浮世絵学04/外題(傳神開手・一筆画譜)デジタル *全頁を影印で掲載  1823爲一(ゐいつ)/一筆画譜 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) http://www.ukiyo-e.co.jp/22052
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1982-04-25現在(2018-10-16更新)         http://www.ukiyo-e.co.jp/22052

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator [浮世絵学**]

浮世絵・酒井好古堂 [浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14

電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678

◯1823爲一/傳神開手・一筆画譜

略筆の極致、一筆(いっぴつ)画譜である。書画同一と考える東洋では当たり前であるが、面で把握する西欧では驚きであった。フランスでジャポニスム、ドイツ・オーストリアでヤポニスムス、イギリス・アメリカでジャポニズムとして浮世絵の衝撃は建築、彫刻、絵画、工芸の面に影響を与えた。

◯その最大の衝撃というか、驚きは、浮世絵の略筆であった。これほど簡潔に人間、植物、動物、自然を描いた絵画が世界の何処にあろうか。西欧の画家は、北齋漫画などを熱心に見ていたが、この一筆画譜は殆ど知られていない。

◯本書は、明治版であるが、片野東四郎版で、江戸期の版面と同一で、角書に「傳神開手」とある。また表紙にも東壁堂の七寶繋の正面摺が施されている。色彩は、やや派手で明治振りを示している。しかし、充分、略筆、省筆の代表として、本書は重要な画像である。ここで全図を紹介する。

 

 

序文 癸未の春 申林子識     尾張東壁堂藏版画譜繪手本目録

 

(一筆画譜 序)

鶴のむれたち 龜のうかむさまさまのすかたを

一筆にかきな勢しは この春風の那古屋人

福善齋彰父の筆の徳なるをさきのとし

戴斗翁府下に遊ひし時 見めてゝかゝる物の

うつもれら無ハ口をしきわさなれは 其鶴龜

の長き世に傳へんとて うつしものし亭

すりまきになし 又其筆の意を学ひて諸鳥

農形をはしめ くれ竹のよわたる人のまめわさ

戯れわさ山川家居なとにいたるまて真間の継

橋かきつきて 此一まきとはなせるなり さるハいにしへ

人の馬の是にはかする物をもてかにの形を画

かき唐費との筆落したるを蠅にかきなせし

にもおとらぬワさなるうえに 形韻ともに得たるとか

いふ妙あれは 此まきの遠長にひろこりもて

ゆかん事ハ鶴龜のよはひにかけてはか

り し里てん

 癸未の春   尾府下申林子識

(雁註)癸未は

 

 

序一

 

 二

 

 

 

 

 六

 

 

 

 

 

十一

 

十二

 

十三

 

十四

 

十五

 

 

十六

 

 

十七

 

十八

 

十九

 

 

二十

 

廿一

 

 

廿二

廿三

 

廿四

 

廿五

 

 

廿六

 

廿七

 

廿八

 

 

廿九丁 跋 (雁註)明治八年刊行であるが、版木は当初のものを使っている。充分に爲一の興趣を楽しむことが出来る。

略筆の極致、これ以上、描線を省くことは出来ない最終の描線である。

 

 

何か御気付きの点があれば、御教示ください。
酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator [浮世絵学**]
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