浮世絵学04/懇話会70 1982 瀬田貞二/落穂ひろい5-7 福音館書店 酒井雁高 浮世絵・酒井好古堂 http://www.ukiyo-e.co.jp/46127
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1982-04-29現在(2022-10-22更新)

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人)

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜


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G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)  Guide

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R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) Copy and Handmade reproduction 

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V浮世絵学 ミニ動画     Mini-film, about 5 minutes 

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,213項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

2018 SAKAI gankow

 

2020 SAKAI kunio

 

 
*ファックス、使えません。
 

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1982瀬田貞二/落穂ひろい、福音館書店

1971-1975雑誌/母の友に連載

日本の子どもの文化をめぐる人びと

第一章 京から江戸へ 往来物、お伽草子、絵巻と奈良絵本、初期刊本、江戸の本屋

第二章 赤小本、赤本の黄金時代、

第三章 草双紙その後、黒本、青本、黄表紙そのほか、戯作者たちのしごと

第四章 記録された子ども 幼年記録と漢文戯作(げさく)、俳句、川柳、旅行記、

 三馬、一九、行智、茶箱廣重 双六、おもちゃ絵

第五章 絵師たち(p.243)

一 祐信(すけのぶ)・守国(もりくに)・春卜(しゅんぼく)ほか

・絵本は西川(p.243) *西川祐信(1671-1751) *すけのぶ

 「絵は子どもの目を楽しませるばかりではない。労せずして万里の遠景を見、文章の及ばない境にも、のぞませるものだ。」

 「この国にして、この国の風俗をきわめたならば、楽しいことではないか。だから私は、もっぱら和画に心をいれて描くのだ」

・絵手本と図鑑(p.248)

 橘守国(1679-1748)*もりくに 和漢の故事、鳥獣草木、四時、山水を取り入れ、百科図鑑、絵手本とした。

 1714絵本故事談、8巻

 1719唐土訓蒙圖彙(もろこし きんもうづい)、15巻

 1720絵本写宝袋(えほんしゃほうぶくろ)、9巻

 1729絵本通宝志(えほんつうほうし)、9巻

 1740画本鶯宿梅(えほんおうしゅくばい)、7巻 *芥子園画傳(かいしえん がでん)の影響

  1749運筆麁画(うんぴつ そが)、3巻 *即興の草画(そうが) (瀬田)私はとりません

 大岡春卜(1680-1763)*しゅんぼく

 1746明朝生動画園(みんちょう せいどうがえん)、 *明朝紫硯(みんちょう しけん) 合羽摺(かっぱずり)

 1720(享保5)軽筆鳥羽車、鳥羽絵三国志、鳥羽絵扇の的  *春卜でない

・京都諸派の諸絵手本(p.252) 中路定年(なかみち さだとし)、石仲子(せき ちゅうし) 僧古礀(こかん)

・享保(1730s)の文化的傾向(p.256)

・祐信の継承者(p.257)

 長谷川光信(-1730s-1750s-) 鳥羽絵(とばえ)

・上方(かみがた)の武者絵本(p.261)

 月岡雪鼎(1710-1786)(77) *せってい

・その大成と影響(p.262)

 下河辺拾水(-1760s-1780s-) *しもこうべ じゅうすい

二 重政(しげまさ)と蕙齋(けいさい)

・北尾派というもの(p.263) *重政は谷素外(そがい)に師事

 北尾重政(1739-1820)

・重政の業績(p.266) *弟子に政演(まさのぶ)(=京伝)、政美(まさよし)

 1773江都二色(えど にしき) 54図に88種類のおもちゃ

 1776青樓美人合姿鏡(せいろうびじんあわせ すがたかがみ) *春章(1743-1792)(50)と合作

・絵本のインベンター(p.269)

 北尾政美*(1764-1824) *まさよし 政美も立版古(たて ばんこ)がある(未見) 切り抜き 

 1789来禽圖彙 *陰影法

・蕙齋*(けいさい)の略画式(p.271) 

 1794(寛政6)津山侯・松平康哉のお抱え絵師として鍬形蕙齋(けいさい)

 1794(寛政6)諸職画鏡(しょしょく えかがみ)

 1797(寛政9)鳥獣略画式

 1800(寛政12)山水略画式

 1802(享和2)海の幸 (雁註)龍の宮津子、誤認

 1802(享和2)龍の宮津子(たつの みやつこ) 谷素外(1734-1823)(90)・俳諧 *魚貝譜(後版は俳諧を削除)

 1802(享和2)魚貝譜 *初版、龍の宮津子、俳諧を削除したもの (瀬田)見ていない

 1808(文化5)人物略画式

 1812(文化10)草花略画式 (瀬田)見ていない

 鳥瞰図 江戸全図  

三 おもしろい試み

・浮世絵のなかから(p.276)

 宮武外骨*(1867-1955)/此花(このはな) *がいこつ、亀四郎

1 影絵(p.277) 一、シルエット 二、物体に光を当てて障子に写す(影法師遊び) 三、竹串に刺し、スクリーンに写す

2 目付絵(めつけ)(p.278) 1730s享保年間 *十九番目 猿と兎(うさぎ)はおどり越して数えない

3 文字絵(p.280) へのへのもへじ へまむし入道 ほのぼのと…

4 塡絵(はめえ)(p.281) 國芳/人あつまって人となる

5 両面絵(p.283) 芳藤/あねさまづくし *切り抜いて両面で貼り合わせる

6 凧絵(たこえ)(p.283) *紙鳶(たこ)

