=浮世絵学(文化藝術懇話会47)竹取物語 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [http://www.ukiyo-e.co.jp]
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文化藝術懇話会(47)
時: 2017-9-21(木)18.30-20.00
所: 淡路町ワテラス・レジデンス2011号(パーティR)
人: 竹取物語(かぐや姫、羽衣伝説)について
・物語のいできはじめの祖なる竹取の翁と呼ばれる…
仮名で書かれた最初の物語。天上にある理想の世界に対する地上界の憧れ。五人の貴公子が実在の名を持っている。その求婚失敗談を滑稽に描いて、当時の社会、世相を痛烈に風刺しているとも云われている。南方の竹、産屋など民族、民俗的視野で考える必要がある。八月十五日、昇天。

酒井雁高(がんこう)学芸員 curator

浮世絵・酒井好古堂 [http://www.ukiyo-e.co.jp]

文化藝術懇話会 [浮世絵学]Mobile: 090-8171-7668
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678

文化藝術懇話会(47)
時: 2017-9-21(木)18.30-20.00
所: 淡路町ワテラス・レジデンス2011号(パーティR)
人: 竹取物語(カグヤ姫、羽衣伝説)

書名:竹取の翁、かぐや姫の物語
成立:延喜(900s-920s)以前
作者:遍昭(816-890)源融(822-895)源順(911-983)忌部(いんべ)漆部(うるしべ)
*和漢、仏教の知識 *反藤原 紀貫之(870c-945c)?

「まず物語のいできはじめの祖(おや)なる竹取の翁」
・万葉集16、竹取翁と九人の仙女
・実在の五人の貴公子、求婚失敗譚を滑稽に描いている

1 三寸の小さな女児が光り輝く美しい女性になる(化生けしょう説話)
2 竹から黄金を得て、冨み栄える(致冨説話)
3 貴族らの求婚(求婚難題説話)
4 帝の求愛(相聞説話)*帝の召命にも応じなかった。
5 姫は月の天女、月へ帰る(貴種流離説話)
6 姫の昇天(羽衣昇天説話)*天女と親子になる
7 姫の遺した不老不死の薬、立ち上る不尽(ふじ)の煙(地名起源説話)

説話から物語へ
・かぐや姫、「深き志を知らではあひがたし」*王朝女性の不安な結婚心理
・昇天の段、(姫と翁夫婦)美しい親子の情、人間の愛情を描いて、(姫)昇天の悲しさを語る

契沖が竹取りの各逸話の原拠を調べている。
1695(元禄8)契沖(けいちゅう)(1640-1701)/河社(備忘録)
1826田中大秀(たなかだいしゅう)が竹取物語の注釈の諸説を集成した。

民俗学、民族学から調べることも重要。

1 竹取り、これは南方の御話、竹そのものは、寒い地域に育ちません。
ベトナムに似た話があるようです。
子供の頃、絵本に孟宗竹の節にカグヤ姫が光り輝いている。
南方では、猛獣から守るため、竹矢来を産屋(うぶや)とします。
間接的に聴いた人は、竹から生まれたと誤解してしまったようです。
竹そのものから生まれたのでなく、竹矢来の産屋でカグヤ姫は生まれたのです。

2 作者、奈良王朝にも支配されない氏族。反天武(631?-686)帝
紀(き)氏という説があります。紀貫之(870c-945c)

3 月に近いということで尤も高い山、冨士山に登る
煙があがる? 地名、情景の由来を説いています。

4 日月(じつげつ)
エジプトなどでは日(太陽)は悪魔。熱さのため人が死にます。
月は夜煌々と照らし、日中の熱さを避けて、移動します。
この意味から、竹取りと同様、南方系統の説話かと思います。

5 難題を仕向ける
それらの難題を解いた人と一緒になる。
最初から、解くことの出来ない超難問ばかりですね。

酒井雁高(がんこう)学芸員 curator

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[浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家
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