小森)(3)
寛永19 1642.06 あづま物がたり/近世文藝叢書10 あづまものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原347-08 ○挿絵4 ○国書刊行会に影印本
寛永20 1643 あづまめぐり(色音論)/燕石5 あづまめぐり 2003石崎芳男/よしわら吉原347-09 ○京を見物、江戸へ下る名所案内
寛永201643あづまめぐり/燕石十種5あづまめぐり2003石崎芳男/よしわら吉原352-01b
正保年間 1644-1647 左縄[未見] ひだりなわ 1984野間/遊女評判記087-01 (野間)原本未見。「まさぐりぐさ」(明暦二年刊)序に、「去正保年中に左縄と號して、此道の事を書きたる物あり」と見え、また「色道大鏡」(延寶六年成)凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中にも、その名を見る。同じ「まさぐりぐさ」の序によれば、「
承応1.10 1652 寛明間記 かんめいかんき 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話130b 麹町八丁目が一番、盛んであった。博奕で大勢、逮捕。旗本衆が憂さを晴らした。
承応明暦1652-1657新吉原つねづね草しんよしわらつねづねぐさ1926佐村/國書解題1986-08k
承応明暦 1652-1657 新吉原つねづね草 しんよしわらつねづねぐさ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話241 芝居で旗本奴の風俗を写した。江戸の丹前、京の六法、大坂で出端(では)。
承応二年 1653 こそぐり草 こそぐりぐさ 1984野間/遊女評判記087-02 (野間)下巻のみ、寫本にて一見。一名「島原しつけかた」・「閨情花傳書」ともいふ。諸分秘傳書なり。
承応二年 1654 さんげ物語 ざんげものがたり 1984野間/遊女評判記087-03 (野間) 一名「教外別傳書」といひしか。「こそくり草」の記事にて知る。諸分秘傳書の一。
延寶61654-1678藤本箕山色道大鏡 全3しきどうおおかがみ1974野間光辰/色道大鏡(影印)
延寶61654-1678藤本箕山色道大鏡しきどうおおかがみ1981国文学381小森隆吉216-10
延寶六年(1678) 1654-1678 藤本箕山著 色道大鏡 全3[1974野間] しきどうおおかがみ 1982JUM版本(影印) (野間)「延寶戊午孟冬之吉」、夢也翁序。藤本箕山著。初め、「深秘決談抄」と題し、全部二十巻の豫定なりしもの。元禄の初め、「寛文式」・「遊廓圖」をそれぞれ分冊して、全部十八冊とす。巻十二・十三「遊廓圖」(諸國)、巻十四「雜女部」、巻十五「雜談部」(諸國)、
延寶六年 1654-1678 藤本箕山 色道大鏡 しきどうおおかがみ 1984野間/遊女評判記106-02 (野間)「延寶戊午孟冬之吉」、夢也翁序。藤本箕山著。初め、「深秘決談抄」と題し、全部二十巻の豫定なりしもの。元禄の初め、「寛文式」・「遊廓圖」をそれぞれ分冊して、全部十八冊とす。巻十二・十三「遊廓圖」(諸國)、巻十四「雜女部」、巻十五「雜談部」(諸國)、
延寶6 1654-1678 藤本箕山 色道大鏡/続燕石十種2 しきどうおおかがみ 1993田口章子/國文学-解釈と教材の研究132-01 (田口)34年の歳月を費やす.日本遊廓総目も掲載.
承応3-延寶6 1654-1678 藤本箕山 色道大鏡 全15/続燕 しきどうおおかがみ 2003石崎芳男/よしわら吉原349-12 ○最初の名、深秘決談抄.全国の遊廓歴訪。
承応3-延寶61654-1678藤本箕山色道大鏡/続燕石十種3しきどうおおかがみ2003石崎芳男/よしわら吉原352-02m
明暦以前 1655 大道寺友山 落穂集 おちぼしゅう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話011 吉原は武士ばかりが行くところ。三河の田舎侍。(戦争成金)
明暦元年 1655 桃源集 とうげんしゅう 1984野間/遊女評判記088-01 (野間) 小藤原定家序、■(身+空)田鈍太郎末孫白面書生跋。京政開板。
明暦11655桃源集/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11とうげんしゅう2003石崎芳男/よしわら吉原350-05a
明暦1 1655 難波物語/遊女評判記集/天理図書館善本叢書11 なにわものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原347-10 ○遊女評判記集
明暦11655まさぐりぐさ/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11まさぐりぐさ2003石崎芳男/よしわら吉原350-05c
明暦元年 1655 難波物語 なにわものがたり 1984野間/遊女評判記088-02 (野間) 序に「これよりさきに傳をしるしたる本あり(中略)、しかれどもふた所に傳をあらハしぬるゆへ」、重複を去り増補して本書を作るといふ。これは「桃源集」と同「追加」を指すか。内題「難波物語付批判」。但し、貞享二年の書目以下、二冊と記す。評判記にして案内記
明暦2. 1656 色道大鏡 しきどうおおかがみ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話142a 勝山は小唄、三味線も上手。丹前小歌、丹前節。勝山が入廓。
明暦2 1656 嶋原集/遊女評判記集/天理図書館善本叢書11 しまばらしゅう 2003石崎芳男/よしわら吉原348-03 ○左縄とも呼ばれた.
明暦21656嶋原集追加/遊女評判記集/天理図書館善本叢書11しまばらしゅう22003石崎芳男/よしわら吉原348-04
明暦2. 1656 高屏風くだ物がたり たかびょうぶくだものがたり 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話140 紀伊国風呂に8年、吉原に3年。大概14 歳で公娼となるから、明暦2には24歳になる。勝山は数人いた。
明暦二年 1656 桃源集追加 とうげんしゅう2 1984野間/遊女評判記089-03 (野間)霞亭文庫入札目録に、明暦二年刊とあり。但し「難波物語」に、「これよりさきに傳をしるしたる本」の内一つは、本書と考へらるる故、暫く保留す。
明暦二年 1656 無款 ね物がたり ねものがたり 1984野間/遊女評判記088-03 (野間)京政開板。秘傳書にして名寄をも兼ぬ。傾城名の下には、明暦二年現在の年齢を記す。
明暦2 1656 増草/遊女評判記集/天理図書館善本叢書11 まさぐりぐさ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-05 ○大坂新町の遊女評判記。
明暦二年 1656 美也古物語 みやこものがたり 1984野間/遊女評判記089-02 (野間)刊記なし。近江の國の人、「明暦ふたとせ初、卯月のすゑつかた」京都見物して島原に至る。奥に名寄を出し、太夫の年齢を付記す。
明暦2 1656 美夜古物語/遊女評判記集/天理図書館善本叢書11 みやこものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原348-01 ○遊女評判記集
明暦2 1656 美夜古物語/新編稀書複製会叢書25 みやこものがたり 2003石崎芳男/よしわら吉原348-02 ○遊女評判記集
明暦二年 1656 まさりぐさ まさぐりぐさ 1984野間/遊女評判記089-01 (野間)色道大祖虚光庵眞月居士(藤本箕山)作。「乙未臘天上幹(明暦元年十二月上旬)序。別に半紙本二冊のものあり。
明暦3.06 1657 落穂集 おちょぼしゅう 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話130a 市中に二百軒餘も風呂屋があった。風呂屋は夜だけ。吉原は昼だけ。
万治1658-1661逸名吉原鑑よしわらかがみ1926佐村/國書解題1984-11
万治-寛文1658-1670s逸名吉原くぜつ草よしわらくぜつぐさ1926佐村/國書解題1985-02
万治-寛文-延寶 1658-1670s 逸名 淋敷座之慰 さびしきざのなぐさみ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話012 土手節の旗本奴連中。寛文末から延寶に掛けて処分されていなくなる。もう銭なし。寛文期に散茶女郎が出来た
萬治元年 1658.00 芳原細見之圖 一鋪 よしわらさいけんのづ 1936澁井/吉原本003 (澁井)正本は岡本橘仙氏所蔵。京都「ほんや」一ノ二所載「遊女風俗展覧会陳列目録」(大正四年五月)に見ゆ。図中に「江戸吉原万治元年戊戌 此新好原移ス方四丁」、板本表具屋市兵衛、本や三郎兵衛とある。芳原細見図目録太夫三人、格子六十七人、局三百六十五人、讃茶六
萬治元年 1658.00 芳原細見之圖 一鋪 よしわらさいけんのづ 1936澁井/吉原本004 (澁井)帝国図書館(わ、82)に貴重本として所蔵す。板本するかや市兵衛、本や三郎兵衛、太夫三人、格子六十七人、局三百六十五人、讃茶六百六十九人、次女郎千百四人、女郎数二千八百六十八人、轡屋二百五十三軒、揚屋十九軒茶屋町方 十八軒、巻末に「毎月相違吟味仕候御
万治元年(疑問) 1658.00 芳原細見之圖 一鋪 よしわらさいけんのづ 2000宮本/台東区史通史2-152 (宮本由紀子)「讃茶六百六十九人」の記事があり疑問。散茶女郎は「異本洞房語園」に寛文五年(1665)三月に府内の茶屋、遊女が江戸町二丁目の左右の地尻に新道をつけ堺町、伏見町を作って移転した折り、そこに収容された遊女を散茶女郎と名付けたのが始まり。(雁註)寛文(1660s)まで下ルか.
