浮世絵学04/外題(源氏物語 まとめ)私見を纏めてみた 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) http://www.ukiyo-e.co.jp/72556 
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浮世絵学04/外題(源氏物語 まとめ)私見を纏めてみた 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) http://www.ukiyo-e.co.jp/72556 

1982-04-29現在(2022-05-21更新) 

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人) 

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

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御案内

G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

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複製・復刻

R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,171項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

 

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

 


〇源氏物語 これを纏(まと)めることは簡単ではない。

源氏学者の貴重な意見も含めて、私見を御紹介する。

1 源氏物語、つまり紫式部の自筆本 河内本 *この現代語訳は未だない

河内本は、他見を許さず、もっとも紫式部の自筆本(それは存在しないが)に尤も近い原本である。

インターネットでも、全文が公開され、句読点など丁寧に表示されている。

しかし、今日現在まで、現代語訳の河内本が発刊されていない。

ぜひ、その事実を認識し、改めて河内本・源氏物語を現代語訳にして欲しい。

一般に源氏物語と称されている原本は、定家(ていか)本。これは転写、転写で、本文と註解文が錯綜し、紫式部の自筆本と、かなり掛け離れている。

浮世絵学04/外題(名数)_源氏物語序説 五十三帖説/尾州家河内本を底本とする 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/16158

2 名数(めいすう) 源氏物語は五十三帖 

源氏物語の底本、河内本とすべきこと 

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) 

浮世絵学04/外題(名数)源氏物語は五十三帖 源氏物語の底本、河内本とすべきこと

 http://www.ukiyo-e.co.jp/17259

浮世絵学04/外題(人物畧画式)(略画式)デジタル *影印で全頁掲載 1799蕙齋(ケイサイ)/人物畧画式

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二十二                                    源氏物語

二十三

二十四

    二十五

二十六

 二十七

蕙齋(けいさい)の帖毎の略画を熟覧して欲しい。

蕙齋、つまり政美(まさよし)は絵師であるが、同時に俳諧、文学にも造詣が深かったことが解る。源氏物語の各帖を一つ一つ、視覚化することは、至難の技であるが、蕙齋は実二鮮やかに描いてある。

3 主人公が二人いる。光源氏(ひかるげんじ)と薫(かおる)

通常、一つの物語の主人公は、一人であり、亡くなると同時に終わる。

しかし、紫式部の源氏物語は、光源氏が亡くなると、新たに別の主人公が登場する。実はこちらが本命か。

これが宇治十帖の薫(かおる)である。自分の出自に疑念を抱き、とうとう乳母から実の父親の名前、その愛用した笛を受ける。薫の父親は光源氏でなく、光源氏の臣下、柏木であった。つまり光源氏と若い妻・女三宮の子供ではなかった。宇治十帖では、この薫と姫君たちとの物語となる。大君が亡くなり、中君の情念にもだえるようになる。そこへ、大君の形代として宇治に隠され住まわされた浮舟は、匂宮と通じてしまう。浮舟は二人の男の間で、苦しみ、宇治川に入水する。が救われて別世界に黄泉がえる。薫が浮舟のところへ一番下の弟・小君(こぎみ)を遣いに出すが、浮舟は人違いとして遭わなかった。薫は、自分がしたように、誰かが浮舟を隠しているのだと思う。

つまり、源氏物語は宇治十帖が本命なのである。 

しかし、よく考えてみると、薫(かおる)は光源氏の血縁を全く引いていない。赤の他人である。それでもというか、宇治十丈では、彼が主人公になっている。柏木と女三宮の子として薫は生まれているので、全く光源氏と血縁はない。光源氏の四十帖を受けて、繋ぎの三帖、そして薫の宇治十帖と宿世が綱がっている。

 

4 和歌の數 和歌は人間の喜怒哀楽、特に苦しみを顕している

光源氏は、右大臣家の朧月夜と契ったため、須磨へ流謫する。

この須磨の帖が一番、和歌の數が多く、苦しみがあったことを示している。

そして五十三帖の最後、夢浮橋。ブッダの世界へ入り、苦しみは無くなる。和歌は一つだけである。

これは源氏学者、池田利夫先生が実際に和歌の數を数えて実証している。

◇1978秋山虔、池田利夫/尾州家河内本・源氏物語(翻刻)全5冊、武藏野書院

下記のサイトはテキストで河内本の語句を検索できる。

http://www.genji.co.jp/kawachi-genji-srch.php

◇A Waley  The Tale of Genji.   Everyman’s Library で英訳された。しかし、Waley は、一番肝心の和歌を全て飛ばしている。恐らく。訳せなかったからであろう。これでは全く意味が無くなる。Seidensticker は忠実に和歌まで英訳(二冊本)している。

A.Waley (1889-1966) イギリス 元々、漢学。中国古詩を英訳。

Seidensticker (1921-2020) アメリカ 1976The Tale of Genji. 

 

5 源氏物語は五十三帖

これは善財童子が悟りを開くため、あちこち五十三ヶ所を回ったからである。

この五十三という名数は仏典にあり、男女の確執を含めて人間の苦しみはブッダによって救われることを解いたものである。

だから五十三帖でなければならない。若菜、この帖が尤も長いため、上下に分かたれているが、帖名は若菜、一つである。

浮世絵学04/外題(名数)(五十三)帖_源氏物語、善財童子、名数五十三の一致 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/3718

 

6 紫式部日記と源氏物語

日記は、事書きで、詳細な記録である。紫式部は、このような事実に則した記録でも凄い力量を持っている。それらの記録を基に、自由に創作部分を付け加えて、展開すれば物語になる。

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会57)紫式部(970s-1019)/紫日記について 1010c 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会57)紫式部(970s-1019)/紫日記について 1010c 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/35792

7 宿世(すくせ) 運命

何事も運命として捕らえている。女三宮の飼っている猫が、御簾(みす)の紐に搦まなければ、薫が活躍する宇治十帖は出てこない。女三宮と柏木が遭うことも無かったからである。これも宿世であるとしている。

 

8 古註釈

源氏物語 古註釈 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)[浮世絵学**]

http://www.ukiyo-e.co.jp/20307

古註釈大成に源氏物語がない。一部はある。つまり古注釈は、湖月抄で大成された。

 

9-1 文化藝術懇話会58

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会58)源氏物語(1)紫式部について 1008成る 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/35776  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

 

9-2 文化藝術懇話会59

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会59)源氏物語(2) 1008成る 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

http://www.ukiyo-e.co.jp/35796

 

9-3 文化藝術懇話会60

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会60)2018-11-29(木)18.30-20.00 源氏物語(3) 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人 http://www.ukiyo-e.co.jp/30596

 

9-4 文化藝術懇話会61

浮世絵学04/外題(文化藝術懇話会61)源氏物語(4)、最終回 1008成る 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/35801

 

何か御気付きの点があれば、御教示ください。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator 

浮世絵・酒井好古堂   日本最古の浮世絵専門店

[浮世絵学]文化藝術懇話会  浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14

電話03-3591-4678



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