浮世絵学01/落款(偽筆ひろしげ)肉筆浮世絵_ひろしげ/廣重_那珂川馬頭広重美術館 廣重/墨堤三囲(みめぐり)雪中真景図  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/10586
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1982-04-29現在(2022-05-24更新) 

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人) 

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

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御案内

G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

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複製・復刻

R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,172項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

 

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

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1999(1937)廣重八十回忌記念 青木藤作蒐集 廣重肉筆画図録、栃木県馬頭町

本来、1937に発刊される予定であったが、中断された。1999に校正ゲラと紙型から再現し、発刊した。

これらの幾つかの作品を実見したことがあるが、天童廣重以外の廣重作品は不可である。廣重の落款、印章および外題、内題は、浮世絵学の研究成果と合致しない。従って、偽筆である。この1937の数年前、肉筆の偽筆、春峰庵事件があった。これらの作品を詳細に見ると、青木藤作氏も、偽筆を購入させられた被害者である。恐らく、春峰庵事件の人物が関与しているのだろう。

廣重は、浮世絵師、つまり版下絵を描いている。多くの版下画を描くのに忙しく、手間、暇の掛かる肉筆を描く余裕が無かったと考えた方が良い。日本浮世絵博物館が所蔵している廣重作品は、席画と思われる墨画である。速筆で、墨痕、鮮やかに表現されている。

◯那珂川町馬頭広重美術館(324-0613栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9 電話0287-92-1199)から、チラシが届いた。

私は、稲垣進一氏が館長の時、出掛けた。洒落た美術館の建物、展示室の作品を拝見し、近くの温泉施設に一泊した。

アクセスは宇都宮の先、氏家駅から烏山線で、約50分。車でないと、かなりアクセスが不便の立地である。

この時、車で迎えに来て貰ったので、助かった。

青木コレクションは、私が日本浮世絵博物館(長野県松本市島立新切2206-1)にいた頃から、マスコミの話題になっていた。

全国のマスコミで報道されて、心配になったと下野新聞の記者が、浮世絵博物館に来た。青木コレクション(肉筆浮世絵)の真偽を確認するため、一緒に日本浮世絵博物館収蔵庫の膨大な廣重版画を点検した。その結果、版画を模写した偽筆であることが判明した。

◯浮世絵学で記述してみると、

1 落款:廣重筆[印] *基準落款、基準印と微妙に違っている

2 刊年:制作年、不明

3 判型形態:絹本

4 外題:(墨堤三囲雪中真景図)   *三囲(みめぐり) 外題は書かれていない

5 版元:肉筆のため記載なし

6 内題:無外題のため、内題も判断できない

7 出典:1930s昭和初期(青木コレクション) *昭和初期は、この種の偽筆が多く制作されている

本図には、外題がありません。しかも落款+印章、妙なものです。

廣重は、他の作品を点検すれば分かりますが、必ず外題、内題を書いています。

まして肉筆ならば、しっかりと画中に書きますが、本図には記載なし。

何よりも、絵が下手です。このような下手な絵を描いていれば、浮世絵師の生業が成り立ちません。

三囲(みめぐり)の土手の手前の屋形舟の大きさと、土手の左右にある杭の桁違いの違いです。

これほど大きな杭は見たことがありません。杭の大きさが正しければ、屋形舟がミニチュアということになります。

◯以前、私は、これら青木コレクションの作品自体が偽筆であると指摘しました。

偽筆でないというのならば、その科学的根拠を示す必要があります。

那珂川町馬頭広重美術館と名を打っている訳ですから、これでは廣重が泣きます。

廣重は版下絵(いわゆる版画)に忙しく、肉筆を描く時間が無かった。

天童藩(織田信学、のぶみち)の依頼で、1850s嘉永初年、100点ほど? 描いた作品(瀟洒な肉筆の双幅、三幅対など)以外、まず無いと考えて良い。

いきなり、1920s昭和初年に廣重の肉筆が大量で出ること自体が不自然である。明治中期(外国向け)、そして昭和初期(国内向け)、多くの偽筆が制作されている。

◯美術館の責任者は、プロの意見を真摯に受け止めて、一般の観覧者を欺かないようにして下さい。

徳富蘇峰に師事した栃木の素封家の青木藤作(1870-1946)は、それらの事実を知らず、購入したものと思われる。

しっかりとした鑑定家に作品を悉に見て貰う必要があった。

最近は廣重に限らず、肉筆浮世絵の偽筆が横行しています。偽筆を見て、研究しても何にもなりません。

また偽筆を展示して入館料を徴収すれば、詐欺となります。

公金で美術館を運用している以上、その地域の知事、市長、町長らは訴訟を起こされれば、責任を追求されることは必死です。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator 浮世絵・酒井好古堂

酒井雁高(がんこう)学芸員 curator, professional adviser of ukiyo-e

浮世絵・酒井好古堂 [http://www.ukiyo-e.co.jp]

文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14 電話03-3591-4678 



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