万治元年1658.07.22新好原細見図しんよしわらさいけんづ1963澁井[国文学331-048-3]
万治元戊戌年1658.07.22吉原細見の図よしわらさいけんのづ1963澁井[国文学331-048-1]
万治元戊戌年1658.07.22吉原細見の図(異版)よしわらさいけんのづ1963澁井[国文学331-048-2]
萬治21659ね物かたり/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11ねものがたり2003石崎芳男/よしわら吉原350-05b
萬治三年 1660 高尾物語 たかおものがたり 1984野間/遊女評判記090-03 (野間)「高尾年代箕」に模刻を出す。
萬治31660吉原床入りよしわらとこいり1926佐村/國書解題1986-08e
萬治三年 1660 吉原床入 よしわらとこいり 1936澁井/吉原本006 (澁井)未見書として「吉原書籍目録」に「芝切通の書房云ふ、一冊の春□なり、万治三年の印本と語れり、是非は知らず」と言って居るのみで、他に所見なし。
萬治3 1660 吉原床入/吉原書籍目録 よしわらとこいり 2003石崎芳男/よしわら吉原348-07 ○詳細不明
万治3(文政2)1660逸名吉原はやり小歌そうまくりよしわらはやりこうたそうまくり1926佐村/國書解題1986-03
萬治三年八月吉日江戸新板 1660 吉原枕 よしわらまくら 1936澁井/吉原本005 (澁井)正本は著者所蔵。「書物往来」十二冊の「師宣絵本年表」及び同誌十三冊の「吉原枕に就いて」に田中喜作氏の研究あり、本書の挿画一葉を収録す。
萬治3 1660 吉原枕/書物往来12,19 よしわらまくら 2003石崎芳男/よしわら吉原348-06 ○詳細不明
萬治三年九月吉日 1660.09 吉原鑑 よしわらかがみ 1936澁井/吉原本007 (澁井)正本は著者所蔵。「日本小説年表」仮名草子の部及び「吉原書籍目録」に見ゆ。複製して「珍書保存会」第五輯(大正六年十一月)に翻刻して国書刊行会本「江戸時代文芸資料」第四にあり。「奇書珍籍」吉原号に原本挿画一葉(文返し染川新町峰順内)の写真版を添えて解
萬治3 1660.09 吉原鑑 よしわらかがみ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-08 ○詳細不明○萬治4,寛永1に再版。
萬治三年九月吉日 1660.09 逸名 吉原鑑 よしわらかがみ 1930蘇武/吉原風俗資料247 ○あづま物語を除いて最古の吉原本
萬治三年九月吉日 1660.09 吉原鑑 よしわらかがみ 1984野間/遊女評判記090-02 (野間)江戸うろこがたや板。「ね物がたり」(明暦二年刊)を吉原物に直せしもの。
萬治三年九月吉日 1660.09 吉原鑑 よしわらかがみ 2000宮本/台東区史通史2-161 (宮本)▲などで示す。合印の下地をなす。
万治三年(1660)天保十三年壬寅仲秋下下浣(1842) 1660(1842)[1915] 師宣画 高屏風くだ物がたり 上下(合本) たかびょうぶくだものがたり 1982JUM版本-08-25 (雁註)挿し絵あり。活字。大正乙卯[1915] 華月しるす。
寛文* 1660a 師宣≠ 高屏風くだ物がたり たかびょうぶくだものがたり 1936澁井/吉原本008 (澁井)正本は小山暁杜氏所蔵。旧蔵岩瀬京山本である。大正四年佐々木幸太郎氏(京都)が本文を活字に、挿画のみ原本通り木版手摺にて百五十部複製発行した。「師宣絵本年表」には寛文年間、「日本小説年表」には万治年間として収む。「奇書珍籍」吉原号に挿画半葉を凸版と
萬治三年 1660a 山の手奴花桴(作)≠師宣 高屏風くだ物がたり たかびょうぶくだものがたり 1984野間/遊女評判記090-01 (野間)山の手奴花桴(はないかだ)作。江戸うろこがたや新板。作者官命によつて再度上方に赴き、島原・新町を見物し、その評判を記す。また明暦三年正月の江戸大火を中に挟んで、元吉原の全盛と新吉原假宅の景況を記し、京町三浦屋の二代目高尾(萬治高尾)追慕の記事あり
萬治31660a高屏風くだ物がたり/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11たかびょうぶくだものがたり2003石崎芳男/よしわら吉原350-05d
寛文 1660s 吉原歌仙 よしわらかせん 1936澁井/吉原本028 (澁井)「吉原書籍目録」によれば未見として「寛文「書目録」に見えたり。友人の蔵書に、標題不知古写本あり、そのうちに、吉原の遊女の名をたて入れし俳諧の歌仙あり、寛文中の物と見ゆ、もしこれ歟」とある。
寛文 1660s 吉原歌仙 よしわらかせん 2003石崎芳男/よしわら吉原349-08 ○詳細不明
寛文初期 1660s 吉原くぜつ艸/遊女評判記集下/近世文学資料類從36 よしわらくぜつ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-09 ○詳細不明○別名,吉原用文章
寛文初期1660s吉原用文書/近世文学資料類従・下37よしわらようぶんしょ2003石崎芳男/よしわら吉原350-04b
寛文1660s逸名吉原用文章よしわらようぶんしょう1926佐村/國書解題1986-06
寛文-元禄1660s -1700s 逸名一本草ひともとぐさ1977三田村鳶魚/未刊随筆百種12-i
寛文元年 1661 吉原かゞみ[二版] よしわらかがみ 1984野間/遊女評判記091-01 (野間)萬治三年板の再版。
寛文元年 1661 室津尾野町之記 むろのつおのまちのき 1984野間/遊女評判記091-02 (野間)「寛文改元龍次辛丑姑洗望日」、室津住半隠子作。室津遊廓小野町の由來記。「色道大鏡」巻十三「遊廓圖 下」所収。
寛文1661-1672吉原くらべものよしわらくらべもの1926佐村/國書解題1986-08f
寛文 1661-1672 吉原くらべ物 よしわらくらべもの 1936澁井/吉原本017 (澁井)「吉原書籍目録」に未見として「「袖鑑」の引書に見えたれば寛文中の印本なり、また「吉原大雜書」にもところどころに此書見ゆ」とある。種彦は「吉原大雜書」の記事より見て延宝三年前としたけれども、「袖鑑」に見ゆるを以て寛文年間の刊行と見るべきである。
寛文1661-1672吉原くらべ物よしわらくらべもの2003石崎芳男/よしわら吉原349-06
寛文1661-1672吉原花露よしわらはなのつゆ1926佐村/國書解題1986-08b
寛文 1661-1672 吉原花の露[吉原花の露] よしわらはなのつゆ 1936澁井/吉原本026 (澁井)「吉原書籍目録」に未見として「讃嘲記」「失墜」等の引書に見えたれば云々とある。
寛文 1661-1672 吉原花露 よしわらはなのつゆ 2003石崎芳男/よしわら吉原349-07 ○詳細不明
寛文 1661-1672 吉原はやり小唄惣まくり よしわらはやりこうたそうまくり 1936澁井/吉原本012 (澁井)原刻本の伝本は未詳なるも延宝頃のものと想われるもの岩瀬文庫(三河)甘露堂文庫(名古屋)等に所蔵さる。寛政以後の異版数種は坊間に流布さる。刊本未詳本を底本として、「珍書保存会」及び「稀書複製会」より複製刊行され、翻刻は博文館「続帝国文庫」卅六俗曲大
寛文初期 1661a 吉原くぜつ草 吉原用文章 よしわらくぜつぐさよしわらようぶんしょう 1936澁井/吉原本011 (澁井)正本は著者所蔵。l「吉原書籍目録」に「年号ある本未見、画風から以て考ふるに万治年間の冊子歟、寛文ならば元年より五年の間なるべし」とし、「吉原失墜」の引書に見ゆる旨記す。他に所見なし。
寛文元年 1661a 吉原くぜつ草 吉原用文章 よしわらくぜつぐさよしわらようぶんしょう 1984野間/遊女評判記091-03 (野間)目録題「吉原用文章」。うろこがたや新板。一名「吉原くぜつ草」。寛文初年の刊行なるべし。遊女・買手の艶書文範集。巻末に「こひのうたづくし」八首を添ふ。
寛文2 1662 町々定 まちまちさだめ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話087 元禄期の十年年季を放棄、廿ヶ年として最大限。十四から廿五までの十年を「年一ぱい」。
寛文21662逸名吉原伊勢物語よしわらいせものがたり1926佐村/國書解題1984-06
寛文2 1662 江戸名所記 全7 よしわらめいしょき 2003石崎芳男/よしわら吉原348-10 ○吉原の記事、巻7にある
寛文2 1662 をかし男 をかしおとこ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-12 ○上巻,新町をかし男。下巻,吉原伊勢物語.
