浮世絵学04/外題(江都二色) 1773(明和2)北尾重政(画)/江都二色(えどにしき)(竹清本) 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/44267
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1982-04-29現在(2020-07-01更新) 浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定:judge

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酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人) *学芸員  *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員        *浮世絵鑑定家

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1773(明和2)北尾重政(1739-1820)(画)/江都二色(えどにしき)(竹清本)

子供の「玩び物」(あそびもの)を丹念に描いている。判型は、小本17x11.5cm。

編者は弄籟子(ろうらいし)、卯雲*(1714ー1783(69) *ぼううん、の雅号(齋藤良輔説)、根拠不明(齋藤良輔説) 

2020卯雲(ぼううん)/類考_9項目(二世を含む)       白鯉館(はくりかん)卯雲(ぼううん)

序文は四方あか人。この比から酒を嗜み、赤くなるので、あか人と称したか。

重政(1739-1820)(82)。

あか人(1749-1823)(75)は大田南畝。

重政は、あか人より、10歳、年長。卯雲より、25歳、年下である。あか人(あかひと)が活躍するのは1780s天明である。

この頃、既に重政は貴重な「玩び物」を模写していた。因みに、この原本は竹清(ちくせい)が所蔵していた。本書は竹清本(稀書複製会)。

他に有坂与太郎編の江都二色の図柄は、多少同じものもあるが、殆どが違っている。齋藤氏によると、88の玩具が描かれているという。

88の数は、竹清本と有坂本の合計か。

浮世絵学04/外題(江都二色) 1773(明和2)北尾重政(画)/江都二色(えどにしき)(有坂本) 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/50045 有坂本は、やや大きい。

(雁註)円中の右の人物が卯雲(ぼううん)か。左は重政。

わらハべの玩ひ物を画く[印][印]

と記し圖あり 北尾氏の筆に

冩し弄籟子の狂歌を詠て一ツの

草紙とハなりぬ 繪ハとゝ◻️目を悦ハしめ

歌ハあハゝの◻️を催すてうちてうちの拍手

(雁註)当時、おもちゃを玩び物(あそびもの)と称していた。玩具は明治以降の術語。

  1a 鷽(うそ)笛 芋虫ころころ 猿の木登り          

一 宇くひすハ春 いもむしハ秋なれや そのころころの 時◻️かハ◻️る

よ幾はなしの◻️の志ほの目にかゐくり

出し糸口のいと面白き筆をえて硯

の海の鱗達によき絵さすしの種なりと

◻️ふ心の華にかけ◻️児さくら木に

ゑる物ならし 明和十季睦月の比 四方

のあか人飲懸山の麓に志るす

2a 御来迎(ごらいごう)飴細工の鳥  1b 兜巾(ときん) 木太刀

二 四天王ほとに いさをし祈るなり 山々ぶしの ◻️祢のおいさき

御来迎 拝むにつけて 怠らじ 朝な夕(ゆふ)なに 南無あめの鳥

3a  米搗き猿  2b 引き出し絵

三 一節の 糸を御縁の はしにして 袖ひきましな 絵のワかしゅぶり

夏冬を 赤いふんとし ひとつにて 人にましらの 米をつくなり

4a  与次郎人形  3a  振り鼓

四 でんでん太鼓、これは中近東に淵源がある。

つゝ井筒 ふりワけかミの 振つゝミ 鏡にかへつ いも見さる間に

これやこの 常にまいらぬ 与次良兵衛 つり合ものゝ 中のてつぺん

5a   豆鉄炮  4b  頬かぶり

五 身を團扇 うりとやつしの 色事師  ある時ハまた 頬かぶりなり

光陰ハ 矢よりもはやく てつぽうの 玉のことくに 除夜の豆うつ

6a ぴいぴい ぶうぶう  5b  お宮 鳥居

六 世にたぐひ あら人神の いにしえと 五つや三つの 子供よく聞きや

ぴいぴいと 人の鳴音の 大晦日 掛乞ハ來て ぶうぶうをいふ

7a  松毬(まつふぐり)人形  6b  諌鼓(かんこ)

七 諌鼓苔 深うしてとりおと路かす ◻️さいくには ミながをどろく

百姓と 屋つこか着たを よくミれば 松つふくりて ごわりすらする

8a  あやふや人形  7b  千木箱(ちぎばこ)

八 生姜市 ち幾もふたえと きく時ハ 伊勢のやかたと 人のいふなり

半面は 美人やら 又悪女やら この人形の かほのあやふや

10a   紙雛 裸人形 花独楽 9b  婢子(ほうこ)

九 ごまならて 悪魔はらひも ことハりや ほう子の形(な)りも 独鈷なり鳬(けり)

雛ハ紙 小藏は はたか 独楽ハきの おもひおもひの すかたおかし幾

11a  兎、魚、亀、雀、はねむし  10b  金平人形  野呂間(のろま)