7 判じ絵 國盛/さかなの はんじもの *難解なものも多い

四 北齋・廣重・國芳

・北齋(1760-1849)の位置(p.287) *浮世絵学 北齋画号一覧ほか参照

 1800(寛政12)東都名所一覧

 1800(寛政12)画本東都遊(えほん あづまあそび) 

 1801(享和1)潮来絶句

 1806(文化3)隅田川両岸一覧 

・北齋の絵手本(p.289)

 1 必ず動くものを描いている。2 量感のあるもの。 *割物(わりもの)、割り出し 円、角の規矩(きく)法

 1812-1814-1815(文化9-文化12)略画早指南(りゃくが はやおしえ) 

  *方と円に帰する 近代絵画理論に先駆けて解いている

 1814-1834(文化11-天保5)北齋漫画1-12編

 1816(文化13)三体画譜

 1817-1841(文化14-天保12)画本早引

 1848(嘉永1)絵本彩色通

・廣重(1797-1858)の戯画(p.292)

 1845-1851(弘化3-嘉永4)草筆画譜、全4 (瀬田)さらりとした味 

 1852浄るり繁花の図 大1

 1858古今浄瑠璃尽 大1 *浄瑠璃を惚けた戯画にしている

 1850-1867(嘉永3-慶應3)絵本江戸土産 全10

 双六 東海道だけでも12種類 

 値段 極上の奉書紙 50文

 國貞の役者 36文

 廣重の風景 24文

 凧絵、おもちゃ絵、戯画 16文

・國芳(1797-1861)の創意(p.294)

 5-6歳の頃から、重政の武者鞋(むしゃ わらじ)、政美の諸職画鏡を見て、自発自得 

 兄弟子の國直(1793-1854)の指導を受けた 

 嵌(は)め絵 人かたまって人になる 見かけは こわいが とんだいい人だ 人をばかにした人だ としよりのようふな若い人だ

 其面影程能写絵(そのおもかげ ほどよく うつしえ) 金魚と緋鯉(漁師と狸)

 猫飼好五十三疋(みょうかいこう ごじゅうさんびき)大3 *東海道五十三次の猫見立て

第六章 鼠・武者・花咲爺(p.307)

一 鼠の嫁入り

・鼠のパレード(p.309) *室町時代、可愛いねずみを擬人化して、子供向けの絵巻物、草子が出版された

1 1740c(元文寛保)西村重長/ねづみのゑんぐみ(柱題、よめいり)

2 1775c(安永)富川吟雪(ぎんせつ)/福鼠新嫁入雛形(青本)

3 1810c(文化)春川(しゅんせん)/鼠のよめ入

4 1840c(天保)二酔亭佳雪(かせつ)/福鼠嫁入咄

5 1860c(安政万延)一川芳員(よしかず)/鼠のこん礼(内題、新板鼠のよめいり) 

二 武者絵本

・英雄伝説の推移(p.321)頼光(よりみつ)、四天王。義経。曾我。公平(きんぴら)浄瑠璃

 赤本、黒本。頼光、義経、金時、景清、頼朝、鎮西八滝、弁慶、実盛、清盛、楠、信玄、天神、聖徳太子

1 1850c(嘉永)/頼光一代記

2 1858(安政5)/頼光記

   1870c(明治)/頼光一代記

・幕末の武者絵本(p.323)

三 花咲爺(はなさきぢぢ)

・物語絵本の推移(p.330)

1 1794(寛政6)/新玉はな咲物がたり

2 1818(文化15)/花サキ

3 1828(文政11)/花咲ぢぢ *はなさき

4 1850(嘉永3)/昔話花咲爺 *はなさき

第七章 遊びに遊ぶ(p.337)

一 遊びの記録

・風俗考証の集成(p.339)

 1830喜多村 節信(1784-1856)/喜遊笑覧  *ときのぶ *筠庭(いんてい) 全5(岩波文庫、索引)

・名古屋の記録者(p.345)

 小寺玉晁(1800-1878) * ぎょくちょう 名古屋

 1818-1842(文政1-天保12)/見世物雑志 

・名主の篤実な探求から(p.346)

 斎藤幸成*(1804-1878)*月岑(げっしん)

 斎藤幸雄、幸孝、幸成/江戸名所図絵 全7、20冊 *日尾荊山(1789-1859)に師事

 1839東都歳事記 全5

 1840聲曲(せいきょく)類纂 全5

 1848c-1850武江年表 全12 

 1872(明治5)百戯述略 稿本10冊

・掉尾(とうび)の大著(p.349)

 1853(嘉永6)喜田川 守貞*(1810-1868-)/守貞漫稿 35巻 *もりさだ 大坂の人 岩波文庫、5冊

二 江戸の子ども

・遊びに遊ぶこと(p.351) 豊かに時間をかけて遊びくらすこと 

 *内(うち)イ帰(け)へろ。蛙(けえる)が鳴くよ

 こままわし、かくれんぼ

・まま事そのほか(p.354)

・いたずらも遊び(p.358) あかり消し、品引き手、お尻のご用心

三 双六とカルタ

・盤双六*から紙双六へ(p.379) *ばんすごろく バックギャモン 

・道中双六そのほか(p.383) *子供出世すご六 

・いろはガルタというもの(p.388) *子供あそび双六 *漱石は「へ」 放屁する癖があった

付記 *本文改稿のためのメモ

何か御気付きの点があれば御教示ください。

酒井 雁高(がんこう) 浮世絵・酒井好古堂主人 学芸員 curator

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http://www.ukiyo-e.co.jp SAKAI_gankow,  curator,  professional adviser of ukiyo-e 文化藝術懇話会

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電話03-3591-4678  E-mail: gankow



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