寛文二年 1662a をかし男 おかしおとこ 1936澁井/吉原本009 (澁井)正本は笹川臨風氏所蔵。これは種彦が「吉原書籍目録」に引用した原本で、上巻は原刻の「新町をかし男」、下巻がその再刻本の「吉原伊勢物語」となっている複製して「珍書保存会」から謄写版にて刊行さる。「吉原書籍目録」には小形の半紙本二冊として寛文二年山田市
寛文二年 1662a をかし男 おかしおとこ 1984野間/遊女評判記091-04 (野間) 京山田市郎兵衛板。「伊勢物語」の擬物語。但し下巻のみ傳存。
寛文 1662b 吉原伊勢物語 よしわらいせものがたり 1936澁井/吉原本010 (澁井)寛文二年の「をかし男」の再刻である。その条を参照されたし。
寛文二年 1662b 吉原伊勢物語 よしわらいせものがたり 1984野間/遊女評判記092-01 (野間)右「をかし男」の改刻本。吉原の事に取成す。上巻のみ傳存。
寛文3.03 1663 しんよしわらつねづねぐさ 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話244b 茶立女と称する私娼五十餘戸五百十二人を新吉原へ収容した。廓内に伏見町、堺町が出来た。煎茶は振って出すのと振らないのがあった。
寛文三年 1663 空直なし そらねなし 1984野間/遊女評判記092-02 (野間)大阪西澤太兵衛板。諸分秘傳書。下巻のみ一見。
寛文五年 1665 吉原大全新鑑 よしわらたいぜんしんかがみ 1984野間/遊女評判記093-01 (野間)江戸はん木や又右衛門板。「讃嘲記」に基きて、格子・端の評判を記したるものなれば、是歳の刊行と推定す。細見圖を附す。
寛文五、六年 1665-1666 吉原大全新鑑 よしわらたいぜんしんかがみ 1936澁井/吉原本014 (澁井)正本は上巻を横浜「綿延文庫」に蔵しありしも震災にて焼失せしものと思わる。帝国図書館(特ろ八一)に一部所蔵、但し貞享年間とありて同本か否か未詳、「奇書珍籍」吉原号に二頁写真版を挿入して解説し、「軟派珍書往来」にも解題あり。種彦は未見とし「袖鑑と根元
寛文5-6 1665-1666 吉原大全新鑑/遊女評判記集下/近世文学資料類從36 よしわらたいぜんしんかがみ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-13 ○讃嘲記の格子女郎の評.
寛文61665-1666吉原大全新鑑/近世文学資料類従・下37よしわらたいぜんしんかがみ2003石崎芳男/よしわら吉原350-04a
寛文61666吉原袖鏡よしわらそでかがみ1926佐村/國書解題1986-08c
寛文61666吉原袖鏡よしわらそでかがみ1926佐村/國書解題1986-08d
寛文六年 1666 吉原袖かゝみ よしわらそでかがみ 1936澁井/吉原本016 (澁井)正本は曾て「永田文庫」(大阪)に所蔵。この永田文庫の複製を「珍書保存会」に於て大正八年刊行。「吉原書籍目録」には未見としt「遊女の評書なり「讃嘲記」「よぶ子鳥等に見えたり。「吉原鑑」とは別本、遊女紋づくし」とあり、寛文六年刊とす。「日本小説年表」
寛文六年 1666 吉原袖かゝみ よしわらそでかがみ 1984野間/遊女評判記093-03 (野間)寛文七年再版本「讃嘲記」に引きたれば、是歳の刊行と推定す。
寛文6 1666 吉原袖かがみ よしわらそでかがみ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-15
寛文六年 1666.00 吉原根元記(吉原大全新鑑姉妹篇) よしわらこんげんき 1936澁井/吉原本015 (澁井)「奇書珍籍」吉原号に解題あり。「吉原書籍目録」には未見とし「遊女の姿絵ある所「吉原鑑」に似たり」とある。「国書刊行会本」に延宝六年の印本とあるは誤植である。「高尾年代記」に三代目高尾の姿絵見ゆ。本書は「吉原大全新鑑」の姉妹篇で、上巻は「新鑑」、下
寛文六年 1666.00 吉原根元記(吉原大全新鑑姉妹篇) よしわらこんげんき 1984野間/遊女評判記093-02 (野間)午の十月下旬、うろこがたや加兵衛開板。「吉原大全新鑑」の姉妹篇。「讃嘲記」の太夫評判ならびに揚屋俗性記の抜書。
寛文6 1666.00 吉原根元記 よしわらこんげんき 2003石崎芳男/よしわら吉原348-14 ○讃嘲記の抜粋.
寛文71667逸名吉原雀よしわらすずめ1926佐村/國書解題1985-10
寛文七年初春 1667 吉原すゞめ よしわらすずめ 1936澁井/吉原本018 (澁井)正本は笹川臨風氏所蔵。「吉原書籍目録」に「紙数三十七葉。二十一葉まで上の巻。二十二葉より下の巻」とある。種彦曰く「これは遊女の評書にあらず「うき世ぐるひおもひそむる事」「身うけのこと」「初春買の事」などゝ目録を分けて、客のしなじな、遊女の心持、さ
寛文7 1667 吉原雀/近世文学資料類従19 よしわらすずめ 2003石崎芳男/よしわら吉原348-16 ○遊女記。季刊浮世絵32に挿絵あり。
寛文七年 1667 吉原すゞめ よしわらすずめ 1984野間/遊女評判記094-01 (野間)奥平市六作。江戸通油町ます屋開板。諸分秘傳書。
寛文七、八年 1667-1668 吉原天秤 よしわらてんびん 1936澁井/吉原本021 (澁井)正本は名古屋市の某氏所蔵。尾崎久弥氏に依って紹介さる。「江戸軟文学考異」(昭和二年十二月−三年二月)に全内容本不意挿画見通し三葉凸版として採録さる。本書の体裁は縱六寸三分、横四寸五分、用紙粗悪、第一丁序、次本文、よし野より始まりて第三丁を数う。以
寛文7 1667-1668 吉原天秤/増訂・江戸軟文学考異 よしわらてんびん 2003石崎芳男/よしわら吉原349-01
寛文七年 1667.00 吉原・讃嘲記時之太鼓 よしわらさんちょうきときのたいこ 1936澁井/吉原本024 (澁井)正本は曾て狩野亨吉博士所蔵。複製して「珍書保存会」より第二輯として刊行。「奇書珍籍」吉原号に寛文版と認むべき目次の第一頁を写真版として収録す。本書の巻尾には「うろこ形屋加兵衛開板」とあるのみにて刊年はなし。「吉原書籍目録」に紙数三十七張遊女評判の
寛文七年 1667.00 吉原・讃嘲記時之太鼓 よしわらさんちょうきときのたいこ 1984野間/遊女評判記092-03 (野間)寛文五年刊「吉原大全新鑑」序に見えたれば、是歳の刊行か。
寛文七年 1667.00 吉原・讃嘲記時之太鼓 よしわらさんちょうきときのたいこ 1984野間/遊女評判記093-04 (野間)吹上氏かわずの介安方作。江戸うろこがたや加兵衛板。寛文六年刊「吉原根元記」の返答書。「犬枕」を附す。増補後摺版多し。
寛文71667.00逸名吉原讃嘲記時の鼓よしわらさんちょうきときのつづみ1926佐村/國書解題1985-07
寛文七年頃 1667c 犬枕 いぬまくら 1984野間/遊女評判記095-01 (野間)「讃嘲記」以下諸書にその名を見る。
寛文七年頃 1667c けいせい極意秘傳書 けいせいごくいひでんしょ 1984野間/遊女評判記094-04 (野間)「讃嘲記」・「松平大和守日記」に見ゆ。
寛文七年頃(1667c) 1667c 吉原天秤 よしわらてんびん 1982JUM版本 稀書複製会(昭和九年)
寛文七年頃(1667c) 1667c 吉原天秤 よしわらてんびん 1982JUM版本 稀書複製会(昭和九年)
寛文七年頃(1667c) 1667c 吉原天秤 よしわらてんびん 1982JUM版本 稀書複製会(昭和九年)
寛文七年頃 1667c ばけものぞろへ ばけものぞろえ 1984野間/遊女評判記094-05 (野間)右、前に同じ。[「讃嘲記」・「松平大和守日記」に見ゆ。]
寛文七年頃 1667c 遊女録 ゆうじょろく 1984野間/遊女評判記094-02 (野間)奥平市六作。五冊か。「讃嘲記」・「吉原雀」に出づ。
寛文七年頃 1667c 吉原花の露 よしわらはなのつゆ 1984野間/遊女評判記094-03 (野間)「讃嘲記」に見ゆ。「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條、「吉原けいせい、野郎の事書あつめし草紙」の中に記す。
寛文八年> 1668 無款(師宣) 玉さかつき たまさかづき 1936澁井/吉原本022 (澁井)「吉原天秤」に見えている。
寛文8以前1668玉さかづきたまさかづき2003石崎芳男/よしわら吉原349-04
寛文8以前1668遊女の大概ゆうじょのたいがい1926佐村/國書解題1986-08o
寛文8以前1668遊女の大概ゆうじょのたいがい2003石崎芳男/よしわら吉原349-03
寛文八年 1668 吉原こまざらい よしわらこまざらい 1984野間/遊女評判記095-04 (野間)江戸うろこ形屋板。「よぶこ鳥」以後、「袖鑑」再版以前の刊行か。「松平大和守日記」にも見ゆ。内題に、「吉原こまざらい/付り/上郎名寄發句」とあり。職人盡に擬して、俳諧師・侍・商人・馬追ひ以下、吉原に出入する貴賎上下の風俗を記し、各條の末に、太夫・格
