浮世絵学01/落款(清信、清倍…)(役者絵)きよのぶ きよます_2005武藤純子/初期浮世絵と歌舞伎 : 役者絵に注目して 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]
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浮世絵学01/落款(清信、清倍…)(役者絵)きよのぶ きよます_2005武藤純子/初期浮世絵と歌舞伎 : 役者絵に注目して 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

2016-07-01現在

酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) [HP: ukiyo-e.co.jp]

◯2005武藤純子/初期浮世絵と歌舞伎 : 役者絵に注目して、笠間書院

書籍では、簡単に増補が出来ないが、DBならば広く活用でき、初期浮世絵*も、増補、訂正も簡単である。

研究者にとって、誠に有り難い。

◯初期浮世絵(役者絵)のDBから、纏めてみた。

武藤純子先生は、学習院大学で歌舞伎研究に携わっていた。その経験を生かして、歌舞伎の専門家として諸外国の博物館、美術館所蔵の役者絵を徹底的に調査しDBにした。しかし、役者絵だけで美人画などは含まない。

◯詳細について、下記を御覧下さい。

drmutojun.art.coocan.jp   武藤純子

同外題を含む、主要絵師に限って摘記した。

この初期浮世絵を一覧表にしました。合わせて参照して下さい。ukiyo-e.co.jp/10441

絵師   点数       刊年
————————————————–
清信1  65        1698-1724
清倍1     80        1704-1718
政信  202        1704-1756
鳥居   3        1717-1753
清倍2  363        1718-1737
清政   1        1718
清舛   1        1718
利信     141        1718-1742
清朝     23        1717-1723
清忠  21        1718-1744
重長        26        1721-1754
清信2   296        1725-1761
房信   1        1727
清重  55        1728-1763
———————————————— 紅摺絵
清満   508        1745-1762
豊信        93        1748-1758
清廣  151        1752-1760
清經  149        1757-1778
清里   4        1759-1761
重政         9        1760-1768
清久   2        1764-1764
清秀   1        1772
———————————————
合計        2195

◯この一覧表を見ると、刊年の1730s-1740sが抜けている。

これは初期浮世絵師が、紅絵、漆絵に続き、1730s、1740sの紅摺期にも活躍しているからであろう。

特に1730s、1740s、1750sまで活躍している絵師を考える必要がある。

◯懐月堂など美人画は含まない。役者絵のみ

主立った作品2,195点の内、約半分の1,000点は紅摺絵である。

それ以外の1,000点、つまり丹絵、紅絵など筆彩色の作品は極めて少ない。

制作数が少量であったこと、また残存が少ないこともある。

当時、紙の判型形態も一定していない。

いわゆる大々版は、紙を継ぎ、筆彩色であるから、大量生産ではなかった。

恐らく肉筆の掛軸に対抗して、簡便な紙本掛物を意図して制作されたものであろうか。

細絵、つまり奉書の1/3の形態が多い。

◯千葉市美術館で初期浮世絵展を開催(2016-02-28まで)している。

点数は少なく、色々な絵師が紹介されているが、紅摺絵、錦絵も含み、真の意味での初期浮世絵の実数は少ない。

何か御存知方は、御教示ねがいたい。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 Fax03-3591-4678

 



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