十 くめやくめ 和泉太夫が 公時と  酒氣なければ 野呂間(のろま)同前

月の兎 魚(うを)や亀すむ 海原を すゞめのやうに ひんつはねむし

12a   万灯 山車(だし) 11b 犬張り子 張り子虎

十一 雲おとす 龍ハあたりに いぬけれと 張子のとらの 風にうそふく

もとよりも ち里にましはる かミなれハ まつ里まつりへ 張ぬいて出し

13a  つぼつぼ 鈴  12b  破魔弓(はまゆみ)

十二 武士(ものゝふ)の 家第一の ちんぼうは 世つぎの若子と 弓矢なりけ梨

土器(どき)つくと 下戸ハ いやかる酒の中へ ひとつなるとて鈴や 出ぬらん

14a  犬張り子  13b  鶏の造り物

十三 楚のまゝに よくにわとりの つくりもの 麁相(そそう)な人は 満ことにや見ん

桃太郎 凱陣の日ハ わんわんも よき装束に くらいつきぬる

15a  飾り馬 14b  首人形

十四 つわものゝ 中に 赤いハ平家 目にたつ二(ふた)かしら 白ハ源氏

えんのよい ミやけもとて 手あそひの 馬の値(あたへ)を とうとうと

16a  角力人形   15b  山猫

十五 武藏なる 赤木の やまの 山猫も 毛ものて人を たふらかすなり

かちもすまひ まけもすまえの 木偶の坊 勝負ハ人の 手のうちにあ梨

16a ちいちい車  15b  ぶりぶり

十六 みとり子を いわ井つるかめ 松と竹 名をなまくさの ふりふりきてう

ちいちいに のつて くるまの 福の神 幾のえねとしの あきのかたより

17a  虎団扇 麦藁蛇   16b  幟猿(のぼりざる) 風車

十七 きをかへて 猿もさつきの 竹のほり 風のくるまハ 於りてしてゐ◻️

水無月の ついたつ市の うりものハ 外にたくひの あらぬうちわじ

18a  大山細工 十団子  17b  唐独楽 餅花

十八 一日に 八ツ九ツとう ごまの たへぬ 目黒の 餅は華なる

大山のうすと きねほと 中の よき こまもろこしが 原の麦つき

19a 猩々のからくり  18b 俵ころばし 腰のさげもの

十九 うつの山 すべつて 俵ころひしつ 志かし希がなく こしの下ヶもの

猩々を 賣ひろめたる 人形屋 次第しだいに 富貴なりけ梨

20a  羽子板 羽根 19b 鉋屑(かんなくず)の笛 屁っぴり猿

廿 尻口の たはひも ぼうと 鳴笛ハ 屁つひり猿の  友もこそきけ

於もへども 元にておよはね 羽子板の 雲井のきミと 志づか身なれは

21a  凧  20b  弓獅子 笛

廿一 石橋(しゃっきょう)の ◻️き 希ものも ほたんにハ 尺八ほとの よたれにるらん

下りして 焼て 喰ふとおもへとも 袖凧も 鳶だこも かミな里

22a  かくれ屏風 お蝶どのの手車   21b 猫と鼠

廿二 於そ路しき 猫またばしの 志ら波に 人はねずミと 迯(に)けかくれ里

むねに火の かくれ屏風も ほにいらぬ 加茂の無かしの 車あらそひ

23a 起き上がり小法師 小独楽  22b  板琴 徳利

廿三 松風のことも 志らべぬ 雪くもり 朝氣(あさげ)の鳶の聲 にこりぬる

おこたれは 轉ぶと弟子へ 師の志めし 人も志んぼう 独楽も 志んぼう

24a  木菟(みみずく) 鈴守  23b  伏見人形

廿四 うき時ハ よしとももなき 夜の鶴の 子を於もふ ミちや 伏見街道

日婦ハはや さゝ湯も志まひ つゝまもり 楚のうれしさハ 家内づくづく

25a  飴細工犬鳥 臼引き猿 24b 浮き人形

廿五 祢たられて おもひもよらぬ しら波の 銭ひつつかふ 親の於ろかさ

銭とりぞ ぢつとしていぬ 御縁日 ヮきひらはつめ 猿も臼ひく

26a  鹿島踊り じゃれ毛玉  25b からくり奴 独楽

廿六 閑らくりの ちかふと見へて 屋つこだに 老こミぬれば 酒の廻さる

志やれじやれし はては湯殿の 大於どり 松阪こへて かしまはじまる

27a  お獅子ぱくぱく 猿  26b 山寺の鐘 茶鎌

廿七 山寺の 入相のかねを はづせしハ はなちらさじと 茶屋が工夫か

那智高野 とても慈童に 於よばさる むかし和尚の お釜のばくばく

27b  鯉の滝上り 竹馬

(雁註)竹馬に 老のこゝろも おさなぐさ 満尾いたして めてた幾のぼり

何か御気付きの点があれば御教示ください。

酒井 雁高(がんこう) 浮世絵・酒井好古堂主人 学芸員 curator 

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