寛文81668逸名吉原よぶこ鳥よしわらよぶこどり1926佐村/國書解題1986-07
寛文81668逸名吉原六法よしわらろっぽう1926佐村/國書解題1986-08
寛文 1668 よし原六方 よしわらろっぽう 1936澁井/吉原本013 (澁井)写本を忍頂寺務氏所蔵。これは平出文庫の入札本で図柄の載っているものである。「奇書珍籍」吉原号に、「用捨箱」より引用木版挿画「定家」一葉を凸版にして、本書の全文(序文、本文)を挙げて詳解している。「吉原書籍目録」には闕張本を見て全本未見と言い、寛文
寛文81668よし原六方/近世文学資料類従上中下34_35_36よしわらろっぽう2003石崎芳男/よしわら吉原349-13a
寛文八年 1668 よし原六方 よしはらろっぽう 1984野間/遊女評判記095-03 (野間)江戸正本屋…門板。「よぶこ鳥」に豫告す。六方言葉にて太夫の評判を記す。姿繪は菱川風。
寛文8-延寶8 1668- 吉原呼子鳥/近世初期遊女評判記集/近世文藝資料9 よしわらよぶこどり 2003石崎芳男/よしわら吉原349-02 ○古典文庫
寛文八年 1668.00 吉原鑑[三版] よしわらかがみ 2009日本古典籍総合目録 1668寛文八年/吉原細見, K, 1, 評判記, 0
寛文八年 1668.00 吉原こまざらへ よしわらこまざらい 1936澁井/吉原本023 (澁井)正本は著者の旧蔵である。「浮世絵芸術」第六号に本文を活字に挿画を縮写して掲載す。複製して「稀書複製会本」として第八期配本にあり。刊年不明なれども「うろこ形屋」開板、菱川師宣画とあれば、「讃嘲記」、「呼子鳥」と同年頃の出版と見られる。内容は俳人、侍
寛文八年皐月中旬 1668.05 吉原よぶこ鳥 よしわらよぶこどり 1936澁井/吉原本019 (澁井)「禾舟文庫」に零本なれども所蔵。「軟派珍書往来」と昭和五年一月「あかほんや」第一号に「吉原よぶこ鳥」の発見として忍頂寺務氏の詳細なる紹介と挿画見通し一図を凸版にて掲ぐ。「吉原書籍目録」に「中本一冊紙数三十九張、巻中に寛文申のとしとある」云々と見湯
寛文八年 1668.05 吉原よぶこ鳥 よしわらよぶこどり 1984野間/遊女評判記095-02 (野間)寛文八年皐月中旬、うろこ形屋加兵衛開板。「犬枕」を附す。所見本落丁、種彦の「用捨箱」にその跋を引く。
寛文八年> 1668> 女秘傳 おんなひでん 1984野間/遊女評判記097-02 (野間)右三部、寛文書目の舞并草紙の部に、「こそぐり草」・「まさり草」/「都物語」等と併載したり。念のために記す。
寛文八年> 1668> 恋の文盡 こいのふみづくし 1984野間/遊女評判記097-03 (野間)右三部、寛文書目の舞并草紙の部に、「こそぐり草」・「まさり草」/「都物語」等と併載したり。念のために記す。
寛文八年> 1668> このてがしは このてがしわ 1984野間/遊女評判記096-06 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 高尾落し文 たかおおとしぶみ 1984野間/遊女評判記096-07 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 吉原しもじも草 よしわらしもじもぐさ 1984野間/遊女評判記096-02 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 吉原心がく抄 よしわらしんがくしょう 1984野間/遊女評判記096-04 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 吉原玉手箱 よしわらたまてばこ 1984野間/遊女評判記096-03 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 吉原太夫かせん よしわらたゆうかせん 1984野間/遊女評判記096-08 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> 吉原難波草 よしわらなにわぐさ 1984野間/遊女評判記096-05 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668> あざけり草 あざけりぐさ 1984野間/遊女評判記097-01 (野間) 右三部、寛文書目の舞并草紙の部に、「こそぐり草」・「まさり草」/「都物語」等と併載したり。念のために記す。
寛文八年> 1668> 吉原かい合 よしわらかいあわせ 1984野間/遊女評判記096-01 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文八年> 1668c 遊女の大がい ゆうじょのたいがい 1936澁井/吉原本020 (澁井)「吉原書籍目録」に未見本として「よぶこ鳥」に「名ごりの雁そひねのつゝじ云々そのこと江戸にひろまりて今遊女の大がいと云ふ物の本にくはしく見えぬ」といふことあれば寛文八年より前に斯る冊子のありし歟」とある。
寛文十年頃 1668c 遊女の大がい ゆうじょのたいがい 1984野間/遊女評判記097-05 (野間)右、「よぶこ鳥」に見ゆ。後者[品がわりよし原新評判]は、「松平大和守日記」に、「かはり評判」と記すものと同書か。
寛文10?1670吉原こまざらい/近世文学資料類従・上35よしわらこまざらい2003石崎芳男/よしわら吉原350-02a
寛文10以前1670吉原心乱抄よしわらしんらんしょう1926佐村/國書解題1986-08a
寛文10以前 1670 吉原心乱抄 よしわらしんらんしょう 2003石崎芳男/よしわら吉原349-05 ○詳細不明
寛文十年? 1670? 吉原袖かゞみ よしわらそでかがみ 1984野間/遊女評判記097-04 (野間)未見、「いぬ九月十三日」板行の由、「いぬ」は寛文十年庚戌か。「用捨箱」所引の跋に、「なほくはしくは袖かゞみにこそ」とあり。
寛文十一年以前 1670> 吉原心乱抄 よしわらしんらんしょう 1936澁井/吉原本027 (澁井)「吉原書籍目録」に「未見、寛文十年の「書目録」「吉原失墜」の引書に見えたり、仮名にて書ける所は「こゝろみだれ抄」とあり」云々とある。
寛文十年頃 1670c 品がわりよし原新評判 しながわりよしはらしんひょうばん 1984野間/遊女評判記097-06 (野間)右、「よぶこ鳥」に見ゆ。後者[品がわりよし原新評判]は、「松平大和守日記」に、「かはり評判」と記すものと同書か。
延寶?1670s大坂新町古今若女郎衆序/近世文学資料類従・下37おおさかしんまちここんわかじょろしゅじょ2003石崎芳男/よしわら吉原350-04d
天和元年* 1670s 菱川派、師宣 恋のつりばり こいのつりばりなりひら 1984野間/遊女評判記112-04 (野間)「高尾年代記」所引。但し天和元年の書目には、恋の釘[ママ]一冊として「枕ゑのたぐひ」中に出す。
延宝1670s しづめ石しづめいし1926佐村/國書解題1986-08s
延寶初年 1670s もろこし しろがらす しろがらす 1984随筆百花苑12-***a (野間)延寶、天和の傾国四天王、一文字屋七郎兵衛の抱え唐土が退廓後に記す。遊女評判記、諸分秘伝書のいずれとも決し兼ねる。男(客)女(上臈)の思惑、悋気、痴話、心中、義理立ての捌き方。
寛文11 1671.00 平金作 ぬれぼとけ ぬれぼとけ 2003石崎芳男/よしわら吉原349-09 ○ゑいりぬれぼとけと同じか
寛文十一年亥ノ四月 1671.04 ぬれぼとけ ぬれぼとけ 1936澁井/吉原本025 (澁井)正本は小田氏文庫に完本三冊所蔵。渡辺霞亭氏旧蔵の中巻一冊本は先年売立の際杉本書店(大阪)落札。複製は「稀書複製会」第八期配本に全三冊収録。翻刻物は、「新従吾所好」第一篇花街篇に中巻不完全本一冊を、張る秋社発行「日本歌謡集成」第六巻に霞亭氏旧蔵本よ
寛文十一年 1671.04 ぬれぼとけ ぬれぼとけ 1984野間/遊女評判記098-01 (野間)但し、天和元念の書目に四冊とあり。巻上・巻下本文の末尾に、「寛文十一年亥ノ四月」とあれど、板元名なし。
寛文十一年> 1671> 吉原つれづれ草 よしわらつれづれぐさ 1984野間/遊女評判記096-09 (野間)以上、「松平大和守日記」寛文十一年九月十八日の條に、「吉原けいせい野郎の事書あつめし草紙の名、見し聞しをここに書、開板次第不同」として見ゆ。その内「吉原太夫かせん」は、寛文の書目に「一冊 吉原哥仙」として出すものと同じか。
寛文121672吉原丸裸よしわらまるはだか1926佐村/國書解題1986-08g
寛文121672又藏主作吉原丸裸よしわらまるはだか2003石崎芳男/よしわら吉原349-10
寛文十二壬子年正月狐日 1672.01 吉原丸裸 よしわらまるはだか 1936澁井/吉原本029 (澁井)正本は著者所蔵。「吉原書籍目録」には未見として「新吉原常々艸」の引書に見え云々とある。「日本小説年表にも見ゆ。ひゞやよこ町はん木屋又右衛門の開板である。奥書に「今まて書たる吉原さうしにはくはしき事をかゝされは丸はたかにしてあれはせといへる人ありて
寛文十二年 1672.01 吉原丸裸 よしわらまるはだか 1984野間/遊女評判記098-02 (野間)又藏主作。「寛文十二壬子正月狐日」、ひゝやよこ町はんきや又右衛門開板。元禄九年の書目に、「好色山入/丸はたか直し」といふ書を出す。未見。
延寶年間 1673-1680 やつれをのこ やつれおのこ 1936澁井/吉原本035 (澁井)「山茶東雲」の引書に見ゆ。
延寶二年 1674 室津遊廓記 しつしんゆうかくき 1984野間/遊女評判記099-01 (野間)「延寶第二季夏中浣、室津(しつしん)の獨座亭にして」、藤本箕山作。「色道大鏡」巻十三「遊廓圖 下」所収。
延寶21674逸名吉原失墜よしわらしっつい1926佐村/國書解題1985-08
延寶二年甲寅二月中旬 1674 吉原失墜 よしわらしっつい 1936澁井/吉原本030 (澁井)正本は著者所蔵。「吉原書籍目録」「日本小説年表」に見ゆ。種彦自筆の写本の巻首の写真版が「東京新誌」第四号(大正十五年十二月)の口絵に掲げられ種彦自ら頭註を施している。翻刻本は「未刊随筆」に収めらる。大正十五年七月「江戸生活研究」に三田村氏の「吉原
延寶21674吉原失墜/未刊随筆百種03よしわらしっつい2003石崎芳男/よしわら吉原351-03i
延寶二年 1674 嶌原太夫・手跡文章もんづくし しまばらたゆうしゅせきぶんしょうもんづくし 1984野間/遊女評判記099-02 (野間)十一月十日、洛陽好色軒序。太夫自筆の艶書を模刻す。書翰文範また名寄を兼ぬ。
延寶二年 1674 新板・吉原しつゝい しんぱんよしわらしっつい 1984野間/遊女評判記098-03 (野間)富士屋吉連・油虫朝臣濡高氏勘太郎・頓敵朝臣ふくべ氏十太郎作。大傳馬三町目九左衛門板行。「徒然鐡槌」に擬したる評判。
延寶二年> 1674> 江戸物語 えどものがたり 1984野間/遊女評判記099-09 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年>1674>好金集こうきんしゅう1926佐村/國書解題1986-08m
延寶二年以前 1674> 好金集 こうきんしゅう 1936澁井/吉原本031 (澁井)「吉原書籍目録」に「未見、「失墜」の注に見えたえば、延宝二年より前の書、寛文の末か」とある。
延寶二年> 1674> 好金集 こうきんしゅう 1984野間/遊女評判記099-03 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> 白露ほどの恋草 しらつゆほどのこいくさ 1984野間/遊女評判記100-01 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> 題林集 だいりんしゅう 1984野間/遊女評判記099-07 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> なぞなぞ なぞなぞ 1984野間/遊女評判記099-06 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> 秘傳集 ひでんしゅう 1984野間/遊女評判記099-05 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> 柴垣集 しばがきしゅう 1984野間/遊女評判記099-08 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶二年> 1674> 奴問答 やっこもんどう 1984野間/遊女評判記099-04 (野間)以上、「しつゝい」に見ゆ。但し多くは雜書なるべし。
延寶三年 1675 (細見) さいけん 1936澁井/吉原本032 (澁井)正本は著者所蔵。
延宝三年夏至 1675 山茶やぶれ笠 さんちゃやぶれがさ 1936澁井/吉原本034 (澁井)正本は岡本橘仙氏(京都)所蔵。作者は頓滴林、堺町菊屋七郎兵衛板なり。「稀書複製会」かれ複製出版の予定あり。「奇書珍籍」吉原号に本書の挿画歟として一部一部写真版を掲く。
延寶三年 1675 山茶やぶれ笠 さんちゃやぶれがさ 1984野間/遊女評判記100-04 (野間)小石河住、山水氏頓滴林作。堺町菊屋七郎兵衛板。「大ざつしよ」に豫告出づ。
延寶三年乙卯四月中旬(1675) 1675 吉原大ざつ志よ よしわらおおざっしょ 1982JUM版本 稀書複製会 大正八年(1919
延寶31675吉原局惣鑑/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11よしわらつぼねそうかがみ2003石崎芳男/よしわら吉原350-05g
延寶三年 1675 吉原局惣鑑 よしわらつぼねそうかがみ 1984野間/遊女評判記100-02 (野間)作者家満□實信正。延寶三年孟春日、堺町板木屋七郎兵衛開板。
延寶三年壬卯四月中旬 1675.04 吉原大ざつしよ よしわらおおざっしょ 1936澁井/吉原本033 (澁井)正本は岡本橘仙氏(京都)所蔵。それを「稀書複製会」に於て複製再版す。「奇書珍籍」吉原号に解題され、「吉原書籍目録」「日本小説年表」「師宣絵本年表」等に見ゆ。紙数四十五張、「三世相大雜書」に依って吉原の太夫格子百三十三人を評判したもの、毀誉褒貶の漫
延寶三年 1675.04 吉原大ざつしよ よしわらおおざっしょ 1984野間/遊女評判記100-03 (野間)刊記、「延寶三年卯壬四月中旬」とのみありて、板元名を記さず。
延寶31675.04吉原大雜書/近世文学資料類従・中36よしわらおおざっしょ2003石崎芳男/よしわら吉原350-03b
延寶三年頃 1675c あすか川 あすかがわ1675c 1984野間/遊女評判記101-06 (野間) 以上、「やぶれ笠」に見ゆ。「さん茶時花集」は「大ざつしよ」以前、「あすか川」は「大ざつしよ」と前後するか。「色道大鏡」凡例に「葭原飛鳥川」(別本カ)・「八助」の名を擧ぐ。後者は元禄の書目に「八助あすか川」二冊と見えたり。また達磨屋の書目に、「呑舟
延寶三年頃 1675c さん茶時花集 さんちゃときばなしゅう 1984野間/遊女評判記101-05 (野間)以上、「やぶれ笠」に見ゆ。「さん茶時花集」は「大ざつしよ」以前、「あすか川」は「大ざつしよ」と前後するか。「色道大鏡」凡例に「葭原飛鳥川」(別本カ)・「八助」の名を擧ぐ。後者は元禄の書目に「八助あすか川」二冊と見えたり。また達磨屋の書目に、「呑舟
延寶三年頃 1675c 百物がたり ひゃくものがたり 1984野間/遊女評判記101-04 (野間)以上、「やぶれ笠」に見ゆ。「さん茶時花集」は「大ざつしよ」以前、「あすか川」は「大ざつしよ」と前後するか。「色道大鏡」凡例に「葭原飛鳥川」(別本カ)・「八助」の名を擧ぐ。後者は元禄の書目に「八助あすか川」二冊と見えたり。また達磨屋の書目に、「呑舟
延寶三年頃 1675c 古きつね ふるぎつね 1984野間/遊女評判記101-02 (野間)「大ざつしよ」に見ゆ。「丸はだか」の返書なるべし。
延宝八年以前 1675c 萬年暦 まんねんごよみ 1936澁井/吉原本045 (澁井)「吉原書籍目録」によれば「吉原芥川」の引書に見ゆと。
延寶三年頃 1675c 萬年暦 まんねんごよみ 1984野間/遊女評判記101-07 (野間)以上、「やぶれ笠」に見ゆ。「さん茶時花集」は「大ざつしよ」以前、「あすか川」は「大ざつしよ」と前後するか。「色道大鏡」凡例に「葭原飛鳥川」(別本カ)・「八助」の名を擧ぐ。後者は元禄の書目に「八助あすか川」二冊と見えたり。また達磨屋の書目に、「呑舟
延寶三年頃 1675c よしはらつぼねてうつがひ よしはらつぼねちょうつがい 1984野間/遊女評判記101-01 (野間)「局惣鑑」に豫告出づ。
延寶三年頃 1675c 吉原荒木船 よしわらあらきぶね 1984野間/遊女評判記102-02 (野間)右、いづれも「やぶれ笠」に豫告出づ。
延寶三年頃 1675c 吉原うき世のさが よしわらうきよのさが 1984野間/遊女評判記102-03 (野間)右、いづれも「やぶれ笠」に豫告出づ。
延寶三年頃 1675c 吉原黒白 よしわらくろしろ 1984野間/遊女評判記101-03 (野間)「大ざつしよ」に見ゆ。
延寶三年頃 1675c 吉原しづめ石 よしわらしづめいし 1936澁井/吉原本047 (澁井)([外題]のみ)。
延寶三年頃 1675c 吉原しづめ石 よしわらしづめいし 1984野間/遊女評判記102-01 (野間)「大ざつしよ」・「やぶれ笠」に豫告出づ。「人たばね」に見ゆ。
延宝51677江戸雀/日本随筆大成2期えどすずめ2003石崎芳男/よしわら吉原350-07y
延寶51677伽羅枕・下/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11きゃらまくら2003石崎芳男/よしわら吉原350-05h
延寶51677たきつけ草、もえくゐ、けしすみ/近世文学資料類従・中36たきつけぐさもえくゐけいすみ2003石崎芳男/よしわら吉原350-03c
延寶五年 1677.00 芥子鹿子 けしかのこ 1936澁井/吉原本036 (澁井)正本は著者所蔵。
延寶五年1677.00 けし鹿子けしかのこ1926佐村/國書解題1986-08r
延寶五年 1677.00 芥子鹿子 けしかのこ 1984野間/遊女評判記103-01 (野間)都鳥作。
延寶五年1677.10きのふの夢きのうのゆめ1926佐村/國書解題1986-08i
延寶五巳年十月 1677.10 きのふの夢 きのうのゆめ 1936澁井/吉原本037 (澁井)順風軒随時庵可申子の作、憐庵可習の跋文あり。「吉原書籍目録」に見え、「是は若き男と老たる男と吉原よりかへるさに遊女の論をなしゝを聞き書きにしたるなり、和文めきたるかきざまなり。おもしろからねど、印文の俗文にはまされり」と云う。延宝五年初冬刊行の島
延寶五年 1677.10 きのふの夢 きのうのゆめ 1984野間/遊女評判記102-07 (野間)順風随時軒可申作、憐庵可習跋。種彦の「吉原書籍目録」に出づ。「たきつけ」を吉原物に直したる諸分秘傳書か。
延寶五年 1677a 田中氏(洛陽) たきつけ …もえぐゐ…けしずみ… たきつけもえぐいけしずみ 1984野間/遊女評判記102-04 (野間)右三部の書、洛陽西洞印夷川角、田中氏板。諸分秘傳書。
延寶五年 1677a もえぐゐ … たきつけもえぐいけしずみ 1984野間/遊女評判記102-05 (野間)右三部の書、洛陽西洞印夷川角、田中氏板。諸分秘傳書。
延宝五年 1677a けしずみ … たきつけもえぐいけしずみ 1984野間/遊女評判記102-06 (野間) 右三部の書、洛陽西洞印夷川角、田中氏板。諸分秘傳書。
延宝81678胡椒頭巾こしょうずきん1926佐村/國書解題1986-08u
延寶六年清明日(1678)[1925]1678師宣吉原戀の道引よしわらこいのみちびき1982JUM版本
延寶六年清明日(1678)[1925]1678師宣吉原戀の道引よしわらこいのみちびき1982JUM版本
延寶六年午正月吉辰 1678.01 山茶よし垣 さんちゃよしがき 1936澁井/吉原本038 (澁井)正本は著者所蔵。「弘文莊待賈古書目」第二号に内容の一部を写真版として、巻頭本文一頁と挿画見通し一図とを紹介す。奥附に「通油町有文」とあるのみにて板元の名はない。「作者立派書」の書名あり。
延寶六年 1678.01 山茶よし垣 さんちゃよしがき 1984野間/遊女評判記105-04 (野間)「延寶六年戊午正月吉辰」、「通油町有之」とありて板元名不祥。作者立派[りつは]署名。
延寶六年以前 1678> いなかものとはずがたり いなかもの とわずがたり 1984野間/遊女評判記105-03 (野間)延寶六年刊「山茶よし垣」に見ゆ。延寶五年頃板行か。
延寶六年以前 1678> いなかものとはずがたり いなかものとわずがたり 1936澁井/吉原本039 (澁井)「山茶よし垣」に見ゆ。
延寶六年以前 1678> いなかものとはずがたり いなかものとわずがたり 1984野間/遊女評判記103-02 (野間)「芥子鹿子」の返答書。「山茶よし垣」に見えたれば、是歳の板行か。
延寶六年> 1678> ゑのこ草 えのこぐさ 1984野間/遊女評判記103-09 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 朧夜の友 おぼろよのとも 1984野間/遊女評判記104-02 (野間)桑門江齋休甫(津田休甫)作。右二書、「色道大鏡」巻十三「攝州大坂瓢箪町」の條に見ゆ。
延寶六年以前 1678> 小手巻 こてまき 1984野間/遊女評判記103-06 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 四二物語[しのに] しのにものがたり 1984野間/遊女評判記105-02 (野間)「色道大鏡」巻十六「道統譜」に見ゆ。六條時代の太夫(長島・出羽・小藤)の記事ありといふ。但し同名の書、東北大學圖書館狩野文庫にあれど、別本なり。
延寶六年以前 1678> なたて草 なたてぐさ 1984野間/遊女評判記103-11 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 無款 寝覺床 ねざめのとこ 1984野間/遊女評判記103-05 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 白鳥 はくちょう 1984野間/遊女評判記103-10 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> はらすぢ はらすじ 1984野間/遊女評判記103-08 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 麻姑の手 まごのて 1984野間/遊女評判記103-07 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 山鳥物語 やまどりものがたり 1984野間/遊女評判記103-04 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 鼬鼠論 ゆうそろん 1984野間/遊女評判記105-01 (野間)寛文初年、風呂屋京都に十五軒、大阪に十六軒、京都に風呂屋四天王の名を擧ぐ。右、「色道大鏡」巻十四「雜女部」風呂屋女篇に見ゆ。
延寶六年以前 1678> 無用草[いたづらぐさ] いたづらぐさ 1984野間/遊女評判記103-03 (野間)以上、延寶六年十月の序ある「色道大鏡」巻一凡例に、「此書より以前、世間に落ちる當道の書目」の中に擧ぐ。「無用草」・「山鳥物語」の二書は、「左縄」(正保年間)と「難波物語」(明暦元年刊)との間に、また「寝覺床」・「小手巻」の二書は、「寝物語」(明暦
延寶六年以前 1678> 何首座(なにしゆそ)作 瓢箪町の記 ひょうたんまちのき 1984野間/遊女評判記104-01 (野間)桑門江齋休甫(津田休甫)作。右二書、「色道大鏡」巻十三「攝州大坂瓢箪町」の條に見ゆ。
延寶六年清明月1678a菱川師宣吉原戀の道引よしわらこいのみちびき1930蘇武/吉原風俗資料071
延寶六年清明日 1678a 吉原恋の道引 よしわらこいのみちびき 1936澁井/吉原本040 (澁井)正本は帝国図書館(午、六三)に特別本として所蔵。その他坊間にも往々伝本あり。帝国図書館蔵本を底本とし「稀書複製会」第四期に複製刊行され詳細なる解説を附す。国書刊行会「江戸時代文芸資料l」第四に翻刻され、又大鳳閣本「花街風俗叢書」江戸篇上にも原本を
延寶六年 1678a 菱川師宣畫 吉原恋の道引 よしわらこいのみちびき 1984野間/遊女評判記106-01 (野間)延寶六年清明日、通油町本問屋開板。名所案内記。菱川師宣畫。
延寶6 1678a 吉原恋の道引/近世文学資料類従・中36 よしわらこいのみちびき 2003石崎芳男/よしわら吉原350-03d ○吉原絵草紙とも
延寶七年 1679 嶋原・評判やりくり草 しまばらひょうばんやりくりぐさ 1984野間/遊女評判記106-03 (野間)但し下巻のみ傳存。諸分秘傳書。。上巻に遊女評判ありしか。奥書「延寶七稔/己未/十一月吉日」とありて、板元名を削りしが如し。
延寶八年 1680 大てんぐ おおてんぐ 1984野間/遊女評判記109-03 (野間)「人たばね」に豫告、「歌仙」に引用あり。散茶評判なり。
延寶八年 1680 色道・古銀買難波鉦返答 しきどうこがねかい 1984野間/遊女評判記108-02 (野間)「延寶八天庚申五月日」、立分軒[りうぶん]軒深眞[じんしん]翁自序。大阪河合正俊板。
延寶81680なには鉦/近世文学資料類従・中36なにわどら2003石崎芳男/よしわら吉原350-03e
延寶81680難波鉦返答古銀買/近世文学資料類従・中36なにわどらへんとうこがねかい2003石崎芳男/よしわら吉原350-03f
延寶81680都鳥吉原あくた川よしわらあくたがわ1926佐村/國書解題1984-05
延寶81680吉原下職原/近世文学資料類従・中36よしわらかしょくげん2003石崎芳男/よしわら吉原350-03g
延寶八年 1680 色道諸分・なには鉦 しきどうしょわけなにわどら 1984野間/遊女評判記108-01 (野間)酉水庵無底居士作。水月庵迷色居士序、一生軒不埒後序、洛下南華軒跋。元禄九年の書目に、西澤太兵衛板とあり。「秘傳書」の改作なり。
延寶八年 1680 よしはらつぼねてうつがい よしはらつぼねちょうつがい 1984野間/遊女評判記109-02 (野間)「人たばね」に見ゆ。
延寶八年 1680 吉原人たばね よしわらひとたばね 1984野間/遊女評判記109-01 (野間)新作者今宮からす・二番町之住人新作者おもハれ氏いやいや与作・霞ケ關住人そこらで主馬藏。「芥川」以前の作なれば、是歳の刊行と推定す。
延寶八年 1680 吉原山茶本草/名寄 よしわらやまちゃほんぞうなよせ 1984野間/遊女評判記107-02 (野間)延寶八庚申孟春、鶴屋板。「吉原歌仙」にその名見ゆ。天保九年九月、尾張の耽古社中より模刻頒布したるものあり。さん茶女郎を草・鳥・獣・魚・蟲・器・飲食に見立て、末尾に「禁煙開板のらいてんに載する所の女郎ハ大かた略す。但評判の落たるをバ、これをくわふる
延宝八庚申孟春 1680.02 さん茶評判・胡椒頭巾 さんちゃひょうばんこしょうづきん 1936澁井/吉原本041 (澁井)鶴屋板、菱川吉兵衛画。「奇書珍籍」吉原号に解題あり。「吉原評判」の項参照。「吉原書籍目録」に「標題の意は口をあかせぬといふ事なるべし、序に「近年開板のらいでんに載る所の序郎は大かた略す云々」、末にさんちゃ本草として遊女を食類に見立しことあり」云々
延寶八年 1680.02 さん茶評判・胡椒頭巾 さんちゃひょうばんこしょうづきん 1984野間/遊女評判記107-01 (野間)江戸鶴屋板。「吉原書籍目録」に、「末にさんちや本草として、遊女を食物に見立しことあり」といふも、これは一枚摺にして別ものか。
延寶八年三月廿一日 1680.03 吉原歌仙 よしわらかせん 1984野間/遊女評判記108-03 (野間)延寶八年三月廿一日、散茶名寄歌仙興行、六月その評を加ふ。從つて刊行は七月以後か。落丁本、刊記不明。書中屡々「胡椒頭巾」・「らいでん」・「大てんぐ」を引く。
延寶八年 1680.07 いたづら坊作 山茶徒坊評判 さんちゃいたずらぼうひょうばん 1984野間/遊女評判記108-04 (野間)いたづら坊作。
延寶八年庚申仲秋日 1680.07 山茶徒坊評判 さんちゃいたづらぼうひょうばん 1936澁井/吉原本042 (澁井)中本、丁数二十八丁、内挿画三葉。序末に「太夫さんちゃふりみふらずみさだめなきくぜつぞふりのはじめなりける」とあり、又跋末に「たゞたのめよしや吉原の女郎どもいたづら坊あらんかぎりは延宝八年庚申仲秋日」とある。散茶の評判記で、他の冊子に比し遊女の数も
延宝八年以前*1680c古狐ふるぎつね1926佐村/國書解題1986-08p
延宝八年以前* 1680c 古狐 ふるぎつね 1936澁井/吉原本046 (澁井)「吉原書籍目録」によれば「吉原芥川」の引書に見ゆと。
延宝八年頃 1680c 吉原芥川 よしわらあくたがわ 1936澁井/吉原本044 (澁井)「吉原書籍目録」に「作者「都鳥」とあり、闕張本を見て年号は知らざれども、次に載せし延宝九年の印本「下職原」に、此頃出でしよし記したれば、延宝八年頃の印本なるべし」云々とある。「奇書珍籍」吉原号に解題あり。「高尾考」に「新吉原幕揃」として高尾評判の
延宝八年頃 1680c 吉原あくた川 よしわらあくたがわ 1984野間/遊女評判記110-04 (野間)題簽を闕く。巻頭「吉原あくた川名寄」と題して、作者あさちが原かうけつむあん/せんしやう山どうらくじとんせい坊/の一文あり。これは、あさちが原角田川の住人都鳥と同人にて、「人たばね」の作者なり。「此あとにいだす評判」とて、さん茶たいないさがし・太夫
延寶八年頃1680cらいでんらいでん1926佐村/國書解題1986-08t
延宝年間 1680c らいでん らいでん 1936澁井/吉原本043 (澁井)「吉原書籍目録」に未見書として、「別記延宝八年の「胡椒頭巾」の序に、近年開板とあれば、延宝五、六年頃の印本歟、役者評判にも「いかづち評判」というありて、きびしく評したる題意なり。これもさん茶女郎の評書なるべし」とある。
延寶八年頃 1680c らいでん らいでん 1984野間/遊女評判記107-03 (野間)都鳥作。「胡椒頭巾」に見ゆ。
元禄初期 1680s 諸国遊里・好色由来揃 しょこくゆうりこうしょくゆらいぞろい 1936澁井/吉原本286 (澁井)大鳳閣版「花街風俗叢書」に翻刻す。
貞享1680s筆じゃみせんふでじゃみせん1984随筆百花苑12-***g
貞享初期 1680s 芳原細見図 よしわらさいけんづ 1843加藤雀庵/新吉原細見53-1 (雀庵)六十三冊。万治、享保七年は一枚図。[1916三田村鳶魚/鼠璞十種 全2、国書刊行会][1978朝倉/鼠璞十種53] きさらぎ二日といふ日、春雨のつれづれに、年頃集めたる新吉原細見記を取出て見れば、万治より安永に至りて六三冊に及びぬ。(割書)内万治と享保七年のものは一枚図なり。(一行)うち見るまゝに、例のやくなしごとひとつ二つかいつく。○万治元年新好原(割書)好の字如此あり(一行)細見図。こは明暦三年正月、かぐつちの神のあらびし後、同じ年の八月に、専属お竜泉村へ移されて新吉原と呼ぶ。その翌年の発版なり。天保十四年に至りて、百八十六年を経たり。△揚屋十九軒(割書)揚屋町にあり△茶屋十八軒(割書)同所にあり。(一行)中ノ町は左右ともに商人居住して、今とは異なり。△三浦屋四郎佐衛門内の所に太夫高雄、同花紫、同薄雲と見ゆ。此高尾は数代のうち、すぐれて名高き万治高尾といひしは是なり。此翌年十二月五日終る。(割書)イに、三年十二月廿五日。(一行)寛文七年印本讃嘲記犬枕、手のよきものゝ部に、「たかをあたんしうが手跡」、又過にし方恋しきものゝ部に「でんよみやうしんがはか」、又高きものゝ部に、「みうら高をが名」など見えしは、此二代目高尾が事也。さて又かの書に見えたる高尾は、三代目にして、万治三年印本総まくりに見えたるたかをと、同人なるべし。さて上の同書に、おそろしきものゝ部に、「たかをがめざし」といへるは、三代目をいへるなるべし。△同二本堤の所に、「日本堤八町あり。(割書)但し、しやうでん町より四町半、みのわの方より四町半。(一行)みのわ村原宿へ出る」とあり。みのわ村は今の箕輪村、原宿は今の小塚原なるべし。さてこの日本堤の事は、異本同房語園に、「箕輪村に柴崎与兵衛とて数代の百姓有。是に日本堤の年数を尋ねしに、右与兵衛が云。祖父の時より申伝へ候は、此百年前庚申の年、始て出来候由承候と申。然れば年号は元和七年に当る也」。(割書)一説に、元和六年庚申、台命に依て築くと。(一行)按るに、七年は辛酉にて、庚申は元和六年に当る也。天保十四年より逆算すれば、二百二十四年に及べり。(割書)今みのわ村に、柴崎藤兵衛、同金藏といふものあり。是等が祖ならむ。 (雁註)万治は誤認で貞享初期(1680s)と見られる
貞享初期 1680s 芳原細見図 よしわらさいけんづ 1843加藤雀庵/新吉原細見53-1
貞享初期1680s芳原細見圖よしわらさいけんづ1970s花咲/古地図研究100
貞享1680s芳原細見圖よしわらさいけんづ1996八木・丹羽/吉原細見年表005-001
天和11681おもはく哥合/遊女評判記集/天理叢書11おもわくうたあわせ2003石崎芳男/よしわら吉原349-11
延寶91681長崎土産/近世文学資料類従・下37ながさきみやげ2003石崎芳男/よしわら吉原350-04e
延寶91681若信吉原下職原よしわらかしょくげん1926佐村/國書解題1985-03
延寶91681吉原三茶三幅一対/近世文学資料類従・下37よしわらさんちゃさんぷくいっつい2003石崎芳男/よしわら吉原350-04c
天和 1681-1683 戸田茂睡 御當代記 おんとうだいき 1956三田村鳶魚/吉原に就ての話013b 遣ひ込み代官の処分(大老堀田正俊)
延宝九年酉三月上旬 1681.03 吉原下職原 よしわらかしょくげん 1936澁井/吉原本048 (澁井)正本は明治三十九年三月発行「高潮」第二号に第二回珍書研究会林縫之助出品に見えている。作者は若信、そうしや権右衛門開板である。「吉原書籍目録」に紙数三十三張とあり「日本小説年表」にも見ゆ。「軟派珍書往来」に解題あり。本書は云う迄もなく「職原抄」に倣
天和元年 1681.03 吉原下職原 よしわらかしょくげん 1984野間/遊女評判記111-01 (野間)延寶八年若信序。米河岸住人ほんほち氏大ぬれや茂助自跋。三月上旬、さうしや權左衛門板。「芥川」の返答なり。
延寶91681.09逸名吉原三茶一幅一對よしわらさんちゃいっぷくいっつい1926佐村/國書解題1985-06
延宝九年 1681.09 吉原三茶三幅一對 よしわらさんちゃさんぷくいっつい 1936澁井/吉原本049 (澁井)「吉原書籍目録」に「太夫、格子を載せず、散茶といふ遊女のみの評判なり、三幅対とは当時さんちゃ女郎をさしていふなり、天和板菱川の「百人女郎」にあり、近くは「石井盟どうし」にありとぞ」とある。
天和元年 1681.09 玉門寺隠居 吉原三茶三幅一對 よしわらさんちゃさんぷくいっつい 1984野間/遊女評判記110-02 (野間)作者玉門寺隠居自序。江戸升屋跋、開板。
天和元年 1681a 大坂新町・古今若女郎衆序 おおさか しんまちここんわかじょろしゅじょ 1984野間/遊女評判記111-03 (野間)大阪深江屋太郎兵衛板。「古今集」假名序に擬して、古今の名妓・大臣等を評判す。
天和元年 1681a おもハく哥合 おもわく うたあわせ 1984野間/遊女評判記110-01 (野間)判者上薗ノ鶯。京山本勝左衛門板。京野郎遊女の評判を歌合に擬したるもの。貞享二年の書目に、「東西烏合/女郎野郎/評判」と見ゆるもの、即ち本書か。
天和元年 1681a けんどんへつひりむし けんどんへつぴりむし 1984野間/遊女評判記113-04 (野間)以上、「あくた川」に豫告出づ。但し「太夫つなぎ馬」は、「人たばね」にも既に豫告あり。「よしはら高ばなし」は、一名「かい手ぶさはい鏡」・「吉原とはずがたり」・「よしはらかうくわい記」・「ひとり狂人」・「諸人身のかなしみ」・「吉原尤草」ともいふ。
天和元年 1681a 嶋原評判・朱雀遠眼鏡 しまばらひょうばんしゅじゃかとおめがね 1984野間/遊女評判記109-04 (野間)刊記、刊年のみにて、板元を記さず。元禄九年の書目に、永原屋とあり。評判の外に、細見圖・名寄あり。
天和元年 1681a 嶋原評判・朱雀遠眼鏡跡追 しまばらひょうばんしゅじゃかとおめがねあとおい 1984野間/遊女評判記112-02 (野間)但し下巻のみ一見。「朱雀遠目鏡」の跡追ひなれば、是歳の板行か。
天和元年 1681a 嶋原紋日・朱雀諸分鑑 しまばらもんびしゅじゃかしょわけかがみ 1984野間/遊女評判記111-02 (野間)朱雀野人自序・自跋。京萬屋庄兵衛・丸屋源兵衛板。諸分秘傳書にして名寄を兼ぬ。下巻には、島原の紋日、買手の評判を附す。
天和元年 1681a 女郎むかふかゞみ じょろうむこうかがみ 1984野間/遊女評判記113-03 (野間)以上、「あくた川」に豫告出づ。但し「太夫つなぎ馬」は、「人たばね」にも既に豫告あり。「よしはら高ばなし」は、一名「かい手ぶさはい鏡」・「吉原とはずがたり」・「よしはらかうくわい記」・「ひとり狂人」・「諸人身のかなしみ」・「吉原尤草」ともいふ。
天和元年 1681a 太夫つなぎ馬 たゆうつなぎうま 1984野間/遊女評判記113-02 (野間)以上、「あくた川」に豫告出づ。但し「太夫つなぎ馬」は、「人たばね」にも既に豫告あり。「よしはら高ばなし」は、一名「かい手ぶさはい鏡」・「吉原とはずがたり」・「よしはらかうくわい記」・「ひとり狂人」・「諸人身のかなしみ」・「吉原尤草」ともいふ。
天和元年 1681a 長崎土産 ながさきみやげ 1984野間/遊女評判記112-01 (野間)「延寶九辛酉六月吉日」長崎住序。「辛酉秋八月」前惡性大臣嶋原金捨自序。延寶七年夏初めて長崎下りしたる金捨の草稿を長崎の住人増補して上梓すといふ。丸山・寄合町の案内記・女郎評判・名寄・歌合等多方面にわたる。金捨を藤本箕山に擬する説あれど、箕山の長崎
天和元年 1681a 懐鑑 ふところかがみ 1984野間/遊女評判記113-06 (野間)「好色一代男」(天和三年刊)所見、新町の評判なり。然らば天和二年以前の刊行なるべし。
天和元年 1681a よしはら高ばなし よしはらたかばなし 1984野間/遊女評判記113-05 (野間)以上、「あくた川」に豫告出づ。但し「太夫つなぎ馬」は、「人たばね」にも既に豫告あり。「よしはら高ばなし」は、一名「かい手ぶさはい鏡」・「吉原とはずがたり」・「よしはらかうくわい記」・「ひとり狂人」・「諸人身のかなしみ」・「吉原尤草」ともいふ。
天和元年 1681a 伽羅包 きゃらつつみ 1984野間/遊女評判記110-03 (野間)但し下巻のみ傳存。江戸本問屋板。「たきつけ」を吉原物に改めたる諸分秘傳書。
天和元年 1681a さんちやうたゝね さんちゃうたたね 1984野間/遊女評判記113-01 (野間)「三茶三幅一對」に豫告出づ。
天和元年 1681a しもく丁評判/うき世敲鐘 しもくちょうひょうばんうきよこうしょう 1984野間/遊女評判記112-03 (野間)「遠目鏡跡追」に豫告出づ。伏見撞木町の評判なるべし。
天和二年 1682 淺草川土取川 あさくさがわつちとりがわ 1984野間/遊女評判記114-04 (野間)以上、「買もの調」に豫告出づ。
天和二年五月 1682 長唄古今集 ながうたこきんしゅう 1936澁井/吉原本052 (澁井)正本嘗て渡辺庄三郎氏所蔵。それを複製して稀書複製会第三期配本として刊行され、井上和雄氏解説を附す。又翻刻して「日本歌謡集成」第六に収めらる。「菱川師宣絵本年表」に於て田中喜作氏は、延宝年間の刊行と信ずる旨を主張す。板元わしや。
天和21682逸名吉原買物調よしわらかいものしらべ1926佐村/國書解題1984-12
天和二年 1682 吉原買もの調 よしわらかいものしらべ 1936澁井/吉原本051 (澁井)種彦自筆々写本が「一誠堂創業30周年記念展覧書目に「画三張とも紙数十五張」とあり。
天和二年 1682 四万六千人 吉原買もの調 よしわらかいものしらべ 1984野間/遊女評判記114-02 (野間)作者四万六千人跋。柳亭種彦寫本の柳翁標注に、天和二年の作なることを考證す。
天和21682吉原買もの調/遊女評判記集/天理図書館善本叢書和本11よしわらかいものしらべ2003石崎芳男/よしわら吉原350-05i
天和二年 1682 山の八 恋慕水鏡 れんぼみずかがみ 1984野間/遊女評判記114-01 (野間)山の八作。諸分秘傳・逸話・艶書文範。元禄九年の書目に、文臺屋板と記す。
天和二年 1682 小夜清水 さよしみず 1984野間/遊女評判記114-03 (野間)以上、「買もの調」に豫告出づ。
天和三年 1683 さん茶たいないさがし さんちゃたいないさがし 1984野間/遊女評判記115-04 (野間)「あくた川」・「大豆俵評判」に豫告出づ。
天和三年 1683 島原大和こよみ しまばらやまとこよみ 1984野間/遊女評判記115-01 (野間)「たきつけ」・「もえぐひ]・「けしずみ」の作者の手に成るか。島原年中行事の解説。京一條通和氣屋長兵衛板。
天和31683逸名島原大和暦 全3しまばらやまとごよみ1911近世文藝叢書10-365
天和三年 1683 つぼね開山記 つぼねかいざんき 1984野間/遊女評判記115-03 (野間)「人たばね」・「大豆俵評判」に豫告出づ。
天和三年 1683 局總まくり つぼねそうまくり 1984野間/遊女評判記115-05 (野間)以上、「大豆俵評判」に豫告。
天和三年 1683 都鳥昔語 みやこどりむかしがたり 1984野間/遊女評判記115-07 (野間)以上、「大豆俵評判」に豫告。
天和三年以前 1683 山郭公 やまほととぎす 1936澁井/吉原本055 (澁井)「吉原鏡ケ池」に「跡より山郭公と云ふ書に」云々と見ゆ。
天和三年 1683 山郭公 やまほととぎす 1984野間/遊女評判記116-01 (野間)「鏡ケ池」に豫告。
天和三年 1683 吉原鏡ケ池 よしわらかがみがいけ 1984野間/遊女評判記115-02 (野間)世を捨坊主作。江戸正本屋十右衛門板。
天和31683派分吉原大豆俵よしわらだいずたわら1926佐村/國書解題1985-13
天和三年 1683 吉原ふせ石 よしわらふせいし 1984野間/遊女評判記115-06 (野間)以上、「大豆俵評判」に豫告。
天和三年初夏 1683.04 吉原大豆俵 よしわらだいずだわら 1936澁井/吉原本053 (澁井)伝本不明、写本として大正十五年十一月名古屋「平出文庫」売立目録に見え、更に昭和八年十一月種彦自筆写本が「一誠堂創業三十周年記念展」に出品さる。「吉原書籍目録」に「例の評書なり、巻尾に此あとの「つぼね開屋@記」「さん茶たいないさがし」「惣まくり」出来
天和三年 1683.04 (都鳥) 吉原大豆俵評判 よしわらだいずだわら 1984野間/遊女評判記114-05 (野間)作者不申共御推氏(都鳥)自序。
天和三年霜月吉祥日 1683.11 吉原鏡ケ池 よしわらかがみがいけ 1936澁井/吉原本054 (澁井)正本は著者所蔵。「吉原書籍目録」に未見とし、「「五十四君」の引書に見えたれば貞享の初めの印本なるべし」とあり。
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